一ヶ月に2回満月を迎える月を「ブルームーン」という。 そのブルームーンを見ると願い事が叶う・・・・。






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「備えられている」

...2016/10/09 16:30...

少しずつ肌からも視覚的にも秋を感じられるようになって
まいりました。時には 「匂い」 で感じることもあると思います。
特にキンモクセイの香りは秋の訪れと同時に、小さい頃の
通学時なんかを思い出してほっこりしますよね。
北海道では初「冠雪があったと聞きます。あっ! という間
に涼しさが肌寒さに変わり、季節も街も冬らしくなります。
その前に! 秋のイベントも楽しみのひとつです。 
さて、お待たせしました。

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7日に東京・銀座の中央通りで、リオデジャネイロ五輪とパラリンピ
ックの選手らによるパレードがありました。沿道には4年前のロンド
ン五輪直後のパレードを約30万人上回る約80万人が詰めかけ
たようです。テレビでご覧の方もいたでしょう。私もその一人です。

実はかみさんがママ友と日本橋の三越へ買い物に行く約束をして
いたようで、パレードのことを知って早めに出かけて観てきたという。
銀座の四丁目は凄い人だろうと、日本橋のちょっと前で待機してい
たようです。これが意外にも混雑もなく、ゆっくりまじかで見られた
とのこと。車道の一車線前に柵が設けてあったようですが、歩道の
方が一段高く、そこで見入っていたようです。前の方は見上げる感
じになって大変そうと話していました。テレビで見ると人出が凄かっ
た気がしますが、穴場だったのでしょうかね。歩道の方は通常通り
通行が出来た様です。まぁ、テレビは絵になる所を映しますからね。

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選手たちは沿道からの大歓声に手を振ったり、メダルを見せたりし
ながら笑顔で応えるなど、日本選手を応援してくれた感謝の気持
ちが伝わってきて、皆さんとても興奮していたようです。1 号車に
は体操の内村航平選手、白井健三選手、レスリングの伊調馨選
手、吉田沙保里選手、ウエイトリフティングの三宅宏実選手、卓
球の福原愛選手らが乗っていたそうですが、お目当ての内村航
平選手や福原愛選手は、反対側だったらしく見られなかったと、
ガッカリしていました。(笑) パレードの警備に当たる警察官や
スタッフの多さに驚いたようです。

銀座八丁目交差点~銀座通り口~日本橋室町・三井不動産本
社前までの約2.5キロを、五輪とパラリンピックを合わせて計87
人のメダリストが、バスやトレーラーなど6台の車両に分乗し、選
手の乗った車両は歓声や祝福の声に包まれたようです。終わっ
てから三越に行くのに、規制があって逆に混雑して大変だった
ようです。

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レスリング女子金メダルの伊調馨選手 (左側) と、レスリング女子
金メダルの川井梨紗子選手。(上左) ウエイトリフティング女子銅メ
ダルの三宅 宏実選手。(上右) 陸上男子銀メダルの桐生祥秀選手。
(中左) 金、銀、銅メダルの競泳の萩野公介選手。(中右) バドミン
トン女子ダブルス金メダルの高橋礼華選手 (左) と松友美佐紀選手。
(下左) 柔道女子銅メダルの山部佳苗選手 (左側) と柔道女子銅
メダルの松本薫選手。(下右)

かみさんは一人興奮して話していましたが、観られなかった
娘と私は、ふ~んと言うしかありませんでした。(笑) 
高校時代の先生が、「人は思い描いたもの以上には成れない。
だから大きな夢を描きなさい。それで丁度良い」 と、話していたの
を思い出しました。4年後の東京オリンピックに夢を抱くアスリート
達ばかりでなく、私たちも大きな夢を持ちたいものです。
日によって気温に差があり体調を崩しやすい季節です。
皆さん、ご自愛ください。


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「備えられている」

スクールカウンセラーをしている臨床心理士の
友人が、母校の会報に 「備えられていること」
というタイトルで文章を寄せたという。
その会報を頂いたので読んでみた。

スクールカウンセラーへの相談者は児童、生徒と
その保護者である。小学校高学年から大学までの
時期のこころの問題には、友人関や学習の問題。
家族、特に親との関係。身体的、精神的変化の
三つがあげられるようだ。

これらの問題で不安になればなるほど、親との
乳幼児的な葛藤が再現されるという。親との関係に
よって作られた価値基準を同世代のものに合わせる
ことで、親と分離し自己を形成しようとするらしい。

しかし、同世代の友人たちもいまだ不安定なので
怖くなり、その時頼りたい親からは見捨てられたように
も感じたりする。その時には誰かに相談する、人に
頼ろうとすることも力と思ってほしい、と彼女は書く。

ただ、その時、支えてくれるものは、相談した以前の、
乳幼児的な関係性だ。これまで自分が出会い、自分
に呼びかけてくれた誰かとの丁寧な関係なのだそうだ。

それは多くの場合は親かも知れない。
親以外の誰かかもしれない。
聖書や何かの本の中の言葉かもしれない。

自分は、困ったときには誰かが助けてくれる価値
ある存在だと信じてみることが相談者を救うようだ。
それはカウンセラーがその時相談者を支えるの
ではなく、すでにそこまでの人生で 「備えられて
いるもの」 が支えるというのだ。

親としての自分、あるいは誰かにとっての自分が、
誰かを支えられるような関係を築いてきただろうか、
と考えてみることは重要だ、と記していた。
一人一人に備えられている未来を信じて教育の
業に仕えることの大切さを心に留めたく思います。


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日比谷 松本楼・10 円カレーチャリティ 2016

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やっと、松本楼の10 円カレーチャリティに行けました。やっとと言
ったのは、毎年9月25日に行なわれるのですが、25日は平日が
多く、勤めている者にとっては参加できませんでした。 今年は日
曜日が25日でした。なのでヤットと言うのは素直な気持ちです。
珍しくかみさんも行くというので、久しぶりに家族揃ってのお出か
けでした。その紹介です。美味しかった~。

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「日比谷公園」
幕末までは松平肥前守などの屋敷地でしたが、明治時代に陸軍
練兵場となり、その後 「都市の公園」 として計画、設計、造成され
日本初の 「洋風近代 式公園」 として明治36年に開園しました。
日比谷公園は、皇居に隣接していて都内の中心地にありながら
自然を感じれる公園で、色鮮やかな四季の花も咲き、ビジネス街
に勤める人達の 「いこいの場」 になっています。

園内にはたくさんの施設があり、音楽堂では音楽の野外ライブや
週ごとや月ごとに様々なイベントを開催しています。 警視庁音楽
隊の水曜コンサート、東京消防庁の金曜コンサート、テレビドラマ
の撮影地として使用されることも多いです。東京地方裁判所の公
判傍聴希望者殺到が予想される場合、傍聴席の抽選は庁舎近く
の日比谷公園で実施されます。昔は日露戦争大祝捷会や明治の
偉大な政治家の国葬など、政治の主要な舞台となっていきました。

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「日比谷 ・ 松本楼」
日比谷公園内の一角に静かにたたずむ白亜の建物、レストラン
「松本楼」。日本のフランス料理の先駆け 「日比谷松本楼」 は、
100年以上も前の明治36年 (1903)、日比谷公園の開園と同
時に公園内で創業した老舗レストランです。 出窓のあるマンサ
ード屋根の3 階建てで、ヨーロッパの雰囲気を漂わせています。
当時流行していたおしゃれな店として評判を呼び、ハイカラ好き
な人の間では 「松本楼でカレーを食べてコーヒーを飲む」 ことが
大流行したようです。

明治時代の文芸活動が松本楼で開かれ、若き詩人や美術家た
ちが集まりました。また夏目漱石や 『智恵子抄』 の高村光太郎
をはじめとする多くの文人の憩いの場所となり、彼らの詩や小説
の舞台としても反映されています。第二次世界大戦中は海軍省
の将校宿舎、そして戦後はGHQ宿舎と時代に翻弄された時期も
ありましたが、数々の試練を乗り越え、現在はなぜか大学の校舎
の中にもあります。 学習院大、東京女子医大、杏林大学、東大
工学部など、ずいぶん変わった店舗展開ですね。老舗の高級感
をぷんぷんと漂わせています。こういうオーラを感じると小心者は
弱気になってビビりますね。(笑)

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「10 円カレー」
このイベントは毎年の恒例行事で、東京の秋の風物詩ともなって
いますが、老舗の味 「ハイカラカレー」 を何と1 食10 円から提供
する、という涙なしには語れない企画なのです。日比谷松本楼に
とっても忘れられない事件が起こります。

昭和46年11月19日夜、沖縄返還協定強行採決に端を発して国
会が空転、強行採決に抗議するデモなどが起き、これに連動して
過激派集団がゲリラ行動を起こします。 集会場のひとつとなった
日比谷公園では、不許可のデモを強行しようとしたグループと機
動隊が衝突。学生暴徒が日比谷松本楼の窓ガラスを割って乱入
し、ガソリンを蒔き、放火したのです。 松本楼だけでなく、日比谷
花壇や交番、一般車両などもすべて襲われ、見るも無残な廃墟
となってしまい、日比谷松本楼は全焼し閉店してしまいます。

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普段からこのレストランは盛況で、イベントでない日でも行列がで
きます。そんな人気店の、この10 円カレーイベントには、例年大
行列ができるので,、朝早くから並びます。毎年20~30名が前日
から並びはじめており、当日10 時ごろには定員に達します。

「10円カレー誕生秘話」
焼失後、全国から温かい励ましと再開の声が相次ぎ、焼失から
2年後の昭和48年9月25日、松本楼は復活します。その時の
記念に支援者の方々への返礼の意味と、社会貢献という事で、
毎年9月25日にチャリティーカレーを振舞うようになったのです。
10 円カレーは、この 「温かな応援への感謝の気持ちをこめて」
スタートし募金もあわせて行う名物企画となりました。 9月25日
には、松本楼が 「10 円カレー」 を振る舞いますが、現在では
「10 円カレーチャリティ」 という、チャリティイベントとして定着し
ています。こんな素晴らしい経緯をもったイベントなのです。
気付けば今年で44 回目です。時代を感じますね~。

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老舗の安心感ある美味しい料理を堪能できるお店として、幅広い
年齢層に人気があるのが日比谷松本楼です。公園内に一歩入れ
ば、そこには緑のオアシスが広がっています。早 朝から待ち続け
る方たちの為に、この日は音楽も流れていました。大正、昭和の
懐かしい曲に年配の方は思わず口ずさんでいました。 また毎年
この場を盛り上げるささやかな恒例行事とも言える立教大学ブラ
スバンドの演奏、チアリーディングの皆さんのパフォーマンスも花
を添えてくれます。園内を時間をおいて3 回も巡回して楽しませ
てくれます。確かな演奏にしばし耳を傾けました。よく見ると、可
愛い子ばかりでした。粋な計らいに待つのも苦になりません。

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「開会式」
この感謝の気持ちをこめて始まった記念行事。以来10円カレーの
日として親しまれ日比谷公園の秋の風物詩になっています。開始
される前に入口付近で開会式が行われました。数々の試練を乗り
越え創業113年たった今も、多くの人に愛されトラブルにもめげず
に営業を続けてこられたのは、信頼できるシェフの腕があったから
でしょう。と、社長の言葉に胸を打たれます。スタッフの紹介や毎年
徹夜組みが30人ほどいて、その人たちを感謝を込めて紹介されて
いました。協賛企業からプレゼントが贈られたようです。

   「第44 回 10 円カレーチャリティ」
日程:  2016年9月25日 (日)
時艱:   11時スタート ・ 先着1500名
場所:  日比谷松本楼 ・ 本店

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老舗のレストランとして、名をはぜてきたこのお店でぜひとも食べ
ておきたいのが、秘伝のレシピで作られるカレーライス。開店前か
ら長蛇の列ができ、予定の1500食は開始前に品切れとなったよ
うです。老若男女さまざまな年代の方が、参加しているようですが、
年配の方が多いかなという感じです。

「松本楼」 は、1 階がグリルになっていて、単品の洋食メニューなど
はここで食べたり飲んだりします。外のオープンテラス席との行き来
も自由なので、天気のいいときは外で緑に囲まれて食べると気持ち
がよさそうだ。雅子さんも外務省勤めのときはここのテラスでハヤシ
ライスなんかを食べていたんだとか。その頃のことを今では懐かしく
思ってるだろうか。変格式が高いのですが、都会のど真ん中でのん
びりしたお昼のひとときを過ごすには、まずここは選択肢から外せ
ない店です。ただ、いつも混んでいて待たされます。大イチョウの
木の木陰で涼しくなる快適なテラス席、鳥のさえずりがよく聞こえ、
木々や花々を愛でながら食事を楽しめます。

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恒例の 「10 円カレーチャリティー」 が開始されました。いつも25日
は、平日が多いので勤めていると参加できません。今回は日曜だし、
待ちに待っての参加なので、何だかワクワクしてきました。私ばかり
でなく皆さんもソワソワしていました。不思議な感じです。

この松本楼は洋食屋さんのイメージですが、れっきとしたフレンチレ
ストランであることをまず申し述べておきたい。戦争や火事を乗り越
え、100年前より洋食の文化を日本に広め、現在も目新しさはない
ものの、洋食、そしてフレンチを愛する大人、企業人にしっかり根付
く松本楼。長く育まれた歴史の重みは揺らぐことはないと思います。

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ようやく店の前に到着。
入り口に募金箱が設置されているので、そこに寄付金を入れてから
店内へ。当初10円で振舞われたカレーは、10 円でカレーが食べ
られるとして有名になっていますが、現在ではチャリティーボックス
に10 円以上いくらかでもいいので気持ちを入れてもらう形式らしい。
カレーは、募金にご協力いただいたお客に先着1,500名様にふる
まわれるというわけです。当日のお客様からの募金に、日比谷松
本楼からの寄付金を加え、これまでもチャリティーで集まった募金
は日本ユニセフを通じて世界の子どもたちの支援に役立て、阪神
大震災、東日本大震災など国内で大災害が起きた際には現地へ
の義援金としてきたようです。今年は寄付金のすべて熊本地震の
被災地に寄付されるそうです。  美味しいカレーを食べられ、つい
でに寄付ができるってとても素晴らしいことですよね。入口で一人
一人のお客様に低姿勢で挨拶をされる姿には、昔ながらの商売
の原点を垣間見ることができた気がしました。

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カレーの食べる時間があるので、始まっても時間がかかるだろうと
覚悟していたが、意外にスムースに行列は流れました。入り口で寄
付すると、私たちは2階に案内されました。創業明治36年、スタッフ
ひとりひとりのホスピタリティが受け継がれて100余年。日比谷松本
楼の歩んできた道は、おもてなしの歴史でもあるのでしょう。客に対
する対応の姿にただただ感銘を受けるばかりでした。明治から昭和
初期にかけて “松本楼でカレーライスを食べて珈琲を飲む” ことは、
当時とても “ハイカラ” なこととされていたというので、ちょっとワクワ
クしてしまいます。 テーブルに整理券を置いてまちます。最初に
ボトルを持ってきました。エッ!

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「ハイカラビーフカレー」
毎年のイベントなので、店員さんも慣れていて無駄が無い。席に座
ると同時にボトルが一本、そしてカレーが出てきました。ボトルは協
賛企業からのもので、以前はカルピスでしたが、今回からでしょうか、
ココナッツウォーターでした。(下右) ココナッツ果汁のクセのない、
やさしい甘みのすっきりとした口当たりでした。キリンが提供してい
るようで、キリンならビールの方が良かったなぁ~。毎年、カレーの
他にボトルも付いて、並んでも損はありません!。(笑)

カレーは迅速に運ばれてきました。
さて肝心の味のほうはというと、いたってシンプルなカレーで、辛さは
ほとんど感じません。が、ビーフが美味い!ごろごろとした食べやす
い大きさのビーフが柔らかく、肉の味がしっかりしており、この肉の味
に満足しました。舌に越えてる現代人には決して古びていないです
が、昔の日本のカレーはこんな感じだったろうなと思わせるカレー。
あっという間に完食、いやー美味しかった。 このお店のみならず明
治から続く歴史の中にいる、という実感が持てます。昔の人はどん
な気持ちで、このお店でハイカラカレーを頂いていたんでしょうね。

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店員さんもそうですが、客の方も慣れているのか、さっと食べて席
を空ける。1500人いますからね。急かされているのではなく、自
然な配慮で成り立っているようでした。老舗の良さをじゅうぶんに
認識できた昼下がりの一皿は、店外に出て初めて、さすが老舗
の味だなぁ、と思てしまいます。

街のカレー屋さんの味とも、高級ホテルでのカレーとも違う。聞け
ば、まず仕込みにかける日にちと時間は半端ではない。30人の
調理スタッフが下準備に2日、煮込みに4日、最後の一日は寝か
して味を落ち着かせるのだという。イベントは1 日、それも数時間
で終わるが準備は一週間も費やされているんだそうです。納得の
カレーというわけです。さすが松本楼のカレーは本格的です。

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明治時代から長く愛されてきた昔ながらのカレーの味を楽しみな
がら、チャリティーにも参加できる松本楼の 「10 円カレーチャリテ
ィ」。日比谷公園内の大行列のある風景は例年通り変わりません。
子供の頃から10 円カレーの行列は有名で、毎年ニュースで見て
いた気がします。老若男女が並ぶ様子は例年と変わらず。 でも、
やはり比較的時間のある 「老」 が多いかもしれません。9 時過ぎ
頃に整理券を渡していました。(下右)

子どもの頃、祖父に連れられて近くへ来た時は、必ず 「カレーが
食べられるぞ」 と言って、この松本楼に立ち寄っていました。そん
なにカレーが好きではなかったんですけどね。(笑) そんな祖父
からカレーの食べ方を教わったものです。「お前が指揮官、ご飯
が部下の兵隊、カレーが敵だと思ってじわじわ包囲しながら食べ
ろ。そうすればお皿の上に余計なカレーのよごれはなくなる」 と。
母が祖父と私のカレーの食べ方がきれいだと不思議がっていま
した。カレーの汚れは洗う方としては大変ですからね。

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行列で思い出すのは、あの目黒のさんままつり。沿道沿いに延々
と続く行列は一種の恒例行事みたいなものです。対してこちらは
人数も限られていて、整理券を渡して行っているのである意味、
木陰の中を並ぶのでお洒落な感じもします。松本楼の2 階から
窓越しに撮った風景です。(下右)

日比谷公園内ど真ん中に店を構えているためか、自然に囲まれ
とても静かな環境です。そのため太宰治など数多くの著名人・文
豪が足を運んでいたそうです。高村光太郎は『智恵子抄』の中で、
「松本楼の庭前に氷菓を味へば 人はみな、いみじき事の噂に眉
ひそめ かすかに耳なれたる鈴の音す」 と書いた。 夏目漱石の
「野分」 には 「公園の真中の西洋料理屋」 として登場する。太宰
治の 『善蔵を思』 でも 「宴会の場所は、日比谷公園の中の有名
な西洋料理屋である。午後五時半と指定されていたのであるが、
途中バスの聯絡が悪くて、私は六時すぎに到着した。」 と ある。
みんな来てたんだねと思うと、何故か懐かしいような気持ちになっ
てくる。ああ、松本楼、と。著名人に好まれる理由は、実際に足を
運んでみれば分かるだろうと思います。

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「ピアノ」
入口を入ってすぐ、1 階ロビーにピアノが展示されていました。
これはヤマハピアノの第一号機で、現存する2 台のうちの1台な
んだそうだ。日本で一番古い国産ピアノのひとつという。しかもあ
の中国の革命の志士、孫文の奥様が弾いていたものだそうです。
孫文は松本楼の大事なお客様の一人だったという話に、歴史の
深さを感じずにはおられませんでした。

松本楼は老舗の洋食屋ということで、大勢の有名人も訪れている。
たとえば中国革命の孫文などもそのひとりで、日本に亡命していた
ときにここを訪れていたというエピソードも残っています。奥さんの
宋慶齢 (そうけいれい) は、いわゆる 「宋家の三姉妹」 の次女で
(妹は蒋介石夫人の宋美齢)、夫婦が中国に戻るまでのあいだ、
婦人は梅屋邸に身を寄せて、ひまさえあればピアノを弾いていた
そうです。当時の松本楼代表の曾祖父は、中国革命の父と称えら
れる孫文を一生をとおして、物心両面で支えていたといいます。
孫文は、しばしば松本楼も訪れていたことから、松本楼の再建後
に 「孫文夫人ゆかりのピアノ」 が展示されることになったようです。

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「首賭けイチョウ」
松本楼の横に立つ大銀杏です。 現在の日比谷交差点脇にあっ
たこの銀杏を、明治32年頃に道路拡張のため伐採されようとし
ていたところ、日比谷公園の設計者である本田静六博士が、移
植不可能といわれたイチョウを首に賭けても移植させるといって
移植させたのだといいます。 自分の首を賭けても移植を成功さ
せるといったことから、「首かけ銀杏」 の名があります。 樹齢約
500年ともいわれます。この銀杏には焼き打ち事件の際には火
を浴びるなどの被害を受けましたが、いまも天高く茂っています。
松本楼の横にあるため、夏はその銀杏が日差しから守り、冬は
葉を散らせテラス席に温かい日差しがさすという。

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毎年9月25日には大勢の人が集まり、度々ニュースでも取り上げら
れていますから、報道の方も例年通り取材していました。(下) 過去、
アグネス・チャンさんとのコラボカレーなど企画内容を変えたことはあ
ったものの、今では “10 円カレーチャリティ” が秋の始まりの風物詩
として定着しています。

緑あふれる都会のオアシス・日比谷公園。松本楼のテラス席に座れ
ば、ここが東京の中心部であることを忘れるほど、長閑で平和な時間
が流れています。その 「ハイカラビーフカレー」 の味は、どこか懐かし
い欧州風。時代が変わってもカレーの味は変わらないようです。お洒
落でハイセンスなレストランばかりがフレンチではないとも言えます。
こうした 「歴史」 を感じさせる伝統的なフレンチが都会のど真ん中、
それも公園の中で楽しめるとは日本の食文化もなかなか捨てがたい
ものがあります。

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伝統の味を誇るカレーを味わえつつ、社会へ支援。
誰にでも親しまれているカレーライスだったからこそ今まで続いて
いるのかも知れませんね。何だかカレーが食べたくなったという方、
いませんか? もちろん松本楼のカレーをお勧めですが、やっぱり
お母さん自慢のお手製の味も捨てがたいですよね。
明日あたり、ご家庭で・・・・どうぞ!





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