一ヶ月に2回満月を迎える月を「ブルームーン」という。 そのブルームーンを見ると願い事が叶う・・・・。






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大切にしたい 「恥の文化」

...2017/07/23 08:45...

毎日、うだるような暑さが続いています。
まだ、七月というのにこの暑さ。
本日、大暑の節入り日だという。大暑は、読んで字の如し。
「とっても、とっても、暑いんだよ」 という時期です。

江戸時代の高名な暦学者の表した天文俗談では、
「大暑は六月中気、極熱の時故に大暑といふ」 とあります。
わざわざそんなこと言われなくても 「解ってるわい」 という
陽気でしょうか? しかし、今朝の東京は曇り空で、連日の
真夏日が続いた日とは違って、少し涼しいくらいです。

さて、明後日の25日は丑の日。
例年、上司の誘いで老舗のウナギ屋に行くのですが、
今年は、上司がアメリカに出張中で願い叶わずです。
ならばと、上司に老舗の店を紹介してもらっていたので、
混雑しないうちにと、家族で買い物の帰りに立ち寄りました。

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JR東京駅八重洲口から徒歩約5分のところにあり、一本裏
の路地に門を構え、古い木造りがより一層の粋を感じさせ
る。知る人ぞ知る老舗の鰻屋 「はし本」。店前の木札には
「鰻これくふうてやくのむな」 とある。(上右) 今風に言え
ば、鰻を食べていればサプリは飲むことないよ、と言った
ところだろうか。なかなか粋である。

昭和の趣が残る木造家屋の店内には、「テーブル席」 の
他、周りに気兼ねなく食事や会話を楽しめる 「個室」 (下左)
と、 「小上がり」 があります。足を伸ばして、ゆっくり過ごせる
「掘りごたつ」 の仕様で、海外からのお客様にも最適です。
うな重などは、オーダーされてから蒸しを始めるこだわりで、
美味しさを追究しているようです。ちょうど娘とかみさんが
席を外していたので、私が注文したのだが・・・・。

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待つことしばらく、うな重が登場。お重の蓋を開けて、いざ
食べようとしたところ、娘が 「何で、パパのだけ鰻が3つも
あるの?」 ときた。かみさんはすかさずメニューを確認。(笑) 
「二人とも食べきれないと思って」 というものの睨まれました。
ちなみにうな重のメニューは、「い」、「ろ」、「は」 に分かれて
いて、娘たちのうな重 「い」 は、ウナギが1 匹で 3,300円。
(右) 私の 「ろ」 は、ウナギが1.5 匹で 4,500円なり。(左)

気まずい雰囲気ながら 「うな重」 を食べてみました。
蓋を開けた瞬間、目の前に広がるのはご飯いっぱいに敷き詰め
られた見るからに柔らかそうな鰻。その存在感にうっとりしつつも
口に運ぶと、ふっくらとした鰻にほんのり甘いタレが絶妙で、思わ
ず笑みがこぼれます。うなぎは、ふっくらと柔らかい。箸でつかん
だ感触のままの食感。 「秘伝のタレ」 は、70年以上注ぎ足し続
けた老舗ならではの上品な味わい。 ご飯は、硬めにたいていて、
しかも薄くもられているので、口に入れた時に、ご飯の圧迫感が
なく、鰻を感じることができる。香の物は丁寧な味わいで食感が
良く、奈良漬が入っているのがとっても嬉しい。お吸物はなぜか
別途料金になっていて200円でした。「美味しい、美味しい」 と、
あまりの美味しさに箸が止まらず、アっという間にペロリと完食し
てしまった。さすが老舗! 貫禄があり至福のひと時でした。 
ご馳走様でしたー。

ウナギを食べたことだし、この夏も無事に過ごせそうです。
今日も真夏日のようで、きっと暑い一日となることでしょ。
皆さん、熱中症にはくれぐれも注意して、頑張ろう!!


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大切にしたい 「恥の文化」


幕末から明治にかけ、木村摂津守や勝海舟らが
咸臨丸で渡米した。岩倉使節団も欧米列強を外遊した。
当時、日本は後進国だったが、先進国から決して軽蔑
されることはなく、畏敬の目で見られたという。

それはなぜか。
「武士道」 で身につけていた 「廉恥の精神」 から
にじみ出る気品のなせるところだったといわれている。
武士たちは物を生産することでは社会に貢献しなかったが、
恥を知る心を残した。今日の日本、国民が最も大切にしな
ければいけないものは、この心ではないだろうか。

「メロスには政治がわからぬ」。
そう太宰治が書いたメロスのように、私たちも政治は
あまりわからない。でも、人としてあたりまえのことなら、
わかる。なぜ、平和がよく戦争はいけないのか。
常識である。理由なんかいらない。

最近テレビを見て、おかしいと感じる。とりわけ政治番組、
そしてバラエティー番組。この二つには、共通点がある。
それは、人を傷つけて支持率や笑い、つまり 「自益」 を得よう
とすること。政治ならば野党が与党を批判し、バラエティーでは
誰かの痛みやコンプレックスをとりあげ、笑いとする。それらが
その世界で常識であったとしても、人を害して自益を得ようと
しているなら 「戦争」 とかわらないと思う。決して平和ではない。
それを支持したり、おもしろがったりしてしまう私らも、
間違っているのではないだろうか。

日本では周りの人に迷惑を掛けたり、嫌な想いを
させることが、昔から 「恥ずかしい行為」 とされていました。
また、汗を流さず大した苦労もしないで、お金を得ることも
「恥ずべき行為」 とされていたのです。昨今は、こういった
行為を恥とは思わず、自分勝手で周りのことを気にせず、
法律に触れなければ何をやってもよいと考えている人が
多いような気がします。日本人が昔から持っていた 「清貧」
とか 「潔さ」 というものが 「恥の文化」 なのです。

「武士は食わねど高楊枝」 「渇しても盗泉の水を飲まず」
ということわざがあります。いわゆる恥を知る心であるが、
今の日本人の忘れ物の第一位を占めているものでは
ないだろうか。政官財の世界や、その他の世界でもよく
見られる不祥事の多くは 「廉恥の精神」 の忘却や
欠如によるものと思われます。

天知る地知る己知る、と言うことなのです。
それで 「お天道様に顔向けできない」 のです。
潔白な気持ちで朝日を見ることができないと言う、
誇るべき文化です。

「恥の文化」 を大切にしていきたいものです。


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   入谷の朝顔市 2017

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例年、実家の母とかみさんが出掛ける 「入谷の朝顔市」。用事が
出来て、今年は出掛けられないというかみさんに変わって、娘と
母と私の三人で出かけました。「世界らん展」 や 「入谷の朝顔市」
は、欠かさず出掛けるほど花好きの母。たまには親孝行の真似事
でもしてみたい? との思いで・・・・最終日が土曜日だったので。
連日の猛暑に、少しだけ涼しさを求めました。

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お江戸に夏の到来を告げる夏の風物詩!  「入谷 ・ 朝顔市」。
入谷鬼子母神を中心として、言問通りに百二十軒の朝顔業者と
百軒の露店 (縁日) が並び、毎年四十万人の人出で賑わいます。

「入谷の朝顔市」 は、入谷鬼子母神とその前を通る言問通りで、
毎年七夕の7月7日を挟んだ6日から8日までの3日間開催され、
『昭和通リ』 と 『言問通り』 が交差する 『入谷交差点』 から鬼子母
神前を通り 『根岸1丁目』 までの200 m程に所狭しと、朝顔の露
店がならびます。土・日曜日が開催日の時は、言問通りの車道が
解放され、早朝から夜遅くまで多くの人で賑わいます。ニュース等
でも毎年とりあげられる有名な、東京 ・ 下町の夏の風物詩です。

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交差点一郭に 「入谷朝顔発祥之碑」 が建っています。(下左)
毎年7月5日、その場所で朝顔の供養市がおこなわれます。良質
の種を残すために摘み取った朝顔の供養なのだそうです。そもそ
も江戸時代に御徒町界隈で、下級武士が内職として朝顔作りを
行っており、当時は変わった品種作りで流行ったそうです。その
朝顔作りが、明治時代になって入谷の地に移され、入谷の朝顔
は大人気で、朝顔市の原型となる市が始まりました。明治時代
が一番盛んでしたが、一時期すたれ、昭和25年に入谷鬼子母
神の境内を会場として朝顔市を復活させてから現在に至ります。

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もともと朝顔は,奈良時代に薬用として中国より入ってきたもので、
最初は青色のみだったようです。入谷で盛んに朝顔が栽培される
ようになって、「入谷の朝顔」 として知られるようになったのは明治
の中頃からで、十数件の植木屋が始めたと伝えられています。
大正初期に市街化によって途絶えた朝顔市でしたが、戦後のす
さんだこの世の中を少しでも明るくしようと言うことで、地元有志の
方と下谷観光連盟の協力を得て、江戸情緒豊かな夏の風物詩、
入谷の朝顔市が復活したのであります。 七夕にちなんで7月6 ・
7 ・8日が祭りの開催日と決定したという。当初は朝顔の咲く時期
ではなかったため、大変苦労したようです。

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期間中には早朝五時からたくさんの朝顔露店が出て、各地で栽培
された赤や青や淡い紫などの朝顔がずらりと並べられ、法被姿の
売り子たちが威勢の良い掛け声と共に販売します。

入谷の朝顔は 「変わり咲き」 が有名でした。朝顔の花が、桔梗の
花のように咲いたり、牡丹の花のように咲いたり、二重に咲いたり
して、花粉の交配によって色々な花を咲かせる事ができ、最盛期
には一千種類もの朝顔があったそうです。現在のような丸い朝顔
も、江戸末期に大輪咲き朝顔として盛んに栽培されてはいました
が、変化咲き朝顔の不思議な美しさが、江戸の人々にブームを
巻き起こたようです。

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「行燈 (あんどん) 作り」
入谷の朝顔市は、あんどんと呼ばれる竹の支柱につるを絡ませ、
一つの鉢に4色の花が咲く 「あんどん作り」 が特徴です。(上右)
朝顔の色形は種類がたくさ んあります。 朝顔の値段は 『朝顔組
合』 が一律に決め ているよう で、どこのお店も6号鉢で2000円、
小さい鉢で1000 円です。 どうしても花がきれいに開いているも
のに目が行きますが、これから咲く楽しみもあるので、つぼみの
数が多いほうがオススメのようです。

「紅ちどり」  (下右)
紅ちどりは、アサガオの中でも少し小さく、可愛らしい小花です。
なんといっても、ハッキリとした色合いが特徴で、時には白い覆輪が
入り人気の品種のようです。葉は小さく斑入り葉で、珍しい枝垂れ性
の朝顔で、ツルが細く垂れ下がるので吊り鉢作りに最適のようです。
花期も長いので長時間楽しめます。 この愛らしい雰囲気が可愛い。

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「曜白 (ようじろ) 朝顔」   
朝顔といえば昼前にはしおれてしまいますが、この曜白朝顔は夕
方近くまで花びらが開いたままなため、早起きが苦手という方にお
すすめの朝顔なんだそうです。覆輪と呼ばれる白い縁模様が花弁
の中央部 (曜) まで入り込み、縁が白く抜け、コントラストが美しく、
色が鮮やかで長持ちすることから、人気の朝顔のようです。生育旺
盛で午後まで開花する性質をもち、垣根 ・ 花壇 ・ あんどん仕立て
に向くようです。最近では、夜中に見頃を迎える新種の アサガオも
あるようです。 朝顔じゃなく夜顔??? (笑)

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「桔梗咲き朝顔」 
桔梗咲きは変化朝顔の一つで、シベが花弁化しているため2重に
なっているので桔梗の感じが良く出ています。 昼過ぎからしぼみだ
すとともに色が変化しだし、夕方赤紫になってゆく。すぼんだ模様も
可愛いようです。この控え目に咲く桔梗咲きアサガオを見ると、何故
かホッとしますね。アサガオのようで朝顔じゃないみたい。

こうした変化アサガオは、江戸時代に好事家たちに珍重され、高値
で取り引きされていたようです。しかし突然変異のアサガオは不稔
性 (種ができない性質) であることも多く、惜しいことに 「その花一
代限り」 で、今はもう見ることがかなわないものも多かったようです。

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朝顔は千百年以上前の奈良時代に、中国から遣唐使によって伝
来したといわれているそうです。 当時は朝顔の種子が下剤として
効果があったことから、漢方薬として重宝されたのです。 最初は
薬として伝わった朝顔が観賞用となったのは江戸時代からです。
そして朝顔の種のことを中国名で 「牽牛子」 と呼び、和名を 「阿
佐加保」 と書いたそうです。 ここから後に朝咲く花であることから
「朝顔」 といわれるようになったのです。また、中国名の 「牽牛子」
が七夕の牽牛につながることから、この朝顔市が七夕の前後3日
間開催されるようになったのだそうです。こじつけではあると思い
ますが、実に下町らしい粋な演出ですね。

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「オーシャンブル (琉球アサガオ)」  
沖縄の琉球あさがおは、朝ブルーの花が咲きます。朝咲いた花は
昼過ぎても咲き続け、その間ゆっくりと色を変えていきます。そして
夕方しぼむ頃には美しいピンク色に変化しているのです。 一般的
な朝顔は花が落ちた後に種が出来ますが、種が出来ない為、株
分けで子孫を増やします。とても生育旺盛な品種で緑 のカーテン
にもピッタリで、窓や壁を覆って日ざしを遮り 、柔ら かな日陰をつ
くってくれるようです。一般的な朝顔が一年草であるのに対し、琉
球あさがおは宿根草なのだそうです。この朝顔が一番人気とか。

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「団十郎」 (上)  
この渋い色を持った朝顔は 「団十郎」 という名の朝顔で、朝顔とし
ては珍しい茶色です。江戸時代に二代目市川団十郎が、歌舞伎
十八番 「暫」 で用いた半被の色が海老茶色だったことから命名さ
れたようです。大輪で気品のある色合と、黄蝉葉・斑なしの葉で濃
茶色の無地の日輪抜けが花の特徴です。今もなお多くの愛好家
に深く愛されている ようです。江戸の昔から栽培が盛んに行われ
ていましたが、種子の確保が難しく幻の朝顔と言われています。
店で一鉢、見つけたのですが、予約済みでした。ならばと写真
だけ撮らせてもらいました。初日で完売だったようです。

「青斑葉団十郎」 (下右)  
最近、団十郎もどきの朝顔があちこちで見かけます。これは改良され
た 「新団十郎朝顔」 というもので、生産者のオリジナル品種で、濃い
茶無地の花の株を選抜した品種。売り子の人も知ってか知らずか茶
色ければ団十郎と称して売っているようです。花びらに覆輪が入り、
葉っぱに白い斑点が入っているのは、生粋の団十郎ではありません。
人気の需要と生産数が絶対的に合わないので、茶系を団十郎と呼
んでいるようです。朝顔市では、葉っぱに斑点が付いていないのが
「団十郎」 と呼ばれるもののようです。花は日々、改良されていくも
のですが、やっぱり団十郎は本物でなきゃ。

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夏の代名詞とも言える朝顔は、日本人なら誰でも馴染みのある花
ですね。涼しげな朝顔の花には、日本人の心に染み入る不思議
な魅力があります。赤や青、紫といったその色合いはどことなく涼
やかで、見ているだけで暑い夏の気温も紛れる気がしてきます。
人気の品種は 「団十郎」 「曜白」 「桔梗」 などで、団十郎は海老茶
色の美しい貴重な朝顔。曜白は花火のような愛らしさがあり、桔梗
には朝顔には珍しい洋風な雰囲気が感じられるので、お店の人と
相談しながら皆さん選んでいました。どれにしようか迷う人向けに、
1鉢に4色の品種がランダムに植えられたセットタイプのものもあり
ます。1鉢でイロイロな朝顔が楽しめるので、1番人気なのだとか。

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「覆輪 (ふくりん)」  (上)
覆輪とは、花びらや葉の外縁部分が地と違う色で縁どられている
もののことで、外花被片に覆輪の色々な修飾遺伝子が存在するこ
とがそれらとの相互作用で色々な表現型を示すようです。周りの白
い縁取りが一層、華やいだ雰囲気を醸し出しています。キキョウ咲
きのように花弁ふちが白色に縁取られるのが 「糸覆輪」。(上右)
深く入るものを 「深覆輪」 と呼んでいます。

「絞り朝顔」  (下)
単色だけではなく、縁取り、絞りや斑点模様がはいるなど、花色と
組み合わせると非常に 豊富な花姿があるようです。その中の変わ
り種 ・ 絞り朝顔には、平賀源内も注目していたという。アサガオが
変化するのは 「トランスポゾン」 という遺伝子の仕業で、 花の色や
大きさを決める遺伝子に突然入り込んで頻繁に変化を起こすため
のようです。愛好家や栽培家の手で育てられ、交配や 突然変異を
繰り返し、とても朝顔には見えない珍しい形態を 「花芸 が良い」 と
言うらしいです。芸をする遺伝子を持つがゆえに人々と、深いかか
わりを持ったアサガオの知られざる姿に魅力さえ感じます。

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「筒白」
筒白は、花の中心の筒状の部分を言います。
アサガオでは鑑賞上、花色にコントラストがつくため美しい 筒白の
花の方がよいとされています。大きく白い領域が広がっているもの
を陽光抜け。(上) 花筒だけ抜けているものを日輪抜け。(下左) 
また花筒が着色するものは ”筒汚れ” と言うそうです。(下右)

朝顔の花の面白いところは、普段目にするラッパ型の花から、まっ
たく異なる花が生まれることです。 風に乗って飛んでくる花粉や、
小鳥、ミツバチが運んでくる花粉によって変わりものが生まれるわ
けではないんだそうです。朝顔は自家受粉といって、花びらが開
かないうちに、つまり蕾のうちにすでに受粉しているのです。他の
血 (花粉) を入れなくともちゃんと自ら種を作れるのです。その種
の中から一定の割合で変化朝顔が誕生するから不思議といえば
不思議な植物ですね。

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お客さんとの掛け合い。この鉢は四色ですよ、大輪ですよ~。
うちは笑顔でサービスよ!と威勢のいい掛け声が聞かれました。
値段が決まっているので、客との駆け引きはありませんが、客の
要望にそって朝顔を探してくれます。何しろ蒸し暑く、物凄い人、
人、人です。暑さもあって花は少々ぐった りはしていたものの、
朝顔を売る声は、あのアメ横の感じに似てとても活気がありました。

朝顔市には沢山の朝顔が並びますが、従来から生産者ごとに品質
のばらつきが大きく、それが悩みとなっていたようです。 そこで農林
総合研究センターでは、長く花を楽しめる朝顔を生産するための肥
培管理、技術の指導。7月の朝顔市の時期に美しく花を咲かせる品
種の選定や、栽培環境の改善に関する試験研究を重点的に取り組
み、この地域の朝顔栽培を確立し、入谷の朝顔市の伝統を守って
いる生産者のみなさんを、技術面から支えているようです。その為、
朝顔市に最高の花を咲かせた朝顔が並ぶようになったそうです。
朝顔市にはこうした影の力があったようです。

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「入谷鬼子母神 (真源寺)」  (上左)
誰が言ったのか 「恐れ入谷の鬼子母神」 という入谷鬼子母神。
それほど広くは無い境内ですが、さすがこの日は多くの参拝客が
詰掛けて凄い行列でした。 この日は特別の日ということでしょうか、
本堂の前に鬼子母神が安置されています。(上右) 朝顔の造花
がついた子育お守り (下左) を購入すると、カチカチッと火花を打
ち出して 「火打石」 を叩いていただけます。(下右)
下町らしい入谷の粋な演出です。

入谷鬼子母神 (真源寺)。真源寺の創建は万治2年 (1659)。
鬼子母神を祀っていることで有名な寺院です。「恐れ入谷の鬼子
母神」 とフーテンの寅さんの啖呵にも出てくる 「入谷鬼子母神」。
鬼子母神は、インド仏教上の神です。 別名を訶利帝母あるいは
観喜母といい、元は人間の子供を奪い取っては食べてしまう悪者
でした。あるときお釈迦様が、 彼女の末の子どもを隠し、子を失う
とどんなに悲しいかと実感させて諭し、改心させたということです。
その後 「小児の神」 として善神になり、安産・子育ての守護神と
して信仰されるようになったそうです。

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  (歌川国芳画)
日の出と共に開花する朝顔の習性に合わせ、入谷の朝顔市は
朝5 時から始まります。朝顔が一斉に咲きそろう朝の光景は一
見の価値があります。 朝顔と言えば・・・・。

「朝顔に つるべとられて もらひ水」。  (千代女)

「朝早く井戸の水を汲に行ったら、一夜のうちに伸びたのであろう
アサガオの蔓 (つる) が釣瓶に絡みついていて、朝顔を取り除くの
も可哀想なので、近所に貰い水をした」 という句意です。千代女は、
元禄から安永時代の俳人です。加賀の国 (現・石川県) の生まれ
だったので、通称を 「加賀千代女」 という。美人の誉れ高い人だっ
たようです。この句で、朝顔への心優しさが世に知られ、しきりに喧
伝もされたそうです。二百余年余後に生まれた私までもが、ついで
に学校で教えられました。(笑) 心優しい女性って素敵。うふ

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江戸時代から夏の風物詩として江戸っ子に親しまれてきた朝顔。
時代を超えて、江戸の夏が感じられる入谷の朝顔市です。法被
姿の売り子たちが威勢よく声をかけると、訪れた客らは足を止め、
色とりどりのアサガオを品定めして買い求めていました。

日本の民話 「朝顔と朝寝坊」。
昔、あるところにとても朝寝坊の男がいました。男は、朝顔の花が
咲くところを一度見てみたいものだと思っていましたが、起きてみ
ると朝顔はいつも咲いたあとでした。でも、ある日、早起きすること
ができ、朝顔のつぼみが開くところを見ることができました。ところ
が、朝顔は開いた途端にしぼんでいきました。男が朝顔に、どうし
てすぐにしぼむのか尋ねると、朝顔は答えました。「あなたが起き
ているので、もう昼でしょうから」。 朝寝坊には耳の痛い話です。
そういえば、朝顔売りの人に 「お兄さん、お寝坊さんでしょ。
お寝坊さんには夕顔だよ」 と言われました。(笑)

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千利休と朝顔には有名な 「朝顔の茶会」 の逸話があり、その話
ゆえ興味深い花です。その千利休と朝顔の話です。

千利休の 「朝顔の茶会」
当時、日本ではまだ珍しかった朝顔を手に入れた千利休は、庭に
植えて大切に育てていました。 ある時、秀吉が利休の朝顔の噂を
耳にして、是非見たいと望みました。そこで利休は、秀吉を朝の茶
会に招きます。秀吉が訪れたところ、庭の朝顔の花はすべて摘み
取られて、茶室にただ1輪の朝顔が活けてあったというものです。
利休に近い弟子が書き残した文献に残されているので、実際の
話らしいのですが、ここから何を読み取るかは、諸説あるようです。
もっとも有力なのは、「朝顔によって秀吉に簡素の美を説いた」 
というものですが、さてさて真相は・・・・・・如何に。

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浴衣のお客さんもけっこういて、これが朝顔市の雰囲気を盛り上げ
てます。(上左) 最近、浅草などで浴衣姿の外国の観光客を見か
けますが、いまいち様にならない。やっぱり日本女性の浴衣姿って
素敵ですよね。自分で持って帰る人 (上右) もいれば、何鉢か買っ
て持って帰るのが大変な人には、あちこちに宅配便業者が待機し
ているので安心。また、地方の方に送られる人が結構多いようです。
宅急便で送 れるようで、送料は確か、全国一律1000円と書いて
あったような・・・。専用の段ボールで届けてくれ るようです。(下右)
宅配業者も忙しく、台車に朝顔を乗せて飛び回っていました。(下左)

入谷の近くの根岸に住んでいた正岡子規は、
     「銭湯で聞く朝顔の噂かな」 と、詠っています。

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朝顔の名前の由来は 「朝の顔」ではなく、「朝の容花 (かおばな)」
からのようで 「容花」 とは 「美しい花」 という意味です。朝顔は朝早
く咲いて、昼頃にはもうしぼんでしまいます。花のはかない姿から
「はかない恋」 の花言葉が生まれましたが、つるはしっかりと巻きつ
くので、その様子から「固い約束」「愛着の絆」の花言葉もあります。

いよいよ夏本番を間近に控えて、一足早い夏を先取りする
「入谷 ・ 朝顔まつり」 は、一服の清涼剤として癒されました。
今年も暑い夏を乗り切れそうです。

朝顔に 習う寝坊の 早起きかな






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