一ヶ月に2回満月を迎える月を「ブルームーン」という。 そのブルームーンを見ると願い事が叶う・・・・。






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「サラダ記念日」

...2018/05/22 22:16...

風薫る五月。
最近は強まる日差しに負けんぞといわんばかりに、
木々が一層青々しさを増してきました。この草木の
青葉の薫りが風に乗って届くので、「風薫る」 と表現
するわけです。逆に、この青葉の香りを運ぶ初夏の
風のことを 「薫風 (くんぷう)」 と言うんだそうです。

GWは、伊豆に住んでいる知り合いの招きで訪れた。
修善寺温泉で、日ごろの疲れを癒した。至り尽くせり
の持て成しを受けながらも、川端康成の 『伊豆の踊
子』 の舞台でもある 「旧天城トンネル」 や物語の舞
台となる場所を案内してくれた。川端康成が19歳の
時、実際に踊り子たちに出会った逸話は有名です。

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小説の舞台となった天城峠は、静岡県伊豆の下田街道の
河津町と天城湯ヶ島町との町境にあり、天城越えが最大の
難所でした。地元民の長年の願いにより、明治38年 (1905)
に開通。(上左) 小説にある、「暗いトンネルに入ると、冷た
い雫がぽたぽた落ちていた。南伊豆への出口が前方に小さ
く明るんでいた・・・」 の言葉通りに、トンネル内に入ると、最
初にその暗さとひんやりと冷たさを感じます。(下右) トンネ
ルを起点に伊豆の踊子の軌跡をたどってみると、学生と踊
子の像が、至る所にありました。(上右 ・ 下 左)

『伊豆の踊子』
川端康成の短編小説。川端の初期の代表作で、伊豆を旅
した19歳の時の実体験を元にしている。孤独や憂鬱な気
分から逃れるため伊豆へ一人旅に出た青年が、修善寺、
湯ヶ島、天城峠を越え湯ヶ野、下田に向かう旅芸人一座と
道連れとなり、踊子の少女に淡い恋心を抱く旅情と哀歓の
物語。孤児根性に歪んでいた青年の自我の悩みや感傷が、
素朴で清純無垢な踊子の心によって解きほぐされていく過
程と、彼女との悲しい別れが描かれています。

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湯ヶ野温泉の福田家。川端康成が 「踊り子」 を執筆し、
その後も何回となく訪れております。その泊まった部屋が
当時のまま残されており、当時と変わらぬ河津川のせせら
ぎの音を聞きながら、一時 「踊り子」 の世界を味わうことが
出来ました。「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に
近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら・・・」。
川端康成の 『伊豆の踊子』 の書き出しの有名な冒頭の
文章が色紙でありました。(下左) 文学的才能に乏しい
私でも名文だと思います。偉そうに・・・。(笑)

「伊豆の踊子」  作詞 : 佐伯孝夫 作曲 : 吉田正
  天城七里は 白い雨 
   あなたと逢えたは 峠の茶店
   わたしゃ踊り子 太鼓をさげて 
   湯の町ながす 旅芸人
   花もつぼみの 紅椿

帰って来て、「伊豆の踊子」 を図書館から借りて再読して
みました。踊り子と主人公のあまりの無垢さと純真さは下
卑た世俗と隣り合わせにされることで尚際立ち、その無力
さの中でぽろぽろと流す涙の音に、打たれるものがあります。
孤児意識の強い主人公の心がほぐれるさまは、清冽さが漂
う美しい青春の一瞬・・・・。あんな風に踊り子に出会ったら、
私の心もきっと癒されるだろうと思う。どこかしら懐かしい
日本を見るようで、この作品の 「伊豆の踊り子」 に感動を
呼び起こされました。そんなGWでした。

さて、20日にブログを更新しようと思っていたら、
思いがけなく友人からの電話。「浅草に居るから来い」 と。
そうなんです。20日は浅草で三社祭があったんです。
慌てて出掛けてしまい、ブログのこと忘れていました。(笑)
なので、お詫びを兼ねて、旅の話を追加して更新です。
良い人だなぁ~。(笑) 心も疲労もリフレッシュして
来たので、ボチボチとブログを再開します。宜しく!


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「サラダ記念日」

先日、朝のテレビで俵万智さんの 「サラダ
記念日の真相」 という秘話が放送されていた。
彼氏に料理を褒められてうれしい、はホントだけど、
実は料理はサラダではなく、カレー味の鶏の
から揚げで、日付も全然違う日なのだとか。

俵万智曰く、「メインがおいしいより、サブが
おいしい方がより記念日にすることに意義がある。」
「サラダがおいしい季節は初夏だなと思い、“ しちがつ ”
と “ サラダ ” という音の響きがさわやかなので決めた。
七夕という恋人のイベントの日ではなく、何でもない
日が記念日になることにより意味がある。」
「短歌は情報を正しく伝えるのが目的ではない、
気持ちをより効果的に伝えるものだから」 ・・・と。
さすがです。

歌集 『サラダ記念日』 は、当時高校の
教諭だった俵万智さんのベストセラー作品。
これほど評判となったのは、「この味がいいね」
と君が言ったから七月六日はサラダ記念日。
という一首をはじめ、短歌の常識を覆す口語体を
交えた軽やかで新鮮な歌風によるところが大きい。

「嫁さんになれよ」 だなんて 
カンチューハイ二本で 言ってしまっていいの

社会現象となった “31字” に秘められた
状況を詠んだ。俵万智さんは一躍、時の人に。

「サラダ記念日」 の選定過程を聞くうちに
中国故事の 「推敲」 の逸話を思い出しました。
昔中国の詩人が若い頃、ロバに乗って街を歩いて
いるとき、「僧は推す月下の門」 という一句が浮かび、
さらに 「推す」 のほかに 「敲く」 という語を思いつき、
ロバに乗ったまま夢中で手で門を押すまねをしたり、
叩くまねをしたりしたりして、どちらがいいか迷って
いるうちに、向こうから来た都知事の行列にうっかり
突っ込んでしまい、捕らえられてしまった。

彼が都知事の前で事の経緯を説明すると、
高名な詩人でもあった都知事は無礼をとがめる
ことなく、「それは 『敲く』 の方がいいだろう、
月下に音を響かせる風情があって良い」 と言った。
このことから 「文章を書いた後、字句を良くするため
に、何回も読んで練り直すこと」 を 「推敲 (すいこう)」
という・・・っていう、アレです。恩師から聞いた話。

なるほど・・・・伝える努力、か。
私もブログで文を打ちまくってますが、
果たして読み手をその気にさせているだろうか?
そういえば入社時 「文書は入社3年生をターゲット
に書け」 と指導された事があった。なんとか独り
立ちできるレベルの誰にでも分かるように、かつ
時間をかけずに読めるように、「伝える努力」 を
もう一度向き合う必要があるなぁ・・と
反省した朝でした。 心を込め・・・・改めて、

ちょっとした幸せな風景
あたたかな気持ち 
風船に乗せてとばします
拾ってくれた人の心に
ほんわかと届きますように・・・・。


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世界最大級の超大型豪華客船
     外国客船3隻が横浜に同時入港 2018

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近所のカメラ好きの方に、世界最大級の超大型豪華客船3 隻が、
横浜港に同時入港するので、と誘いを受けた。この同時入港に
魅力を感じ、お供することにした。客船を見るのも悪くない。 まし
てや世界最大級となると興味が湧いてくる。久しぶりに横浜港へ
出かけました。ゴールデンウイークの初日、4月28日の土曜日
のことでした。ちょっと紹介します。お楽しみに!

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通用は1隻か2隻なのですが、贅沢にも今回は3 隻が同時入港。
つまり、一度に豪華客船を3隻も観られるという、またとないチャン
スなのです。船好きの方なら胸躍る出来事でしょうか。

今回、入港したのは英国船籍の 「ダイヤモンド ・ プリンセス」。11万
トン級。(上) 「MSCスプレンディダ」 は13万トン級で横浜港初入港。
(下左) また4月1日に初入港し、4月2度目の 「ノルウェージャン ・
ジュエル」。9万トン級。(下右) 世界最大級の豪華客船はめったに
見られません。船旅と言うとタイタニックの映画のワンシーンのような
優雅な船旅を思い浮かべます。食事などによって服装も違ってくる
とか。私には無縁な世界ですが・・・・。(笑)

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通常、横浜港に寄港する客船は、この横浜ベイブリッジ (上) を通
って入港します。しかし、ベイブリッジの海面と橋の下部との間隙は
55メートルしかありません。今回、入港する 「MSCスプレンディダ」
の高さは66.80メートル。横浜ベイブリッジの下を通過できないの
で 「大さん橋 (国際客船ターミナル)」 には入港できず、貨物埠頭
の 「大黒ふ頭」 の方に着岸します。

「大黒ふ頭」 は横浜ベイブリッジの港外にあり、一般の方が立ち入る
ことが出来ないため、船を使って見学するクルーズしかありません。
(下右) 見学する船は色々あったようですが、私たちは小型の船で、
海上観覧クルーズを利用しました。なのでライフジャケット (救命胴
衣) の着用です。横浜ベイブリッジを潜ると、「MSCスプレンディダ」
が見えてきました。(下左) 大きいというより、デッカイという感じです。

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小型船はデッキに椅子が備えられていて、天井もなしなので条件
としてはよい環境だと思います。時々、波が荒くなり、久しぶりの船
にちょっとビビりました。(笑) 徐々に近づいて見上げると、その大
きさに圧倒されます。(下) スペイン風を取り入れた現代的なデザ
イン。ワンランク上の上級客室専用エリアもある豪華客船なそうです。

「MSCスプレンディダ」
総トン数 : 137.936 トン
全長 : 333.30 m 全幅 : :37.92 m  高さ : 66.80 m
乗客定員 : 3247名 乗組員数 : 1370名
船籍 : パナマ  就航年 : 2009年  横浜港初入港

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全長が333メートルということなので、東京タワーを横にした長さ
です。 海を走る姿は、まるで巨大なビル群のようです。ワァ、でか
~い。暫し、その大きさに写真を撮るのも忘れていました。我に返
って、皆さん写真を撮りまくりです。最初に見えた時は岸に建つビ
ルかと思いました。だんだん近づくと、その大きさに感動します。
私も10万トン以上の客船は、これで2度目です。今回の 「MSCス
プレンディダ」 は、3月にドバイを出発してUAEアブダビに向かい、
オマーン湾のマスカット経て、計8カ国13カ所に寄航するグランド
クルーズを終え、4月27日に日本に初寄港したようです。

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船内は、スワロフスキーを敷き詰めた階段がある華やかなアトリウム
が特徴的で、広々としたシアターで上演されるのは、ダンスやアクロ
バットを中心としたショー。多国籍の乗客も楽しめる内容になってい
るようです。注目は、「MSCヨットクラブ」 と呼ばれるVIPエリア。専用
キーを使って入る空間には、ピアノの生演奏も披露される専用のラ
ウンジ、バー、プールなどがあり、「船内の別世界」 と言うべき優雅
な雰囲気が漂い、24時間バトラーサービスが利用可能のようです。

創業者アポンテ一家が、イタリアのソレントで海に関わるビジネスを
始めたのは今から300年以上前のこと。以来、長年にわたり経験と
知識を培ってきたこの船主・船長一家は、後にMSCクルーズを創設。
現在、非上場企業としては世界最大のクルーズ会社なんだそうです。
年間を通じて地中海及びカリブ海を航行しており、また季節によっ
て北欧、大西洋、カリブ海 ・ キューバ、アンティル諸島、南アメリカ、
北アフリカ、ドバイ、アブダビ、インド等を航行しているそうです。

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クルーズは、時間を最も贅沢に過ごせる旅なんだそうです。航空
機であれば1時間で移動できる距離を、客船は1日かけて移動し
ていきます。狭い座席に押し込められ、時間的な効率を求める旅
ではなく、いかに 「心地よい時を過ごしていただくか」、客船はそ
のことだけを考えて、お客様を迎えているんだそうです。何とも贅
沢な旅なんですね。山下公園からの眺めで、右側の船が氷川丸、
左側の客船が、次に紹介する 「ノルウェージャン ・ ジュエル」 。

氷川丸は、日本郵船が昭和5年(1930) に竣工させた1万トン級
の貨客船です。北太平洋航路で長らく運航されました。戦前より
唯一現存する日本の貨客船であり、船内のインテリアなども含め
て貴重な産業遺産であるため、平成28年 (2016) に国の重要
文化財 (歴史資料) に指定されています。 氷川丸の船名は、
大宮氷川神社に由来します。一般公開されています。

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「MSCスプレンディダ」 を見学のあと向かったのが、山下ふ頭に停
泊している 「ノルウェージャン ・ ジュエル」 を海上から見学。横浜
港には今年4月1日に初入港したばかりです。これも大きいですね。
マリンアワーが小さく見えますね。(上) 横浜ベイブリッジの向こう
には13万トンの 「MSCスプレンディダ」 が、手前には 「ノルウェー
ジャン ・ ジュエル」 が・・・絵になりますね。(下左) 小さい船は小
回りが利くのでいいですが、でも、揺れの凄いこと船酔いしそう。(笑) 

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山下ふ頭に着岸しているので、山下公園からも見られましたが、船
尾からの眺めでしたから、洋上からの眺めは最高です。(上) 民間
船舶では、船首に所属を示す社旗を掲げ、船尾には船籍である旗
を掲げます。「ノルウェージャン ・ ジュエル」 はバハマ船籍なので
パナマの国旗が掲げられます。(下) 何処の国の船か分かります。

「ノルウェージャン ・ ジュエル」
総トン数 93.502 トン
全長 : 294 m  全幅 : 32.20 m
乗客定員 : 2.376名  乗組員 : 1.069名
就航 : 2005年  船籍 : バハマ  4月1日に横浜港初入港

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船には退屈知らずのエンターテイメントが満喫のようです。洋上初
のボーリングレーンも備える複合アミューズメントスペースは、昼は
スポーツバー、夜はナイトクラブとムードを変える、エネルギッシュ
な遊びどころとなっているそうです。活気に満ちたブリスウルトララ
ウンジで踊るダンス。 シャンパン、日本酒、スコッチに舌鼓。 トロピ
カルカクテルを飲みながらプールサイドでリラックス。パブでプレー
するビリヤード。気分次第で、誰かと会話を楽しむのもいいでしょう。
思いのままに寛ぎが出来て、クルーズライフに彩りを添えます。

お好みのダイニングで、お好きな時間に食事を楽しんでいただけ
るのが、ノルウェージャンクルーズラインのフリースタイルダイニン
グという。イタリアン、アジアン、フレンチ、ステーキハウス、寿司、
鉄板焼などの豊富なチョイスから選びいただけるようです。キャビ
ンでゆったりと過ごされたい場合は、無料のルームサービスも
あるようです。何とも贅沢ですね。

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この船は、船体の華やかなデザインが特徴的でした。(上)  客船
の最上階は、設備の整った高級感あふれる客室のようです。コン
シェルジュや24時間専属のバトラーサービス、専用のサンデッキ
も利用出来るそうです。新鮮な潮風にあたりながら楽しめば、一日
心穏やかに過ごせるますね。バルコニーで、移り行く美しい景色を
眺めて、非日常感に浸る。クルーズ旅行で気になるドレスコードも、
この船では心配無用とか。ドレスコードは一切無いようです。好き
な服装で、気楽な船旅が楽しめる。えんび服を持ってないから、
私的には嬉しいですね。(笑)

「ノルウェージャン・ジュエル」 は5月1日20時に次の寄港地に向
けて出港。横浜には4月末と10月と今回を含めて2018年中に
4回寄港する予定のようです。その後、シンガポールに回航して
改装工事に入り、その後ジャワ海、オールトラリア近海と回って、
2019年春に再び日本に寄港する予定のようです。

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普通の旅行と違って、船のクルーズには必ず最初にやらなくては
いけないことがあります。それが 「避難訓練」。日本船も外国船も
国際海事法に定められていて、避難訓練をせずに出航することは
できません。以前は出航後、乗客が少し落ち着いてから避難訓練
を行うこともあったようですが、出航して間もなく、座礁事故を起こ
したため、“出航前” が義務付けられたようです。乗客は避難訓練
に参加するよう義務つけられてもいます。

「これから避難訓練を始めます。次のような警報が鳴ったら、客室
にあるライフジャケットを着て、デッキに出てジャケットに書いてある
記号、番号 (客室のドアにも記載されている) の場所まで行ってく
ださい 」 という船内放送が流れるそうです。 集合した乗客は名前
または客室番号を呼ばれる全員点呼を取られます。その後、ライ
フジャケットの機能説明、緊急時の笛の使い方などのレクチャーを
受けます。映画 「タイタニック」 のケイトも笛で助けを呼んで発見さ
れました。大事な事項なのです。船長による船内放送で緊急事態
時の心得などの説明があり、訓練は終了ということです。

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「船名」
船の船首には必ず船名が記載されています。(上) 船首の右舷側
のみ文字の配列を船首から船尾方向に読めるようにするため日本
船は、右から左へと書くのが一般的で、外国船の英語表記は左か
ら右のままのようです。船体には運航会社のロゴが入っているのも
あります。(下左) また煙突の部分やバルコニーにも表示されてい
ます。(下中) 船尾には船名と船籍湾名が義務付けられています。
船尾の船名の下に船籍港を表記なので、この船の母港はロンドン
ということになります。(下右)

船の船首や船尾には日本丸、飛鳥など船名が書かれていますが、
たいていは船が進水するときに、その船の持ち主によって命名され
ます。船名は地名や都市名、花の名前、会社名をそのままつかった
ものなどさまざまですが、日本の船は日本語 (漢字、ひらがな、カタ
カナ) で書くことが決められているようです。日本以外では人名を付
けるため、当然ながら女性名を命名した船が多いようです。船は女
性名詞として扱われ、男性が産める唯一の娘ということらしいです。

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現代の船の種類は多種多様です。しかしブリッジやマスト、船首の
形状など、個々の部分をみれば、その基本的な形はどの船もそう
違わない。そんな中で、最も個性的で装飾的といえる部分が客船
の煙突のようです。排気口を翼のように左右に張り出させたもの、
いくつもの排気管をパイプオルガンのように並べたもの、その形状
は様々で、かつての船首像に匹敵する現代の客船のユニークな
シンボルとなっているそうです。

「煙突 (ファンネル)」  (上)
石炭焚きからディーゼルエンジンの時代になって、船の煙突から
吐き出される煙の量は極端に少なくなり、実際に排煙の機能を持
つ部分は、ごく細いパイプでこと足りるようになったようです。この
ため現在では、一般に煙突と呼ばれている部分は、厳密には煙
突ではなく 「煙突の囲い」 にすぎない。これは化粧煙突と呼ばれ
ているそうです。昔の様に煙突から煙がモクモクは無いわけです。
「ブリッジ (船橋)」  (下)
船長の指揮の元で操舵手や航海士によって舵輪が操作され、これ
らの主たる航海当直要員が周囲の海上を見張りながら適切な操船
を担うための指揮所として、現在の船橋となったようです。 英語の
"Bridge" から日本語でも 「ブリッジ」 と呼ばれることが多いです。
後方が見渡せるように船の両サイドに突き出ています。(下右)

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岸壁に停泊した船の係留索 (もやい綱) の船側の部分や係留に
金属でできた円盤のようなものが取り付けられていることがあります。
接岸中にロープを伝って船内にネズミが侵入するのを防ぐための
もののようです。

「ラット ・ ガード」  (下)
これはラットガード (ネズミよけ) と呼ばれるもので、ロープを伝って
船内にネズミが侵入するのを防ぐためのものです。船内の食料ば
かりか積荷までも食い荒すネズミは、船にとっては大敵で、ラットガ
ードを取り付けても、なお侵入してくるネズミを退治するために、か
つては世界のほとんどの国の船がネコを乗船させていたといわれ
ます。船内でのネズミ退治に活躍するネコの役割は、それほど重
要だったわけです。こうした習慣は、世界中にネコが広まる上でも
大きな役割を果たしたようで、遣唐使船などに乗って日本に渡って
きた中国産のネコも多かったらしいです。ソファーの上で退屈そう
にアクビをしているあなたの家のネコも、かつて世界の海を股に
かけて活躍した勇敢な船乗りネコたちの子孫かもしれませんね。

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船の世界には、国や言葉の違いをこえた、独特の表現方法があり
ます。船を近くで見ると、船名のほかに船体には様々な文字や数字、
マークが描かれています。それぞれに世界共通の意味があり、船が
港に入ったときの対応など、大きな船体を取り扱う上で役立ちます。

「バルバスバウマーク」  (上左)
水面下の船首の形をあらわすマークです。バルバスバウは水の抵
抗を減らして船がなめらかに進むように考えられた船首の形です。
(上右) バルバスバウ (球状船首) が海面下に沈んでいると、小型
船が気付かずに衝突する危険があるので、マークを付けて注意を
呼びかけます。
「スラスターマーク」  (下右)
スラスターは船を横方向に動かすための動力装置です。(下左)
大型客船は、港での接岸、離岸時に小回りのきくタグボートなどの
助力を必要とします。しかしタグボートでは手配の手間やコストが嵩
み、これを省くためスラスターが設置されています。小型船が、船の
側方を通航する場合に思わぬ水流を受けて事故が起きないように
するために位置を明示するマークです。

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「救命ボート」
船に救命ボートが設置されているのがわかります。救命ボートとは、
船舶の海難・水難事故時における脱出用や、水害発生時の被災者
を救出するための小型ボートのことです。救命ボートや救命いかだ
の場合、脱出後の漂流 に備えて様々な物も備え付けられています。
代表的なものに非常食や通信機、飲料水、釣具や医療キット、発煙
浮信号捜索隊に存在を知らせる海面染色剤などがあるそうです。
救命ボートを軽視して乗船人数分の半分程度しか用意していなか
ったために大勢の犠牲者が出たタイタニック号の沈没事故を教訓
に、現在の船舶では、本船乗員乗客数以上の救命ボート定員確保
が義務付けられているそうです。

膨らんで利用されるカプセル型救命艇もありました。(下右) 
一見、ビール樽のような形ですが、白い筒型のものです。いざという
時は、付いている紐を外して海に落とすと海に浮いて屋根付きのボ
ートになります。ちなみに韓国のセウォル号の事故で救助に来た人
が、このボートを海に落とそうとしてもできなかったのは、船の売買
が行われて運ぶ際にしっかりと固定していたものをそのままにして
いたため、使えなかったと言われています。点検を怠ったわけです。

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朝日が昇ると、最上階のデッキにある専用コースでランニングをす
る人など、クルーズ船での過ごし方は皆さまざまのようです。自分
のリズムで思い思いに自由に過ごす。これこそがクルーズ船なら
ではの楽しみ方といえます。クルーズには 「豪華な旅 」 というイ
メージがつきまといますが、ぐっと身近になったクルーズの旅。
ぜひ一度、その魅力を味わって見たいものです。

日本で船旅といえば富裕層の娯楽のイメージが強いが、外国客船
の比較的手軽な価格のツアーの登場で、アジアでクルーズ人口が
増加。港を持つ自治体は、大型客船の寄港による経済効果を狙っ
て誘致合戦を展開しているようです。一つの町の人口規模の客が
一度に訪れることになりますから、乗客や乗務員などが下船して街
で一人で3万円を使ったとして、一回で1億何千万円にもなるわけ
ですから、まさに経済効果が抜群なわけです。大型船を係留でき
る設備の整っている寄港予定地は大きな関心事のようです。

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「ノルウェージャン ・ ジュエル」 を見学した後は、大桟橋に停泊し
ている 「ダイヤモンド ・ プリンセス」 へ向かいます。(下右) 海上
からの眺めが素晴らしいです。大桟橋の上には人影が見えます。
(上) 船尾の姿は実に大きく見えます。(下左) デッカ~い。
ダイヤモンド ・ プリンセスは、海面から54 m の高さがあるので、
ギリギリでベイブリッジの下を通ってきたようです。

実は、この 「ダイヤモンド ・ プリンセス」 は日本生まれの大型豪華
客船なんだそうです。三菱重工長崎造船所で建造、「日本造船史
上最大客船」 として堂々デビュー。5カ所のメインダイニング、屋外
プールはもちろん全天候型の屋内プール、三層吹き抜けのアトリ
ウムなど、設備充実のメイド ・ イン ・ ジャパン客船として日本人に
親しまれてきたのが 「ダイヤモンド・プリンセス」 なんだそうです。

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ダイヤモンド ・ プリンセスの外観的特徴となっている船体幅をはみ
出すほどに長い 「ブリッジウィングエリア」。(下右) 最近の大型船
に多いようです。後方が見渡せるのが便利です。現代大型リゾート
客船が少しでも船内容積を確保しようとした結果生まれた 「箱のよ
うなお尻」 スタイルをした船尾。(下左) こちらも大型船のほどんと
が 「箱のようなお尻」。(笑) 英国船籍の商船であることを示す 
「レッド ・ エンサイン」 が翻ります。(下中)

「ダイヤモンド ・ プリンセス」
総トン数 : 115.875 トン
全長 : 290m  全幅 ; 37.50m
乗客定員 : 2.706名  就航 : 2004年  
船籍 : 英国  2013年5月横浜港初入港。

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横浜大さん橋のウッドデッキ越しに見る 「ダイヤモンド・プリンセス」 。
船の上層部分ですが、ビルやマンションが立ち並んだ感じです。
これが船ですから驚き。動くビル群という感じでしょうか。

「ダイヤモンド ・ プリンセス」 の船内を歩くと、まるで 「ホテル」 そのま
まなそうです。 設備はプール、劇場、シアターや、ショッピングモール。
カフェやバー、レストランも多数あり、見て歩くだけでも気持ちがわくわ
くするようです。日常から離れて過ごすクルーズの旅は、時に曜日を
忘れがちになります。デッキで食事ができるレストランもあり、天気が
良ければ朝食や昼食をデッキで楽しむ。世界的に有名なシェフが料
理を手がける店もあり、あえて着飾って特別な時間を過ごすのもクル
ーズの楽しみ方のひとつ。高級ホテルのような船内に圧倒されつつ、
その魅力を思う存分に楽しめるようです。我々、庶民は無理かな~。

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遊覧船と比べて、いかに大きいかわかります。11万トンですからね。
クジラの様な口ばしの船首。(下左) よく見ると回路になっているん
ですね。(下右) 人影が見えました。さぞや気分も最高でしょう。

2014年から日本発着のクルーズ航路に就航し、以来2017年まで、
いずれのクルーズプランもほぼ完売という人気ようでs。プリンセスク
ルーズは、すでに2018年のクルーズプランを発表し、これまでの4月
~11月に加えて、2019年の2月と3月にも日本発着クルーズを追加
するなど、「乗りたいのに乗れない」 という声に応えるべく、日本向けク
ルーズのシーズンを延長したんだそうです。金持ちが多いんですね。

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「ダイヤモンド ・ プリンセス」 は、米企業プリンセスクルーズが運航
する英国船籍の外国船なので、乗船する場合は寄港停船中であ
っても出国扱いとなるようです。旅行会社などが企画する通常の
船内見学会のみであっても、パスポートの提示と出国手続きが必
要なんだそうです。船内はすでに外国なんですね。海外旅行に
つきものの大きな荷物は船室に残し、日中の寄港地での観光を
身軽に楽しめるのです。陸上の移動では毎日のようにしなければ
ならない荷解き、荷造りから開放され、その日の気分で船内でも
楽しめる。クルーズは一見効率が悪いように見えて、実は大変合
理的な旅の形ともいえる旅なのです。

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何より、クルーズほど旅らしい旅はありません。スーツケースに収め
てきた洋服や靴はクローゼットに収納すると、自分の部屋になった
という実感がわくようです。その部屋を寝起きしながら刺激的な船
旅を過ごすと思うと期待に胸が高まります。 港 に別れを告げる。
汽笛がこだまする中、遠ざかっていく景色はこの上なく旅愁をかき
たてます。そしてまたゆったりとした時間の流れの中で、船からで
しか見ることのできない光景を楽しみながら、次の寄港地で色々
な出会いへ、思いを馳せる時間もあるのです。あ~船旅したいね。

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海上観覧クルーズを終え、久しぶりに山下公園をちょっと散策。
この日は土曜とあって、混雑? と思いきや、のんびりと過ごす方
が結構いました。「MSCスプレンディダ」 の13万トン級で横浜港初
入港しているにも関 わらず、やっぱり 「大黒ふ頭」 は行けないので、
諦める人が多かったようです。潮風の心地よいこと・・・・やっぱり海
は広いな大きいな。

野口雨情作詞の物悲しい童謡 「赤い靴」 をモチーフにした銅像が
ありました。で、歌に登場する少女が、膝をかかえて海を見つめな
がら物憂げな表情を浮かべています。歌詞の中に 横浜の波止
場から船に乗って~とあるので、この横浜の山下公園に設置され
たのでしょう。「異人さんに連れられて行っちゃった~」。私も異国
に船旅したくなりました。




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