一ヶ月に2回満月を迎える月を「ブルームーン」という。 そのブルームーンを見ると願い事が叶う・・・・。








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「悲しきかな児童虐待」

...2017/09/24 08:27...

23日(土) は、秋分の日でした。
昼と夜がほぼ同じ長さになる日といわれており、
この日の前後7日間が 「秋の彼岸」 となります。

「暑さ寒さも彼岸まで」
春ならば余寒の寒さも薄らぎ春らしくなり、
秋ならば残暑もしのぎやすくなる時期であると
昔から言い習わされて来た言葉です。やはり、
「暑さ寒さも彼岸まで」 なのでしょうか。
今朝の東京は、いくぶん涼しいくらいです。

彼岸には、お墓参りに行く風習があります。
実は、春分と秋分の太陽に関係があるようです。
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界
を 「彼岸」 といい、その反対側の私達がいる
世界を 「此岸 (しがん)」 といいます。

そして、彼岸は西に此岸は東にあるとされており、
太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、
先祖供養をするようになったといいます。

迷い、悩み、煩悩に惑わされている人間が、
悟りの世界と通じるときですから、暑さ寒さや
それに伴う様々なつらさも、彼岸のころには
和らいで楽になると考え、励まされていたのでしょう。
自然に寄り添う暮らしの中で、「暑さ寒さも彼岸まで」
という言葉の深さが身に沁みますね。

昔と比べて気候が変化しており、従来の季節感
とのずれを実感することが多くなりました。
秋の夜長に・・・・・って昔の人が言ったとおり、
これから良い季節を満喫したいものです。


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「悲しきかな児童虐待」

「私達はこれほど子どもをかわいがる人々を
見たことがない」。幕末から明治に来日した欧米人の
多くが驚いたという。 大人たちがいつも子どもを抱き、
背負い、遊び、連れ歩き、 玩具を与えていた。
他人の子も愛情をもって世話をする。

夜、家の中で親子がむつみ合っているのを見て、
親の愛情の細やかさに感心したという。日本を訪れて
の欧米人の感想である。貧しい時代だから悲惨な境遇
の子も多かったはずだ。 だが、大人が手をかけて大事
に子どもを育てている。大人たちの子どもへのまなざし
の優しさは、欧米人の心に深く刻まれたのだろう。

時は流れ、人の暮らしは変わっても、そのまなざしだけは
残っていると思っていたい。だが、それにしては耳をふさぎ
たくなる児童虐待が増える一方だというのはどうしたことだろう。
子どもは泣くのが仕事。手がかかり、うるさいし、それが当たり前。
そんなことは誰でも分かっているはず。
親を選べず、事件に巻き込まれた子どもだけが災難だ。

先日、知人が虐待のあった裁判を傍聴して来たという。
普段、裁判なんて無縁な私たちだ。興味をもって話を
聞いた。裁判の傍聴は特定の方たちだけかと思って
いたが、実は誰でも傍聴できるようだ。

シーンと静まり返った部屋で、裁判長の声が響く。
被告人の声が低く重くのしかかる。咳をするのさえ憚れる
緊張の連続だという。いつもテレビで見るドラマのシーン
とは違う感想を持ったようだ。

私たちは、事件が起こるたびに、その後の様子や
なぜ起きたかほどんと知らずに過ごしてしまうものだ。
我が子を虐待し続け、あげくに死なせた事件である。
全容が明らかになるに従って怒りがこみ上げてきた。
普通の神経ではとても考えられないような所業である。
体が震えたと言う。

子殺しは決して現在特有な事象ではない。
確かに昔もあった。しかし、その理由はずいぶんと
変わってきた。うるさいから、邪魔だからといった
ほとんどおもちゃを壊すがごとき安易さである。
親が子どものままなのだ。

現代の育児事情は母親の比重が高く、夫の帰りが
遅かったり核家族や実家から離れていたりと、一人で
育児の決断の連続をしのいでいることが多いとも聞く。
毎日緊張を強いられ、母性が伸び花開いていくという
理想とかけ離れた状態にあるのだろう。
その中で心がぽきんと折れることも、子どもに
愛情がむかない時もあるかもしれない。

この状態の母親なら救いを求める力さえ残っていません。
そのタイミングで誰かに声をかけてもらって救われること
もあるし、手を差しのべられれば張りつめていた糸を
緩めることもできるのに。その時に誰かがいたら、
事件は子どもの未来も変わっていたかも知れない。

人の寿命は今85歳くらいだろうか。
わずか15年間、子育てに時間を費やすだけだ。
いい子に育てば、一人でも自立して生きていくものです。
子どもの泣き声が聞こえると気になるのは母親だけではあるまい。
救える命を優しい大人のまなざしで包んであげられぬようでは、
世界一の子ども好きと目されたご先祖様に恥ずかしい。 

周囲に 「お母さんが好き」 と話していた女の子。
その母親の手で短い人生を絶たれた日は誕生日だった。
どんなに虐待されようと子どもは、親が大好きなのである。
子どものこの気持ちが、いつ親に届くのだろうか。

子どもと言えども、「命」 大事だよね!

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特別展 「深海2017」  国立科学博物館
  ~最深研究でせまる ”生命” と ”地球” ~

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7月から始まった国立科学博物館の特別展 「深海2017~最深
研究でせまる ”生命” と ”地球” ~」 に行ってきました。 深海展と
いえば、ダイオウイカブームが最高潮に達した2013年の夏に行
われたことを記憶の方も多いのではないでしょうか。あのときは
「イカ大王」 なる謎キャラまで登場し、展覧会は大いに盛り上がり
ました。 今回も混雑すること間違いなし、時期を見計らってやっと
行って来ました。深海のさまざまな魅力が伝わる充実ぶりでした。

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特別展 「深海2017」 は50万人目の来場者を迎えたという人気。
夏休み中は凄い人出だろうとジッと我慢の子でした。(笑) チケッ
ト購入も混雑するだろうと上野駅構内の売り場で購入。(下右) 
会場ではチケット売り場に行列が出来て時間がかかりそうでした。
案外、上野駅構内のチケット売り場は知らない人が多いですね。

「国立科学博物館」
湯島聖堂内に博物館を設立したことに起源をもつ国立科学博物館
は明治10年 (1877) に創立された日本で最も歴史のある博物館
の一つで、国立の唯一の総合科学博物館です。自然史および科
学技術史研究機関として活動しており、452万点を超える貴重な
コレクションを保管しています。今年で140年を迎えます。

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会場に入るとまず感動するのがこちらのゲートです。深海展らしく、
こんな入口です。これから深海の世界へと潜っていくのだと実感し
ます。本来なら人間が足を踏み入れてはならない場所・・・・。この
一文でワクワク。ミステリアスで楽しみです。

深海と私たちの生活を結び付けて考えることは難しく思えるが、
実際は密接に関係しています。地球の中心部に一番近いのが深海だ。
深海を調べることは、地球生命のすべてを知る手掛かりとなる。深海の
生物にとどまらず、海底資源や生命の起源もわかります。いわば深海
にはお宝が埋まっているのです。現在、深海を調査することの重要性
が広く知られるようになり、その謎を解き明かすために様々な取り組み
が進められているようです。

特別展 「深海2017 ~最深研究でせまる “生命” と“ 地球” ~」
会期    :   2017年7月11日 (火)~10月1日 (日)
会場    :   国立科学博物館 (東京 ・ 上野公園)
開館時間 :   午前9時~午後5時 ※金・土曜日は午後8時まで
入場料   :   一般 ・ 大学生 1,600円、小・中・高校生 600円、

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「深海ってどんなところ?」
水圧は、10m もぐるごとに1気圧ずつ増えます。水深1000mで、
約101気圧、水深6500m では約651気圧で、1cm2 に約650kg
の力がかかります。例えると、小指の先にお相撲さん約4人が乗っ
かるほどの圧力となります。深海はとても寒い世界です。深海の温
度 (水温) は水深約1000m で2~4℃ となり、それより深い海で
もほぼ一定です。深海は太陽の光が届かない暗黒の世界です。
太陽の光は、水深200m 程度で海面の0.1%になり、水深1000
m 前後では100兆分の1程度のわずかな光になります。これは生
物が検知できる光の限界だとされています。その先は、完全な
「暗黒の世界」 です。

こちらは世界の深海底泥や砂などの堆積物。(上右) 色や粒の大
きさが場所によってこんなにも違うなんて、海はつながっているのに
不思議ですね。深海にはどれほどの圧力がかかるのかを分かりや
すく表現したのが、水圧でつぶれたカップ麺の容器やペタンコに潰
れた金属バットが展示されています。(下) 深海は冷たく暗いだけ
でなく、高圧な世界でもあるのです。

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「発光生物」 はなぜ光る?
生物が化学反応によって放つ光を「生物発光」 と呼ぶ。生物発光を
する生物は陸上から海の中まで)数万種にも及ぶが、とりわけ深海
の生物においては、90%以上の種が生物発光をするといわれる。
深海生物でも、ホタルのように発光を利用して雌雄が出会う例は知
られているが、それ以外の役割も数々の仮設として提唱されている。
発光によって攻める ・ 逃げる ・ 隠れることで生き延びてきた生物が
いる一方で、姿を隠した生物を見破るものまでいる。 深海生物は
生き残るために発光しているのです。

「4K超高感度深海カメラ」 (上左) 
ハイビジョンの4倍精細 (4K) で、通常のカメラと比べて600倍も高
感度。水深1000Mまで潜航可能、高性能ズームと首降り機能を駆
使して、深海生物の生きた姿や生物たちが放つわずかな光を克明
に捉え、深海の生物発光の研究に役立てます。
「チョウチンアンコウ」  (上右)
深海魚の中でも知名度が高い種のひとつ。チョウチンは獲物を誘う
ための誘引突起と先端の擬餌状体からなり、擬餌状体には発光細
菌が共生し、擬餌状体から延びる細かい枝の先端と根元が光ります。
発光で獲物に忍び寄る、おびき寄せるタイプ。
「コウモリダコ」  (下左)  
コウモリダコは、タコの祖先に近い 「生きた化石」。8本の腕は傘膜で
繋がっています。腕には吸盤のほかに触毛という柔らかい突起があ
り、吸盤から出す粘液でマリンスノーをまとめ、触毛で口に運びます。
ひれの後ろと両眼の間、腕の先端に発行器があり、そこから粘液状
の発光物質を放出します。
「クロカムリクラゲ」  (下右)
円錐状で高さ10 cm 程度の傘を持つクロカムリクラゲ。傘の内側が
黒いためにこの名前になりました。この黒い部分の内側に胃があり、
発光する動物を食べても光が外に漏れないようになっています。一
方、クラゲ自身は、何か刺激を受けると傘の表面から星屑のように
光り輝く青い粉を波状に発します。この光で相手を威嚇しているの
では? とも考えら れています。発光で逃げるタイプ。

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「水深ごとの深海生物図鑑」
ずらっと深海生物の標本が並ぶ 「水深ごとの深海生物図鑑」 は、
深さが変わると生物の種類や特徴が違い、比べてみるのも面白か
ったです。甲殻類、貝やナマコなどの海底生活者など、各種取り
揃えられていたのですが、なかでも奇妙なものがベニオオウミグ
モでした。 (上右) ほとんど脚ばっかりで、いったいどこが頭でど
こが胴体なのか。この前、ウミグモは 「脚呼吸」 するというニュー
スも報じられていました。実に不思議です。

「水深200~1000 m の上部漸深海帯中層の生物」 (上左)
生物の分布区分から 「上部漸深海帯」 と呼ばれ、太陽の光は深い
ほど水中に吸収され消失するが、この水深帯ではまだわずかに明
るさが残っています。弱い光を感知するため、巨大な眼をもった生
物がいます。赤い体色の動物が多いようです。
「水深1000~3000 m の下部漸深海帯 ・ 漸深層の生物」 (上右)
大陸棚から深海底へと続く大陸斜面の下層部分にあたり、生物の
分布区部では 「下部漸深海帯」 と呼ばれ、太陽の光は極めてわ
ずかしか届かず、水温も大きく低下します。表層からの有機物の
供給も乏しく、生物の種数や数は徐々に減少していきます。
「水深3000~6000 m の深海帯 ・ 深層の生物」 (下左)
大陸斜面が終わると、大洋低あるいは深海平原と呼ばれる平坦な
海底となります。地球全面積の半分以上を占める 「深海帯」 です。
太陽の光は全く届かず、眼を持たない種や体が白っぽい種が目立
つ。水温は1.5 ℃。環境の変化も乏しいので生物は種数少ない。
「水深6000 m 以上の超深海帯 ・ 超深層の生物」 (下右)
海溝の内部に相当し、「超深海帯」 と呼ばれる。タンパク質の構造を
変えるほどの凄まじい水圧などから、生物にとっては地球上における
極限の環境の一つです。しかし、海溝の最深部であろ10000 m を
越える海底にも生命が存在することが明らかになってきました。

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「発光生物シアター」
美しく光り輝く深海生物の最新映像と、映像に登場する深海生物
の標本が一緒に楽しめる 「発光生物シアター」。幻想的な空間に、
つい時間を忘れてしまう人も多かったです。 そのため混雑してた。

人間が到底生きていけない場所が、空、宇宙、そして深海です。
空や宇宙は見上げれば見える。はるか遠くの惑星ですら、天体望
遠鏡や人工衛星で詳しく見ることができるようになりました。しかし、
近くて遠い深海についてはわからないことも多く、それは13.5億
Km3 もある海水と、それが生み出す高圧、低温、暗闇が、人間の
立ち入りを阻んできたからです。深海の環境が、人間にとっていか
に過酷で高い壁であったわけです。

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「深海と生物、喰う ・ 喰われる」
深海は生物が生き延びるのが大変困難な領域です。ただでさえ食
べ物が少ない上に、暗闇で少ない獲物を探す難しさ、いつどこから
襲ってくるか分からない敵、深海での暮らしはきっと、私たちの想像
を絶するほど厳しいものです。そんな中で深海生物は、はるか昔か
ら、喰うために、喰われないために、さまざまな工夫や努力をしてき
ました。その積み重ねが今の深海生物を作り上げたのです。

「ミツクリザメ」   (上) 
獲物を襲う瞬間、あごが大きく前方に飛び出して獲物を捕らえます。
あごはその後もとの位置にきれいに収まります。歯の生え方も特徴
的で、口の内側に向かってはえるようです。一度くわえたら逃がさな
いような、フックの役目をしている。まるで喉から手が出ている感じ。
「ムラサキヌタウナギ」  (下左)
ムラサキヌタウナギは、なんと1 秒足らずの間に1 リットル弱の粘液
を放出して敵を退散させる 「スーパースライマー」。粘液には細かい
繊維が含まれているため、吸い込むと敵のエラが詰まってしまうそう
です。また、自分の体を結んで攻撃や防御をしたり、酸素がなくても
心臓が動いたりなど、とにかく驚きの生きものです。
「コンゴウアナゴ」   (下右)
深海にたくさん生息し、ふだんはサメや大きな魚に狙われる存在。
しかし、ひとたび死んだ動物や弱った動物を見つけると、すぐに
集まってきて集団で襲い架かる。サメなど硬い皮膚をもつ相手に
対しては、口やえら、傷口から侵入し、内側から内臓や筋肉を
食べつくします。深海底に沈んだクジラの死骸も食べるという。

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深海には、私たちの想像を超える巨大な生物が生息しています。
巨大化すると捕食者に襲われにくくなるといったメリットがある一方、
その巨大を維持するために非常に多くの食物を必要とします。

「ムラサキギンザメ」  (上) 
大きな胸びれで海底付近を優雅に舞う姿が人気のムラサキギンザメ。
ギンザメ類の特徴である板状にくっついた歯で貝類や甲殻類を食べ
ると言われています。くわえた魚が必死にもがいても放さない姿も見
られており、強いあごの力を持っているようです。見ると睨まれてい
る感じがして、思わず 「こっち見んな!」 と叫びたくなります。(笑)
「ユメザメ」   (下左) 
漆黒の体と大きな目が特徴のユメザメ。うろこ1枚1枚が大きく硬く、
敵に簡単に喰い破られない体表で、深海ザメのなかでも全長はさほ
ど大きくならないが、海底で活発に動き回り、獲物にしつこく食らい
つくハンターという。「夢」 とか言ってますが、かなり獰猛らしく、もし
出会えばその獲物は夢も未来も無くなるでしょう。目が完全に
やばい人のそれですよね。こわ!
「カグラザメ」   (下右)
世界中の深海に生息し、全長5mにも達する深海ザメ。夜行性で、
夜には海面近くまで上がってくることもあるようです。イカやタコ、硬骨
魚類から海生哺乳類まで何でも襲い、大きくなるとほかのサメをも餌
食っとしてしまう。まさにトップ・プレデター候補です。標本はなかった
のですが顎の骨がありました。強そう。

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「南極」
南極の大陸と海は、南極大陸を中心に時計回りに周回する 「南極
周極流」 と呼ばれる大規模な海流に取り囲まれることによって寒冷
な環境が保たれ、冬季には海氷が南極海を埋め尽くし、夏季には
その80%以上が消失する。海水の中には微小な動物や植物が高
密度で生息しており、これらの生物は、海水中に放出され、生態系
に取り込まれ、その影響は深海まで及びます。

「南極の海氷」   (上左)  
なんと、会場には南極の氷が展示されていました。普通の氷のように
見えるかもしれませんが、この氷にも含まれている豊富な栄養分が
南極海の生態系を支えているのだと思うと、壮大な気分に浸れます。
この中の微生物が春先から夏にかけて海水に溶け出し、深海生物
に影響を与えるそうです。
「堆積物」    (上右)
堆積物の中には、化石や風で運ばれた粒子が多く、100年で0.5cm
程度と南大洋と比べて非常に襲い速度で堆積するようです。堆積物の
ほとんどが珪藻で、珪藻がいかに大量に生産されているかを物語ます。
「オオオボロハダカ&タコウカイネン属の1種」  (下左) 
アジの開きと松ぼっくりをホルマリンに浸けたのか~と、思いきやこれは
オオオボロハダカ&タコウカイネン属の1種何だそうです。 面白いほど
いろんな種類の生物がいるんですね。南極のような極地では巨大化す
る生物もいるんだとか。原因は不明で 「ポーラー・ジャイガンティズム」
と呼ばれています。

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「巨大生物」
深海域は、沿岸域や淡水域に比べると圧倒的に広く、さらに調査
の手が届きにくいため、巨大な生物がひそんでいるのではという
気持ちにさせます。そんな期待を裏切らず、全長7 mを越える深
海ザメや触腕を含めると18 mに達する特大イカなど、広く深い
海では多くの巨大生物が確認されています。

「キタノクロダラ」  (上)  
全長1mを越え、体重も10kを越える深海の大型捕食硬骨魚類。
名前のとおり、日本では相模湾以北で生息すると言われたが、駿
河湾でも確認されたようです。やや干からびた印象。陸に上がっ
たせいもあるかもしれませんが、だいぶ老けた気がします。花金
のサラリーマンのような目をしていました。飲みすぎたのかな?
「オンデンザメ」  (下左)  
巨大深海ザメを代表する種のひとつ。皮膚は柔軟、背びれや胸び
れが小さく、小さい口と大きな口腔を利用して、獲物を吸い込んで
食べる。おもに低生魚類や無脊椎動物、海底の大型哺乳類の死
骸を捕食します。映像も迫力満点なので、写真に収めようと四苦
八苦している姿もちらほら。うおっ、でけえ・・・・・という感じでした。
「ソコボウズ」   (下右)
水深2000mを越えると、サメは少なくなります。その世界を我がも
の顔でくらすのがソコボウズ。海底の甲殻類や多毛類のほかイカや
魚も捕食することが知られ、広い食性をもつようです。無駄に美肌。
でも顔は完全にやばい酔い方をしています。

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やっぱり今回も深海生物のメインコンテンツは、世界最大の無脊椎
動物 「ダイオウイカ」 です。左側にスルメイカの標本が展示されて
いるのですが、スルメイカとダイオウイカのサイズ差がすごすぎて、
つい笑ってしまいました。同じイカとは思えません。とにかくデカイ。
こんなスルメじゃ気軽に肴にして一杯飲めません。(笑)

伝説の怪物 「ダイオウイカ」   (上) 
4 年前の 「深海2013」 で目玉だったダイオウイカ実物標本は、
今回は縦に展示。実物大の模型も展示されていました。(下左)
最大の記録は全長18 m に達し、「海の魔物」 として恐れられてき
ました。世界最長の無脊椎動物で、とくに獲物を捕らえる際に使う
触腕が長い。ほかの深海性のイカ類と同様に体にアンモニアを含
むことで、浮力を得ている。巨体の重さを水中でゼロに近づけ、エ
ネルギーの浪費を抑えて活発に泳ぐようです。2012年に世界で
初めてNHK取材班がダイオウイカの生きている姿を深海で撮影
に成功。特別に準備されたNHKの 「4 Kシアター」 で特大映像も
上映されていました。これぞ深海のロマンだ。でっけえええええ!
「ダイオウホウズキイカの腕」  (下右)
ダイオウイカより重さで上回るダイオウホウズキイカが登場。
南極海にすみ、成体全身標本は世界に3体しかないというレア生
物ということで、ここでは腕だけの貴重な標本です。博物館に保管
されている標本数も少ない幻のイカは、極地の深海に生息してい
るとのこと。極地の深海世界には、沢山の謎が眠っていそうです。
大英自然博物館より借りられた貴重な展示物です。

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「超深海の生き物たち」
深海の中でも6000mより深いところは「超深海」 と呼ばれます。
超深海は、奈落の底ですから、食べるものが少ない貧しい場所と思
われていました。しかし、超深海では、海底のがけ崩れなどによって
もたらされた栄養を使う独自の生命圏の姿が見え始めました。深海
の中でもより過酷な極限環境に生きる生物の驚くべき生態。超深海
で暮らす生き物たちの標本もありました。

「マリアナスネイルフィッシュ」  (上)
マリアナ海溝の8178mで、世界最深の魚類として撮影に成功、しか
も驚くべきことに、今回の調査ではマリアナスネイルフィッシュを捕獲
することにも成功し、その生態の一部が判明したとのこと。マリアナス
ネイルフィッシュの身体は普通の魚とは異なり、ゼラチンのような物質
で覆われています。超深海でも生きることができる秘密はTMAOとい
う物質にあるといいます。通常、水圧の高い深海の場合、生物を構成
しているたんぱく質が水分子に圧迫されてうまく機能しなくなってしまい
ます。しかし、このTMAOが体組織に多く含まれていると、水分子と結
合することで圧迫を防ぐことができるため、たんぱく質が機能停止する
ことなく深海でも生きることができるのです。8000mで生きる魚です。
「ヘイトウシンカイヒバリガイ (中央)」  (下左)
湧水域や熱水域に生息する二枚貝。浅海のイガイから沈木や生物の
遺骸を介して深海へ進出してきたと考えられています。エラの細胞内
にメタン酸化細菌を共生させて、栄養をもらって生きているようです。
「カイコウオオソコエビ」  (下右)
最も深くまで分布する生物のひとつ。魚をエサにすると大量に集まっ
てくる。植物のセルローズを消化できる酵素を持つことから、海底に
落ちてきた木なども食べることができると考えられています。

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水深1万mを越える最深部は、1000気圧に耐えなくてはなりません。
そんな過酷な超深海を調査観測するには、ランチャー/ピークル方
式の新しいタイプの探査機が必要になります。4KカメラやHDカメラ
を搭乗した高速大容量光通信装置を通して、ランチャー経由で鮮明
な4K映像を船上に送ることが出来る無人探査機が開発されました。
これによって8000以上で生息する魚を発見できたのです。

「無人深海探査機 ・ 江戸っ子1号」 (上)
無人深海探査機 「江戸っ子1号」 は、東京都と千葉県の町工場が
中心となり、研究機関、大学、企業などが共同開発された探査機で
す。おもりをつけて海中を降下させ、3個のガラス球の浮力で浮き
上がらせる構造。強い圧力がかかる深海では、ガラズ球が圧力に
耐えきれず砕けてしまう状態でしたが、1万2000mの耐圧試験に
成功し、実用化されたようです。日本海溝の水深約7800m付近
において、ハイビジョンカメラで生物の撮影に成功、今後の活躍
に期待されています。
「フルデプスミニランダー」  (下)
このランダーは従来のものよりコンパクトに作られ、1万mを越える
海底でも撮影や観測が行えるよう、浮力やガラス球などには、高圧
に耐えられる特殊品が使用されています。ライトは小型で安価にす
るために研究者の手作りのようです。カメラをはじめとする電子部品
はガラス球の中に組み込まれ、超深海の生物などを撮影できます。
水温・塩分・水圧を記録する装置も搭乗されています。

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この展示会は、土日・祭日は大混雑のために特別展入口付近で
整理券を配布する程の大混雑です。2~3時間は当たり前。チケ
ット持ってない人はさらにチケット行列で並びます。50万人もの人
が押し寄せたらそうなるわなぁ。(笑) やっと会場に入っても最初
のコーナー 「深海とは」 で深海に関する基礎知識を一通りやった
あと、次のゾーンで深海生物の展示が始まります。多くの人が深
海生物を見るために足を止めるので、全体を通じて深海生物ゾー
ンが一番混んでました。前回の 「深海展2013」 では 「深海の基
礎知識」 → 「深海探査艇」 → 「深海生物」 という流れだったので、
それに比べると前半に負荷が集中してる気がします。もっとも会場
の間取りは今回のほうが広めにとられてるようですし、前回の激混
みに比べたらそれなりに身動きが取れました。

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「生命の起源」  (上)
深海がなぜ 「生命起源」 と関係あるのかというと、深海底の熱水噴
出孔で生命が生まれたという深海熱水起源説です。深海底で熱水
が湧き出るところには、煙突のような岩ができます。原始生命が必
要とするエネルギー源 (水素や硫化水素などの還元物質) を持続
的に供給できる場として有力のようです。これがチムニーの再現模
型。(上左) チムニーはさまざまな生物のエネルギー源となるため、
写真では右下のハオリムシやオハラエビなどが密集していることが
多いようです。「コマチアイト」 35億年の海底で噴出した高温のマ
グマが冷え固まった岩石。原始生命のエネルギー源となる水素を
大量に放出しています。(上右)

「日本海の深海生物図鑑」  (下)
氷期の環境変化により、何度か大規模な絶命を繰り返してきた結果、
現在の日本海の深海性動物の多様性は非常に低く、また深海域を
特徴づけるような生物が見られないことや、他の海域の近縁種集団
に比べて、生息密度が高く水深分布範囲が広い特徴のようです。
ズワイガニ、トゲザコエビ等の他、貝類が多く展示されていました。

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「深海と巨大災害」
3 ・ 11 の大地震、東北地方太平洋沖地震の研究成果を中心に展
示しています。ここからは着眼点がガラリと変わります。深海生物か
らは離れて、地震断層にせまります。東日本大震災以来進められて
きた調査の成果を反映させ、深海底の地殻が震源となる地震災害
のメカニズム解説や、探査船 「ちきゅう」 の海底調査の解説といっ
た地学分野に割かれた展示でした。

「巨大な亀裂」  (上左) 
こちらは 「しんかい650」 が見た 「3 ・ 11」 の大地震で生じた深海底
の巨大な亀裂。(上左) 亀裂の幅は広いところで1mほどだが、遠く
まで続いている様子が分かります。亀裂の底部分は、柔らかい泥で
覆われているように見えます。この泥は、地震時に浅いところから運
ばれてきた泥であると考えられます。ゾッとしてしまう光景ですね。

「東北地方太平洋沖地震における津波発生模型」  (下)
あの日津波はどのようにして起こったのか? この 「東北地方太平洋
沖地震における津波発生模型」 が設置されていて、スタートボタンを
押せば、一目瞭然で分かるようになっていました。 映像による津波
発生のメカニズムの解説もとても分かりやすかったです。

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「有人潜水調査船 『しんかい6500』」 (上)
深海調査には必要不可欠な存在、有人潜水調査船 「しんかい65
00」。現在までに1500回以上深海の調査を行なってきた大ベテラ
ンです。全世界の海の98%を調査できるすごい乗り物です。東日
本大震災後の調査でも大活躍しました。しんかいがとらえた東日本
大震災後の海底の様子は横のモニターで映像を見られました。
地球深部探査船 「ちきゅう」   (下左)
2005年7月に完成した 「ちきゅう」 は、 世界最高の掘削能力 (海
底下7000m) を持つ地球深部探査船です。この船の完成によっ
て、今まで人類が到達できなかったマントルや 巨大地震発生帯へ
の掘削が可能になりました。 「ちきゅう」 は、国際深海科学掘削計
画 (IODP) の主力船として、 巨大地震発生のしくみ、生命の起源、
将来の地球規模の環境変動、新しい海底資源の解明など、人類
の未来を開くさまざまな成果をあげることを目指しています。
「サイバーチェア」  (下右)
「ちきゅう」 に搭載されている 「サイバーチェア」 (海底下を掘削す
る機器の操縦席) の実物展示もありました。世界最大の探査船は、
地震発生地帯や海底下生命圏の掘削にも貢献しているんですね。

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「有人潜水調査船 『しんかい 6500』 (耐圧穀内部)」
有人潜水調査船 「しんかい6500」 のコックピットです。いくらロボット
の性能が高くなっているとはいえ、やはり有人探査は夢がありますね。
直径2メートルの球形で、定員は3名、1回の潜行時間は8時間まで。
この中に乗って深海を旅している自分を想像するだけで、世界が
違って見えるような気がしました。

「しんかい 6500」
深海の調査には、TVカメラや手の役割をするマニピュレータを搭載
した無人探査機などの水中ロボットが用い られるのが一般的ですが、
人間が直接観察することの重要性から、6500m の深さまで潜ること
ができる有人潜水調査船で、1989年に完成しました。世界トップク
ラスの潜航能力を持ち、日本近海だけではなく、インド洋、南大西洋、
カリブ海、など世界中の海で調査を行っています。海中では、電波は
使用できません。その代わりに 「音波」 を使います。海中での音は、
地上にくらべてはるかに遠くまで伝わります。深海の調査でも音波
で海底の地形を調べたり、潜水船と母船との通話や画像通信に
使用しています。

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実際に堀削に使われたパイプと試料を採収したコアビット、ドリル
ビット。(上) コア試料の採収のため、外側に付いている歯で周り
の地層を削っていく。柱状に削られた地層は、内部の容器に収納
され、容器とコア試料だけが船上に回収されます。

2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生したことを受
けて、海洋研究開発機構は地震後の海底を地球深部探査船 「ち
きゅう」 で調査しました。その結果、海底に多くの亀裂が確認され
ました。地震によってすべった断層。地質試料を採収、孔内に温
度計を設置し、断層に残っている摩擦熱を測定したという。海底
下約1000m の断層ませ堀削パイプを数百本も継ぎ足していく
のは気の遠くなるような作業だったという。(下左) 富士山ふた
つ分 (下右) にも相当する海面下7000m 以上の試料は世界
初の取り組みだったようです。

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「東北地方太平洋沖地震の地震断層」
採取されたコア試料 「東北地方太平洋沖地震の地震断層」 です。
(上) うろこ状に地層が変形しており、地震のすべりによる力を受け
たことがわかります。(下左) 「シュードタキライト」 (下右) 地震時
に断層が高速ですべると摩擦熱が発生し、温度が1000℃以上に
達すると岩石が溶けます。溶けた岩石が急速に冷えて固まることで
出来た岩石をシュードタキライトと呼びます。津波の巨大化の原因
は滑りやすい粘土層であることを解明。コア試料の実物も世界で
初めて公開されました。

地球深部探査船 「ちきゅう」 により実施された 「東北地方太平洋沖
地震調査掘削」 において、宮城県東北沖約200kmの海底下深部
(水深6889m、海底下約820m) から採収されました。特に感動し
たのが、世界初公開となる 「東北地方太平洋沖地震の地震断層」
の展示です。あの3 ・11地震、津波発生のメカニズムの解明に繋が
った地震断層のコア試料、その実物を間近で見ることができました。
これはもう、ただただスゴイ! それしか言えません・・・。

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「海底に眠る資源」
日本は周囲を海に囲まれており、日本の海で多くの海底資源が発
見され、実用化を目的とした調査・研究が行われています。例えば、
「メタンハイドレート」 は、メタンと水が合わさった氷のようなもので、
燃える氷とも呼ばれます。日本の経済水域内で確認され、日本の
ガス消費量約96年分にあたり、エネルギー事情の救世主として実
用化が期待されています。この将来開発されるかもしれない深海
鉱物資源は研究者以外めったに見られない標本です。

「マンガンノジュール」  (上)
近未来の資源として期待されているのがマンガンノジュール。微細
な鉄 ・ マンガン酸化物で構成され、南鳥島東方沖の密集域が発見
されました。新たな資源への可能性が広がり、実用化に向け、更な
る期待が寄せられています。
「石油の原液」  (下左)
私たちの生活を支えるエネルギーや様々な材料の元となる化石燃
料。陸上の油ガス田だけでなく北海油田や海底油ガス田の探査 ・
開発も盛んに行なわれています。展示試料は精製前の原油です。
「マンガンクラスト」  (下右)
海山の斜面や頂部に玄武岩や石灰岩等の基盤岩を覆うように存在
する鉄・マンガン酸化物で、数百~数千万年をかけて成長したと考
えられています。 マンガンクラストの成長縞や層構造からは、気候
変動や隕石衝突などの過去の地球で起きた出来事を読み取ること
ができるようです。

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「深海と地球環境」
「近未来の花 ~光るペチュニア~」  (上)
展示の最後の方に、入り口が布で覆われた怪しいスペースがあり、
「何だろう?」 と思って入ってみると、中には 「光る花」 が展示され
ていました。これは、海洋プランクトンが持つ発光タンパク遺伝子を
ペチュニアに組み込んだものです。一見、普通の花のように思える
が、照明を消すと、そこには光る花が現れる。最新のバイオ技術を
活用して、深海生物から抽出した 「生物蛍光」 タンパク質の原理を
応用した研究も進められているようです。未来の花になるかも?
「発光前のペチュニア」 (上左) 「発光後のペチュニア」 (上右)

「浮遊性友孔虫 (海洋酸性化の変動)」  (下)
地球温暖化と海洋酸性化の生物への影響・・・、というと難しそうに
聞こえます。でもこの微化石の模型は、もれる光の量が多いほど酸
性化により殻が薄くなっていることを示す展示です。原因は、化石
燃料を燃やして発生した二酸化炭素を海が吸収しているからで、
酸性化が進むと甲殻類やサンゴ、貝などが硬い殻を作れなくなる
恐れがあります。 酸性化の影響を受けて殻が薄く、骨密度が低下
した個体の拡大模型。左側が影響を受け浮遊性友孔虫。(下右)

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「深海を調査する機器」
日本の深海研究の現場で活躍する探査機や深海調査に携わる調
査船の紹介コーナー。このような最先端技術が詰まった調査船に
より、深海の多様な謎が解き明かされているのです。

「黒鉱養殖装置(熱水モニタリング)」  (上左)
足のあるロボットみたいにも見えるかもしれませんが、別に歩き出し
たりはしません。なんと鉱物の「養殖装置」です。海底から噴出する
熱水には、微量ながらさまざまな金属が含まれています。その金属
を沈殿させて採取する目的で開発されました。現在はまだモニタリ
ングの段階だそうですが、「養殖もの」 の鉱物なんてぜひ見てみた
いものです。
「自律海洋観測ロボット」  (上右)
海中へ沈降され海中を漂流します。深海から浮上しつつ水温や塩分
を観測。同じサイクルを繰り返し、海面に到達すると人工衛星経由で
観測データーを送信。再び海中に潜って観測を繰り返します。海面
から水深4000m までの深海の水温と塩分を観測できる小型の自
律海洋観測ロボット。 
「クローラ式無人探査機 (ROV) 試験機」  (下)
これは画像システム試験機で、4つのカメラと4つのレーザーレンジ
ファインダーを用いた3Dアラウンドビューモニター技術を、フリッパ
式クローラを持つ小型ROVに搭載した試験機のようです。母線で
操作するオペレーターが瞬時に海底やROVの状態を把握できる。

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科学博物館のイベントは写真が撮れるような柔軟さがあります。
今回もフラシュやビデオ動画は撮影禁止でしたがそれ以外は撮影
OKでした。ただ一か所だけ新種の生物ゾーンが撮影禁止でした。
セキトリイワシ科の生物の新種が展示されていたのですが、まだ申
請中のため撮影禁止でした。(上) ちょっと面白い注意書きを見つ
けてしまいました 「肩車禁止」。(下左)  混雑の為、お子様に肩車
して見せてあげようという親心もわかりますが、危険ということの表
れでしょうか。深海イラストコーナーがあって、展覧会の音声ガイド
のナビゲーターを務めた中川翔子さんの描いたイラストも展示され
ていました。(下右) とても上手でした。

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深海と聞くと、ダイオウイカなどの奇怪な生物を思い浮かべてしま
うが、今回の特別展では、深海生物や発光生物についての研究
だけでなく、深海と関わりのある自然災害や海底資源にも焦点が
あてられ、特に “奇跡のコア”、その掘削にはどれだけ多くの方の
労力が費やされ、また、このコア試料の研究が今後の地震研究に
どれだけ活かされるのかを思うと、得も言われぬ感動を覚えます。
深海の面白さや可能性に触れることが出来ました。どれも興味
深い内容でした。

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今でこそ当たり前のように深海の世界に触れることができる私たち
ですが、その背景には研究者たちの血の滲むような努力があった
に違いありません。長い月日を経て、深海をここまで近い存在に
感じられるようになった 「今」 を生きる私たちは、とても幸せです。
いつどんなタイミングで深海行きのチャンスが訪れるか分からない
ので、その前にダイビングライセンスを取得して、もっと海のことを
勉強して・・・・なんてバカなことを考えていますが、いくつになって
も 「少年よ、大志を抱け」 精神で夢を見続けていたいと思います。
そして、最後にひとこと、やっぱり 「深海」 はおもしろい!





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