一ヶ月に2回満月を迎える月を「ブルームーン」という。 そのブルームーンを見ると願い事が叶う・・・・。






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「ドイツからの客」

...2017/09/03 11:12...

9月になりました。
9月は別称で 「長月 (ながつき)」 とも呼ばれますが、
これは日を追うごとに夜が長くなるから、そう名付け
られたともいわれています。カレンダーに使われている
写真などは秋一色ですが、実際にはまだ蒸し暑い空気
が居残っています。でも、ここ2~3日は涼しい風を感じ、
季節の移り変わりを実感します。

「秋きぬと 目にはさやかに 
     見えねども風の音にぞ驚かれぬる」

秋になった兆しは、まだ目に見えないが、鳴る風の
音の中にその気配を感じて驚いた、ということだろうか。
千年以上も前に創られたこんな歌が口をついて出てくる。
日本人ならば誰でも理解できる感覚だ。
日本人の感性って本当にいいなぁと思う。

茶道の世界などでは、暦月が九月になると茶室での
着物が、それまでの夏の着物 (絽 ・ 紗) から単衣の
着物に替わるのだとか。残暑が続くとはいえ、やはり
季節も夏から秋へと変わって行くわけですね。

希節に恵まれ四季折々様々な歳時の中で生活が
根付いている島国の日本である。天気のことは自然
の現象で、私たちには致しかたないことではあるが、
春は春らしく、夏は夏らしく、秋は秋らしく、冬は冬らしく、
あって欲しいと願わずにはいられない。

夏の終わりは秋の始まりであり、
ウナギの終わりはサンマの始まりなのです。


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「ドイツからの客」


日本から10 時間かけて飛行機から降り立つと、
そこは中世ヨーロッパの街並だ。石畳に西洋建築、ふと見れば、
日本で暮らす私たちにとっては珍しいヨーロッパ車だらけである。

ハンブルクからドイツを代表する国際高速列車、(いわゆる日本
の新幹線)で、ドイツ鉄道のハノーバー駅に着くと、ルネッサンス
様式の見事な新市庁舎や、ヘレンハウゼン王宮庭園の幾何学的
な庭園があり、ライネ川沿いにある北ドイツの主要都市のひとつ
ハノーファーという街がある。

そのハノーファーからドイツの友人家族4人が、夏休みを利用して
我が家と知人宅を訪れた。2度目の来日で親日家の家族である。
一度目は奥さんを伴っての新婚の頃。今回は小学生に成長した
お嬢さんも一緒の訪問だった。直接お嬢さんたちに会うのは
初めてなので私たちも楽しみにしていた。

エーデルさんとは、知人と学生時代にドイツへ行ったときに
知り合った。当時、お互い剣道をしている関係で話が弾み、
家にも招待され5日ほど過ごした。それ以来、共通の趣味を通して
の知り合いである。連絡を受け、かみさんと知人の奥さんは案内の
準備や、要望のあった武家屋敷の手配に忙しかったようだ。

当日、到着に合わせ知人と共に成田空港へ。
到着口では一目見るなりお互いに満面の笑顔。2人のお嬢さん
たちは色白で、青い目と金髪が美しくひときわ輝いて見えた。
我が家に着き、食事会とプレゼント交換の後、事前に用意した
お琴を彼の奥さんやかみさんたちが即興で弾き始めた。
間の取り方なども上手で、音楽のセンスを感じた。

都内を見学した後、知人の故郷である秋田の角館へ。
武家屋敷では当主の方が案内して下さり、満足そうな家族に
ホットした。2人のお嬢さんは興味を持ち、カメラのシャッター
を押している姿がおかしかった。その後、花巻市 (岩手) の
大沢温泉へ向かい、浴衣に着替えて夕食の膳へ。箸の使い
方がとても上手だった。お風呂タイムでは、ゆっくりと
温泉気分を味わって長旅の疲れも取れたようだ。

そして、えさし藤原の郷へ。
池には中尊寺から株分けされたハスがピンク色に咲き綺麗
だった。次女の子はコイの餌やりに夢中。長女は甲冑姿にも
変身して楽しんでいた。やがて太鼓の音に鹿踊りが始まり、
思い出深い旅行となったようで、たいそう喜んでいた。

「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」。

人生の最高の楽しみの一つは、仲のよい友人とともに酒を
くみかわし、歓談することであるという、孔子の人間味のある
喜びが、この一語から伝わってきます。東日本では天候不順
の続いた日々でしたが、我が家も知人も、ドイツからの来客を
迎えて、まさに充実した夏休みを過ごすことが出来ました。

成田空港で再訪を誓い、笑顔で 「Tschüs. (チュス) 」 と
ドイツ語のあいさつを交わして別れた。


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「風鈴のれんストリート」 東京ミッドタウン2017

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六本木へ家族で買い物に出掛けた帰り、立ち寄った東京ミッドタ
ウンのガレリア館内に 「風鈴のれんストリート」 が設置されていた
ので、ちょっと覗いてみました。風鈴と言えば、川崎大師の 「風鈴
市」 が数も多く有名なのですが、面白そうな企画なので、各フロア
を廻って楽しみました。季節的には過行く感じですが、まずは
「風鈴のれん」 を楽しんで下さい。

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「東京ミッドタウン」
東京ミッドタウンは、東京・赤坂にある複合施設。防衛庁本庁檜町
庁舎跡地の再開発事業として、平成19年(2007) に開業しました。
6つの建物が立ち並び、オフィス、ホテル、ショップ、レストラン、スー
パー、美術館などの施設があり、今年で開業10周年だそうですが、
施設内はとても綺麗でハイセンスな時間が過ごせます。

一昔前は高級料亭やバー、クラブなどがひしめく夜の街としての
イメージが強かった赤坂・六本木エリアも、六本木ヒルズのオープ
ンを皮切りに東京ミッドタウン、赤坂サカスなどの複合施設が次々
と誕生し、お洒落なスポットに変貌を遂げました。現在では昼から
夜まで、刺激を求めて流行に敏感な人々が集まります。また、国
立新美術館、森美術館など文化施設も多く、芸術の街としても
注目されています。

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「風鈴のれんストリート」
東京ミッドタウン内のガレリア館内に、さまざまな風鈴がのれんに吊る
された 「風鈴のれんストリート」 が3か所に設置されていました。東京
ミッドタウンのデザイン専門施設が実施する企画展。現代アーティス
ト西野達さんとのコラボレーションで、江戸風鈴や陶器など、素材も
音も違うたくさんの風鈴が吊るされたのれんをくぐると、あたりに涼し
げな音が鳴り響く、というもの。風鈴とひと口に言っても、素材やデザ
インなど種類は様々です。「備長炭風鈴 (和歌山)」 は、備長炭の
「カラカラッ」 という音にも風情があります。素材によって 「リンリン」
「チーン」 「カランカラン」 など音が違いますが、個人の好みは様々
です。地域名産の素材を活かした個性あふれる風鈴にも注目です。

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「チリリン、チリリン」 と鳴る涼しげな音色に耳を傾けてました。と言
いたいのですが、何しろ館内ですから当然風もなし。のれんをかき
分けることによって、布が揺れると吊るされている風鈴もチリリンと
揺れて涼やかな音色を奏で、耳でも涼を感じようというわけです。

全国に様々な風鈴があるのに驚きました。ガラスはもちろん、陶器
・ 鉄器 ・天然石等。地域の特色が風鈴にも使われていて、なるほど
~~と思いました。 ちょっと面白かったのが、「サヌカイト風鈴」 で、
古代のロマンを感じられるその音は、安らぎを感じる 「風の水琴」。
暑い夏、風鈴の音で涼しさを感じるのは良いものです。

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風鈴の祖先は、古来中国の 「占風鐸 (せんふうたく)」。竹林に下
げ、音の鳴り方や風向きで吉凶を占うものでした。これが仏教と共
に日本に伝えられ、魔よけとして用いられたのが 「風鐸」 です。お
寺や貴族の屋敷の軒下四隅などにつり下げられ、この音が聞こえ
る範囲は災いが起こらない、疫病神が入ってこない、などと言われ
ていたようです。江戸時代になると、青銅製の多かった風鈴にガラ
ス製が登場します。

ポルトガルから製法が伝わったガラス (ビードロ) で長崎のガラス
職人が風鈴を作り、大阪や京都、江戸で売り出します。それから
100年後 (天保以後)、江戸でもガラスが作られるようになり、
庶民も涼しい音色を楽しめるようになったのです。

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「サヌカイト風鈴」  (香川)
香川県の山で産出される音を奏でる希少な天然石 「サヌカイト」
の風鈴です。 美しく、どこか儚く、安らぎと古代のロマンを感じられ
るその音は、同じ音、同じ形のものはない 「オンリーワン」 の音色
という。いちばん心地いい音色を奏でるサイズをみつけるために、
ひとつひとつ丁寧に石を切り出し、形を整えて作られるようです。
100万年の時が奏でる悠久の讃岐の音色と言われています。

「サヌカイト」
世界中でほぼ香川県のみで算出されている安山岩。ドイツの地質
学者が 「讃岐 (さぬき) の岩」 の意をこめ 「サヌカイト」 と命名。叩
くと神秘的で澄んだ美しい音を奏でるところから、地元では 「カン
カン石」 と呼ばれています。古くは矢じりや石刀として使われ、江戸
時代頃からは吊るして鳴らす石として親しまれてきました。1964年
の東京オリンピックの閉会式で、サヌカイトの石琴が奏でる凛とした
調べが世界中の人を魅了したようです。

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「KAKURA陶器風鈴」
  (大阪)
KAKURA陶器風鈴は、ほっこりとしたやさしい音色でなごませてく
れる陶器の風鈴。風の強い日でも耳ざわりな硬質音ではなく、近所
への気がねがいらないひかえ目な音色のようです。軸から糸でつ
ながれた揺れの部分に、0.6mm という薄さに仕上げた革を使い、
陶器×革の組み合わせが斬新なKAKURAの陶器風鈴です。

「KAKURA (カクラ)」 は、少数先住民族の部族名からとったブランド
名で、先住民族の暮らしを見習って、「本質を見る目」、「大切なもの
の再生」、を基本テーマに生活に潤いを与える道具を、できる限り環
境に配慮した素材でデザインし、「日々の暮らしをデザインする」 気
持ちで、つかい手の心を豊かにすることを目指した製品開発を行な
うなどインテリア雑貨を展開している会社という。

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庶民の生活のなかに風鈴が入ってきたのは、天保 (1830~1844)
の頃で、広く普及したのは幕末から明治期のようです。風鈴の歴
史は、ガラスの歴史に関わりが深い。有名な浮世絵に喜多川歌
麿の 『ビードロを吹く娘』 があります。ビードロとはガラス製の音
の出る玩具で、口から息を吹き込んだり吸ったりして音を出して
遊ぶものです。底面部分のガラスが薄くなっていて、ペコペコと
動きます。 その音から 「ポッぺン」 「ポピン」 とも呼ばれました。
当時のガラスは鉛分が多く、今より柔らかかったからできたので
しょう。 歌麿の美人画に出てくるくらいだから、高貴な遊びだっ
たことは想像できますね。

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「有田焼風鈴」 (佐賀)
有名な有田焼は、元和2年 (1616) 有田の町外れにある泉山に
白磁鉱を発見して始まったといいます。特に和食器は品質もよく、
家庭内にも多く使われています。磁器である有田焼の風鈴には
ガラスの風鈴より少し低い音色の心地よい音と、白磁ならではの
品と趣があるのが、有田焼風鈴の特徴のようです。短冊にラミネ
ート加工を施しているので時間が経っても、曲がりにくく、汚れに
くく更に、風が均一に当たり、有田焼磁器の美しい音色を楽しめ
るようです。風鈴にしては勿体ない贅沢な感じですね。

有田焼とは基本的には、佐賀県の有田地区周辺で生産された磁
器の焼き物を 「有田焼」 と言いますが、現在は佐賀県の伊万里 ・
吉田地区、長崎県の三川内 ・ 波佐見地区などで生産された焼き
物も称して 「有田焼」 と呼ばれる事もあるようです。

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「南部鉄器風鈴」
  (岩手)
南部鉄器の技法を生かして、鉄を使って作らた南部風鈴はあまり
にも有名です。陶磁器やガラスと比べて、金属特有のひときわ高い
音色が特徴です。音の良さで言ったらこの風鈴が一番でしょうか。
古き良き時代の息づかいを伝える南部風鈴は 「残したい日本の
音百選」 に選ばれています。 日本で風鈴と言えば 「これ」 という
人が多いそうです。風鈴の澄んだ音色でひと時の涼を感じたい。

南部鉄器の産地は岩手県盛岡市と奥州市水沢区。盛岡市は17世
紀中頃南部藩主が、京都から釜師を招き湯釜を作らせたことが始ま
りとされ、奥州市は平安時代末期、平泉の藤原清衡が武具等を鋳
物で作らせたのが始まりと言われています。保温性、耐久性に優れ
た南部鉄器は、欧米でも大人気。現在は中国等東アジアでも南部
鉄瓶が高く評価されているようです。

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「紀州備長炭風鈴」  (和歌山)
硬く焼き上げた紀州備長炭を使用した風鈴です。備長炭は和歌山
県の特産品である馬目樫という上質の樫の木を素材とし、千二百
度という高温で焼き上げ硬く上質な木炭です。備長炭風鈴は、備
長炭そのものの形を生かしてつくられ、硬質な澄み渡る響きのい
い音色のようです。

備長炭は炭の密度が高く、金属音のような高い音色が出るということ
で、それを風鈴にしてしまおう! と作ってしまったんだとか。カンカン
としながらもカサカサした乾いた音色が、夏の暑い夜の枕元にオスス
メだそうですよ。たしかに独特の音で、そんなに大きい音ではないの
で寝る時にいいかもですね。さらに備長炭なので消臭効果もあり、
冷蔵庫にもオススメです。(笑)

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チリン、チリン・・・・・凛と響く音色が、涼を運びます。 風情、風雅、
風趣という言葉もあるとおり、世界広しといえども 「風」 の愛でる
心を持つのは日本人だけかも知れません。 中でも、風を音に変
えて、その風情を楽しむ風鈴は、まさに 日本人ならではの楽しみ
といえるでしょう。

江戸時代の末期、天秤に沢山の風鈴をぶら下げ、江戸八百八町
を売り歩いた風鈴売りたち・・・・。彼らは物売りには珍しく売り声を
あげることはまずなかったと言われています。 売り物の風鈴が、
そよ風を受けて軽やかな響きを奏でれば、それにまさる売り声は
なかったからでしょうか。 「売り声も なくて買い手の 数あるは
音にしらるる 風鈴の徳」 という狂歌に読まれる程、風鈴は一世
を風靡したようです。

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「江戸風鈴」  (東京)
色鮮やかな絵付けが楽しめる、ガラス製の江戸工芸品。風鈴とい
ったらやっぱりこれですね。私には一番聴きなれた江戸風鈴の音
が一番ほっとできるかもです。江戸時代から継承されてきた下町
のガラス職人による吹き硝子で、金魚・朝顔など夏らしい絵柄を
内側から描くのが特徴。下の口の部分がギザギザに作られており、
ふり管が触れるだけで清涼感ある音色を奏でます。 実は、これが
江戸風鈴の涼やかな音の秘密なそうです。日本を代表する風鈴。

江戸末期に、江戸の問屋である上総屋留三郎が長崎で技術を取
得し、帰国後安価でガラス風鈴を作ったのが江戸風鈴の始まりと
されています。型を使わずひとつずつ手作業で吹いているため、
1つずつ音が異なります。現在では2軒のみが、江戸風鈴を作り
続けているようです。

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「青銅風鈴」  (富山)
青銅の質感や輝きを最大限に生かし、高い技術力で、伝統工芸品
である高岡銅器をシンプル、素材の美しさを表現する為、一品一品
手作業にこだわり、味わいのある風鈴に仕上げたようです。青銅の
音色が何とも言い難い感じです。目をつぶって音色を楽しみたい。

高岡銅器は、江戸時代の初め、加賀前田藩が、鋳物の発祥地であ
る河内丹南の技術を持った7人の鋳物職人を招いて鋳物工場を開
設したことに始まります。高岡鋼器は花器、仏具等の鋳物に彫金を
施す 「唐金鋳物 (からかねいもの)」 を作り出したことにより発達し
ました。明治時代には、パリ万国博覧会に出品されたことから世界
でも知られるようになり、全国の生産量の9割を占めるまでに至っ
ています。

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日々の喧騒からちょっと離れ、「日本の音」 と称される、爽やかな風
を受け、心地よく鳴り響く風鈴の音、その美しい余韻を味わうのも良
いものです。冷房のなかった時代に日本のむしむしとした湿気の多
い暑い夏をやり過ごすため、日本人は風鈴の音を聞くことに涼しの
風情を感じてきたのでしょう。

ガラス風鈴は、透明感が涼しげで夏にピッタリの素材。「江戸風鈴」
が有名ですが、伝統の美しさを感じさせ、風に揺れるシャボン玉の
ように見えました。陶器風鈴は、有田焼、備前焼、普通に有名な陶
芸の産地で風鈴もたくさん作られているんですね。金属系では、南
部鉄瓶が有名な岩手県の 「南部風鈴」 「高岡青銅風鈴」。金属製
は色合いは鈍いですが、音はきれいだと言うファンも多いのです。
その他、地域名産の素材を活かした個性あふれる風鈴にも注目。

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「備前風鈴」 
 (岡山)
「備前風鈴」 は、粘土に鉄分が多く混ざっているため、他の素材の
風鈴より深みがあるのが特徴。また、より高く澄んだ音になるよう、
極力薄く作られています。ひとつひとつ手作りのため、同じ備前風
鈴でも音色が違うのも人気の理由という。毎年夏には岡山市内を
走る路面電車で、この備前風鈴を車内に吊るし、音色で涼を演出
する 「風鈴電車」 というイベントが行われ、風が吹くと 「チリンチリ
ン」 と心地よい音が響き、乗客を優しく癒してくれるようです。

備前焼は、日本六古窯のひとつとして奈良末期から平安朝時代に
完成され、釉薬を一切使わず、土と炎と人の技のみで生み出されま
す。千年余りの長い歴史を経て、その作風を今に受け継いでいます。
材料の美しさと造形の簡潔さが、「土」 と 「火」 の芸術とも言われて
います。茶道の侘び寂びに通じるような素朴な音色を奏でるそうです。

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「小樽ガラス風鈴」  (北海道)
小樽ガラス風鈴は、宙吹きという技法を用いて、職人が丹精込めて
一つ一つ丁寧に仕上げているため、一つ一つの音色が異なるのも
特徴です。北海道という大自然をモチーフにして生まれ、ガラスの
街である小樽では、軽やかで涼風を呼ぶ癒しの音色が街に響き、
風鈴の涼やかに包まれるようです。

小樽を代表する工芸品として広く知られる小樽ガラスは、北海道開
拓を支えた港町という歴史を背景に生まれました。それは、電気が
まだ普及していなかった頃、石油ランプや漁業用の浮き球製造と
いった実用品作りを始まりとしています。その後、電気の普及によ
り石油ランプ等の実用品の需要は、時代の変化とともに需要が減
っていたガラス製品を小樽ガラス製法の高い技術を生かし、花瓶、
グラス、コーヒーカップなどに生まれ変わり、小樽のガラス文化へ
と成長し、風鈴をはじめ多くの工芸品を生み出すようになりました。

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風鈴は日本が誇る大切な日本文化の一つだと思います。手作りの
技術の素晴らしさはもちろんの事、伝統と歴史あるモノです。子供
の頃は、夏になると風鈴を飾ることが当たり前でしたが、近頃は風
鈴の音色が聞こえることが少なくなり、寂しく感じていました。しかし、
節電により力を入れている私たち。今こそ、自然が届けてくれる風
により涼しさをもたらしてくれる風鈴の素晴らしさを、皆で味わうと
共に、後世へ風鈴の魅力を伝えていければと思いますね。猛暑
厳しい中、日本の夏を、風鈴の音色で楽しみたいですね。

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会場内は、風鈴の素敵な音を聞きながら、とても賑やかでした。
涼やかに揺れる風鈴を愛で、夏の情緒を満喫している人が多か
ったです。訪れていた老夫婦も 「風鈴のれん」 は楽しかったらしく、
通路の椅子に腰かけられて、ズ~ット風鈴の話をされていました。
あちこちから、のれんをかき分けられ様々な風鈴の音色が聞こえ
て来ます。まるで、アンサンブルを奏でている様でした。 そんな
ことも思ったガレリア館内の 「風鈴のれんストリート」 でした。





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