一ヶ月に2回満月を迎える月を「ブルームーン」という。 そのブルームーンを見ると願い事が叶う・・・・。







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「いただきます!」 っていってますか?

...2016/02/14 08:30...

今冬は特に寒さが厳しく、寒がりの私はもう暖かい
日差しが恋しい。北海道にいる友人から春を待つ
気持ちがつづられたメールと雪景色の写真が送ら
れてきた。雪国でのご苦労がしのばれる。

ちょっと前に 「深梅」 という言葉を知った。
春を告げる梅の花を探す冬の季語で、春の訪れを待ち
きれず、兆しを見つけようという心の弾みをいうらしい。
風流とは縁遠い私も気持ちはよく分かるし、似たような
ことをする。春の気配を探していました。

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8日は旧暦で祝う中国のお正月 「春節」 でした。横浜に住んでいる
友人から食事の誘いを受け横浜の中華街へ家族で行ってきました。
私は仕事が終わてから駆けつけたのですが、中華街通りは人で埋
め尽くされてい て店にたどり着くまで苦労しました。(笑) なんとも
華やかな雰囲気。ときどき耳に入ってくる中国語。いつしか、中国
のどこかの街を旅しているような気分になってきます。寒さをふき
飛ばす元気な 「春節」 を迎え気持ちが一気に盛り上がりました。

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これは 「採青 (さいちん)」 といって、神様のお使いである獅子が
銅鑼や太鼓のド派手な音に合わせて乱舞し、店先に吊るされたご
祝儀の 「紅包 (ほんぱお)」 (上右) をパクリと加え、(下右) 各店
舗の商売繁盛や五穀豊穣を祈願し舞います。新年を祝うと共に富
貴吉祥を祈る 「春節」 伝統 行事のひとつのようです。1軒1軒回る
のですべて回り終えるに夜遅くまでかかるようです。

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獅子は、お店の中にまで入り込み、(上左) 跳ねるように踊りなが
ら各テーブルを回っていきます。(上右) この獅子にパクリと頭を
咬んでもらうと、(下左) 厄を祓い福が来る 「開運厄徐」 や 「無病
息災」 のご利益があるとされています。また、獅子が悪いものを食
べてくれた、咬まれたけれど無事だった という事から 「健康長寿」
をもたらすという意味もあるようです。私達が予約した店にも獅子が
乱入して大騒ぎでした。それでも、チャイナレストランでゆっくり美味
しい 「春節」 ならではの味も楽しみました。 「春節」 に家庭の円満と
団欒を願って食べるという白玉団子 「タンエン」 もいただきました。
お腹も心も温まり、ふわっと幸せな気分に満たされた「春節」 でした。

近所の並木を通っ時、木の間に見える空が狭くなったような、枝が
濃くなったような気がして見上げたら、小さな固まりのつぼみが点々
としていた。まさしく 「冬は必ず春となる」 のですね。陽が沈むのが
日に日に遅くなっているように感じます。少しずつ少しずつ、確実に
春がやってきています。

 春よ来い 早く来い


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「いただきます!」 っていってますか?

ぽかぽか陽気だった日に、同僚と仕事で外出途中に公園で
一息ついていたら、「いっただきま~す」 と元気のいい声が
飛び込んできた。 振り返ると幼稚園児たちが、芝生で輪に
なって弁当を拡げ昼食のひと時だった。 誰か言わなかった
子がいたのだろう。 何々君 「いただきます」 は? 
何度も、何度も、注意されていた。

なぜ 「いただきます」 と言うのでしょう?
食事を始める時の 「いただきます」 には、2つの意味がある
という。ひとつ目は、食事に携わってくれた方々への感謝です。
料理を作ってくれた方、野菜を作ってくれた方、魚を獲ってくれ
た方など、その食事に携わってくれた方々へ感謝のこころを表し
ています。二つ目は、食材への感謝です。肉や魚はもちろんの
こと、野菜や果物にも命があると考え、「○○の命を私の命に
させていただきます」 とそれぞれの食材に感謝し、食前の挨拶
として定着したと聞きます。

ライフスタイルの変化で、家族がいても一人で食事をしたり、
外食や市販弁当を食べる機会も増えています。その時 「いた
だきます」 と言っているだろうか。後輩は学校を卒業して一人
暮らしを始め、食事をする時に 「いただきます」 て言ったら、
だーれもいなくて、すごく孤独を感じたと笑って話したことが
あります。誰もいない、返事もないのに、言えば漂う妙な
寂しさ・・・・言わなくなりますね。

ある小学校で 「給食の時間に、うちの子には 「いただきます」
と言わせないでほしい。給食費をちゃんと払っているんのだから、
言わなくっていいのではないか」 と申し入れた母親がいたという。
母親のような考え方は必ずしも珍しくない経験談もあります。
お店で 「いただきます」 「ごちそうさま」 と言ったら、隣のおばさん
に 「何で」 と言われたという女性もいました。「作っている人に
感謝しているのです」 と答えたら、「お金を払っているのだから、
店がお客に感謝すべきだ」 とも言われたらしい。

母親や隣のおばさんは 「いただきます」 を言うかどうかを、
物事を売る、買うという観点で決めているのでしょう。
売り買いはビジネスですから「お金を払っているから、
「いただきます」 と言わなくってもいい」 というのは、
命でなくお金に手を合わせています。「いただきます」
「ごちそうさま」 という言葉は、人として生かされている
ことを、すべてのものに感謝する、日本人の心に
古くから受け継がれてきた美しい表現のひとつです。

「いただきます」 は食べ物の命を頂く意味で言っています。
確かに大事です。ただ言わなきゃいけないとは思えなく
なってきました。先日、節分後にスーパーやコンビニで
売れ残った恵方巻きが大量に処分されたという。飢えに
苦しんでいる人間がたくさんいる一方で、残ったものを
処分する。同じ地球の上に、食べ物をもらえず飢えて
死んでしまう子供たち。ここに私達先進国の人間も飢餓
の問題を他人事として、見て見ぬふりはできない現実が
あります。いつの間にか 「いただきます」 の意味や、
ありがたさを忘れてしまていないだろうか。

幼稚園の弁当でも学校給食でも「いただきまーす」 と言っ
ていたはずですが、特別に 「みんなで言おう」 というのは
おかしいとも思えてきます。きちんと残さないで食べれば、
「いただきます」 と言って残すより、いいとも思えます。
食べ物を大事にできているかどうか、言わないのが
「いけない」 と反対することではないようにも思えます。
笑顔であいさつするけど、挨拶した相手の悪口を陰で
言いふらしている人と同じです。それなら挨拶しないけど、
悪口も言わない人のほうが好いとも思うようになります。

商売をしていて食事も交代でとる人なら、何も言わずにさっ
さと食べるだけだし、逆に敬虔なキリスト教徒は家族全員で
祈りをささげ、「アーメン」 って言ってから食べるでしょう。
古風な家庭なら、食事中はしゃべらずに黙って食べろと
言われるかもしれない。ほかの国では、食事の際に宗教的
な儀式はみられますが、「いただきます」 「ごちそうさま」 の
ような挨拶をしない国もあります。食事の前に 「いただきます」
と言うかどうかはたんなる習慣の違いです。言わないから
「育った環境が悪い」 わけじゃないのです。

「言うのが当たり前」ではありません。「人として当然」 などでも
ありません。英語をはじめ欧米の言葉には 「いただきます」 に
相当する言葉自体が存在しません。「いただきます」 「ごちそうさま」
に教えられることは確かに多いでしょう。子育て中の方はなおさら
躾も大事です。でも、私達が作り出す様々な物にも命があります。
その命を粗末にせず最大限に使い切ろうという精神は、私達自ら
の命をも大切にすることに繋がっていくのではないでしょうか。
何気ない言葉ですが、意味を知って使うことで、こころの栄養に
つながります。

特別、無理して良い人ぶることはないけれど、言っても言わなくても、
大声でも小声でつぶやくだけでも、思うだけでも、いいことにしましょう。
「いただきます」 といって食べ物を粗末に残すのは苦手です。
本当に大切なのは食べ物を大事にできているか、だと思います。
改めて 「いただきます」 を考えてみました。


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  上野東照宮 冬ぼたん苑   2016

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夏目漱石や森鴎外の文学作品にも登場する 「精養軒」。所要で
出かけた帰り、偶然にカメラ好きの近所の方と上野公園で遭遇。
聞けば上野東照宮の牡丹苑に来たのだという。上野公園の博物
館や美術館はよく出かけるが、上野東照宮のぼたん苑は滅多に
訪れない。冬牡丹の花の見頃の時期だと言うので私もお供し、
藁囲いに覆われた美しい牡丹を楽しみました。

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上野東照宮の大鳥居 (下左) を進むと赤い門 があります。水舎門
というもともとは慶安4年 (1651)、家光の命で上野東照宮の大改築
が行われた際に水舎の覆屋だったもの。昭和39年に水舎の上屋
だけを門として移築したものです。 (下右) 門の左手の囲いの中
は、昭和55年 (1980) に日中友好を記念して開園された 「東照宮
ぼたん苑」 があります。(上) 園内は回遊式の日本庭園で、日本
のぼたんと、中国政府から友好記念として贈呈された希少な中国
のぼたん等、春と冬を合わせ日中洋のぼたんが植えられています。

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徳川家康公をお祀りする東照宮は、日光をはじめ全国各地にあ
るけれど、上野公園の上野東照宮は 「ぼたん」 の名所があること
でも知られるスポット。「ぼたん苑」 では、寒さの中で冬の牡丹が
見ごろになっていました。

「上野東照宮 ・ 冬ぼたん苑」
開苑期間 :  2016年1月1日 (金) ~2月28日 (日)
開苑時間 :  午前9 時30分~午後4 時30分 (入苑締切)
入苑料   :   大人 (中学生以上) 700円
          団体600円 (20名以上)  小学生以下無料

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苑内には冬牡丹の他に、大切に育てた寒牡丹もあります。 春の
ぼたんと比べると花は小振りですが、その希少性から新春の壽華
として珍重されています。現在は中国牡丹、アメリカ品種、フランス
品種を含め500株以上の牡丹があでやかに咲き誇ります。 一般
公開される冬ぼたんは約40品種・200株。赤色に白い絞りが入っ
た 「島錦」、淡紅色抱え咲き 「新七福神」、濃い紅色八重咲き 「花
王」、寒牡丹の 「島の司」 など、東京都心にありながら緑豊かな
上野でゆっくりと、藁囲いされた冬牡丹を鑑賞することができます。

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この時期に咲くぼたんには、厳密には寒ぼたんと冬ぼたんの二期
咲き (早春と初冬) と2つの種類があるようです。冬ぼたんと寒ぼ
たんの違いを一目で区別する方法は、緑の葉があれば冬ぼたん、
葉がなく花だけのものが寒ぼたんのようです。

「寒牡丹」 は、早春と初冬の年に2回咲く性質を持つ品種の牡丹で、
冬咲きのものが 「寒牡丹」 と呼ばれています。寒牡丹の花は着花率
が低いため、春にできるツボミをつみ取り、秋のつぼみのみを残す
場合もあります。また、秋に葉も落として開花時期を遅らせ、冬に藁
囲いをして暖かいところにおくことで開花します。秋に葉を落として
いるため、寒牡丹は花の見頃の時期にはほとんど葉をつけません。
「冬牡丹」 は、春に咲く春牡丹の花を人工的に温度調節して促成栽
培を行い、冬に咲くように仕立てた牡丹のことを呼びます。温度調節
をして咲かせているため、寒牡丹の花の見頃の時期に青々とした葉
がついています。

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四月のころの春牡丹は蛇の目傘ですが、この写真のように霜よけ
の藁囲いに包まれて咲く冬の牡丹は風情を感じさせてくれます。
花は春に比べると小さ目ですが、やはり冬ならではの雰囲気を
感じさせ苑内に彩りを添えます。 実は冬牡丹は大変な努力に
よって見ることが出来る花なのです。

花の少ない冬にお正月の縁起花として抑制栽培の技術を駆使して
開花させたものが冬牡丹だそうです。 春夏に寒冷地で開花を抑制、
秋に温度調整し冬に備えるという作業に丸二年を費やし、厳寒に楚
々とした可憐な花をつけるそうです。手間暇が掛かるだけ美しい。

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「黄冠 (おうかん)」  (上)  
上野東照宮ぼたん苑に美しい黄色の牡丹、黄冠が咲いていました。
島根県で作出された日本初の黄牡丹で 「ハイヌーン」 と 「新扶桑」
の交配品種のようです。抱え咲き八重、見栄えがよく大輪の花です。
黄色牡丹には珍しく上向きぎみに咲くようです。流通の少ない珍し
い品種です。ロマンチックなレモンイエローで、牡丹の王様の雰囲
気を持っている感じですね。
「島の藤」   (下)
八重咲き牡丹で存在感のある大輪の花が咲きます。花びらの中心
は紫色、外側に向かって淡くなるグラデーションが美しい牡丹です。
明るい藤色はほとんどピンクと見分けがつきませんが、花びらの縁
がギザギザなのが特徴のようです。花びらがゴージャスな 「島の藤」
ですが、ほんとは優しい人柄なんだけど、つれなくしかふるまえない
女王さまという感じでしょうか。

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「紀子の舞」 (上)  
新登場の純白の花を咲かせる「紀子の舞」なそうです。秋篠宮紀子
さまの名前がつけられた牡丹のようです。 透き通るような純白で白
無垢の花嫁さんって感じ・・・。ちょっと恥ずかしそうなのがいいです。
詳しくは分かりませんが、とても目を引く清楚で白が美しいですね。
「金晃 (きんこう)」 (下左)  
直径15センチほどの黄色が艶やかな印象の千重咲き牡丹です。
このぼたんは他品種の花が咲き終わった後に遅れて咲く最晩生咲
きで花が下を向いて咲くようです。花弁が重なっているので重くうつ
むきがちのようにも見えました。フランス原産のようです。
「花王」   (下右)
やや紫がかった赤の花色で万重咲きの寒牡丹 「花王」。洗剤メー
カーの花王ではありません。(笑) 花の王というので、その名が花
王なら王の中の王ということになります。でも 「王者の風格」 という
花言葉から浮かぶイメージとはかけ離れていて、咲き誇る姿が見
られないのが残念でした。

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江戸の風情を今に残す回遊式牡丹庭苑に冬牡丹が苑内に彩り
を添えます。苑内には休憩所が設置されていて、座ったところか
ら眺めるのもいいです。 庭で輝く宝石のような花時が育み、長い
間大切に育てると ・・・・・・ 庭が楽園になります。五重塔を背景
に眺めるぼたんも絵になります。

そもそも牡丹の原産地は中国西北部。元は薬用として利用され
ていたが、盛唐期以降、その花姿が他の花を圧倒するほど豪華
で気品があることから「花の王」「花神」とも呼ばれ、どの花よりも
愛好されるようになったといいます。牡丹の花の豪華さはシーボ
ルトもこれぞ 「皇帝の花」 と賞美したほどで、流通の少なかった
ヨーロッパでは高嶺の花とされていました。その後、芍薬を使用
した接ぎ木が考案され、急速に普及したようです。

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「聖代」  (上)  
ピンクの大輪の花びらが薄く華やかに見え、中心部の花弁が大き
く重なり合い、淡い赤紫色でぼかしが入っている綺麗な牡丹です。
「聖代」 というのは、すぐれた天子の治める泰平の時代ということ。
中国なら尭舜をはじめとして禹湯文武、漢の文帝、唐の太宗という
ところでしょうか。ローマには五賢帝、アメリカならワシントン、日本
ではどうでしょう。総理を天子になぞらえるわけに行きませんね。(笑)
 「日暮 」    (下)
咲き始めはわずかに紫を帯びた赤で、花の終わりには紫が濃くなる
八重咲きの中輪品種のようです。 赤色の美しい牡丹、「日暮れ」 で
はなく日暮らし、でしょうね。 「徒然なるままに ひぐらし硯にむかい
て・・・・・」 というと徒然草です。日暮れて道遠し、というところです。

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「八千代椿」  (上)   
色の発色がよくみずみずしいピンク色で、透明感のある明るく花が
重なりあい、花の先端が丸みを帯びていることが特長のようです。
抱え咲きと言って中に芯が巻いていることも美しさの一つです。
ツバキと名が付いても椿ではなく 「牡丹」 です。(笑) どうして椿と
いうのか理由はわかりませんが、陽射しが花びらを透き通るような
感じに咲いて、これ、一番のお気に入りにしたい牡丹でした。
「島錦」   (下)
牡丹では数少ないという、花びらに絞り模様の入るもっとも人気の
ある牡丹です。島根県は牡丹が県を代表する花なのだそうです。
その島根と縞々の島が混ざって「島錦」。赤のベースに淡いピンク
の模様が入っています。赤に白の絞り咲きの花や、絞りのない赤
や桃色の単弁咲きになる場合があるようです。中国で一世を風靡
した牡丹。やがて日本で突然変異種 「島錦」 が誕生し、歴史を刻
む世界の銘花として愛されているようです。斑入りの花びらが美し
いです。綺麗でしょう~。ほおらね、今が一番きれいどき、私たち
だって花盛りよ、と言っているようです。

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牡丹の品種はそれほど多くないようですが、よく手入れが行き届
いていて見ごたえがありました。 牡丹だけでなく香りの強いロウ
バイやマンサクの黄色い花などもあり、一緒に楽しめます。

日本には弘法大師が奈良時代に中国から持ち帰り、その花の美し
さから 「立てば芍薬、座れば牡丹、揺れる姿は百合の花」 と、女性
の美しい姿や振る舞いを形容するように、古くから牡丹は美しさを
象徴する植物でした。牡丹は花の観賞価値だけではなく、植物が
持つ薬効についても重宝されていました。その後、鑑賞用に栽培
されるようになり、現在残っている在来種の牡丹は明治時代以降
に品種改良された品種といわれています。

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「ハイヌーン」   (上左)  
アメリカ産で、花弁基部に炎形の茶褐色の斑紋があり、二期咲きの
傾向があるとのことで、冬牡丹にするには好適なのでしょう。ハイヌ
ーンは正午、また絶頂期という意味で、映画「真昼の決闘」の原題
だそうです。日本語に翻訳して 「真昼間」 と呼んでいる場合もある
ようですが、あまり牡丹らしい語感ではありませんね。黄色の牡丹
には他に金晃、黄冠があり、金晃は下向き、ハイヌーンは横向き、
黄冠は上向きに咲くそうです。
「太陽」   (上右) 
八重咲き牡丹で中輪の抱え咲きの早咲きです。やや濃い赤と、柔ら
かな輪郭が魅力です。蕾から出始めは紫色を帯び、満開時は鮮や
かな濃い赤色に変わるんだそうです。太陽のように 燦々と輝く情熱
的な花色という感じには程遠い感じですが、樹勢が強く、切り花、促
成栽培に向いているようです。比較的入手しやすい品種とか。
「島大臣」   (下)
気になる 「島大臣」 という牡丹。牡丹の中でもポピュラーな品種の一
つといわれ、濃い深みのある赤紫色で、咲き進むにつれ赤っぽくなっ
ていくそうです。千重咲きの大輪の花で、樹勢が丈夫に育つ、これぞ
牡丹! という感じ。生け花や茶花の切花として愛されているようです。

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菰をかぶって咲く冬牡丹、寒いだろうに・・・・。
でも必死って感じでなく優雅な姿に、こちらの心が暖かくなります。
寒さに耐えて、咲く冬ぼたんは今の日本の象徴とも思えます。赤、
ピンク、白そして黄などの花々が菰を被りながらも艶を競っていま
した。願わくば菰に似合う雪が降ったときに訪れたかったのですが、
霜よけのワラをかぶった牡丹が、まるで肩を寄せ合う親子を思わ
せますね。防寒対策をしっかりして、冬のお花も大変です。

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「連鶴 (レンカク)」   (上)  
これは純白の花びらが可愛らしい、白系牡丹の代表 「連鶴」 です。
千重、半抱え咲き、中輪の花で茎と葉のバランスが良い大輪牡丹
なようです。連鶴は千年、というくらいおめでたいことで、鶴は夫婦
どちらか片方が死んでも、残された1羽は他の鳥とは一緒にならな
いという習性があると言われています。本当かどうかはわかりませ
んが、夫婦の愛情の永遠を詠った言葉ですが、雌雄が1眼1翼で、
雌雄揃わないと飛べないそうです。、雄が左眼左翼で、雌が右眼
右翼で、地上ではそれぞれに歩くが、空を飛ぶ時はペアになって
助け合わなければならない。 このことから、後の人は仲のいい夫
婦を 「比翼の鳥」 に譬えるようになったと言われます。まさにわら
囲いの中で身を寄せ合う夫婦のように寄り添って咲いていました。
「島の司 (しまのつかさ)」  寒牡丹  (下) 
素人が一見するとバラみたいに見えるこれも牡丹なそうです。まだ
開きかけなのでしょうかね。これが実は今年の目玉だそうです。「島
の司」 という古い品種で牡丹の原種だそうです。約350年前からこ
のままの姿で残っているものだとか。しかも本来は春に咲くものだ
そうですが、今冬の気候不順で早くも開き始めてしまったそうです。 
凛と咲く姿が眩しいですね。 やさしさに なお惑いつつ 寒牡丹 

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冬ぼたんは、他の花のような華やかさはありませんが、自然のまま
の不思議さや寒さの中で一花咲かせる姿は一見の価値があると
思います。牡丹はどれも似たような感じだと思っていましたが、よく
見ると違いがありますね。牡丹って面白いです。比較的小さな株な
のに大輪の花を咲かすんですから。しかも色とりどりです。 詳しい
ことは分かりませんが、素人でもどれ一つとして同じ花があるように
は見えません。意外と背が低いんだな、というのが第一印象です。
香りはするのかな? と鼻を近づけてクンクンしてみましたが寒すぎ
て鼻が麻痺してたのかあまり感じませんでした。(笑) 毎年のように
咲く東照宮の冬ぼたん。職員の皆さんの苦労の結果が見事に美し
い花を咲かせています。

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寒い中でも艶やかに咲く牡丹は風情があり、一株ずつ雪除けの
藁囲いの中で寒さに耐えながら咲く様子が、可憐でけなげです。
冬ぼたんは1月~2月中旬が見頃のようですが、暖冬の影響か、
1月始めにはすでに見ごろだったようです。今は寒いけど。(笑)
花の殆ど咲かないこの時期に、可憐に咲いて人の心を和ませて
くれる冬ぼたんにも、観賞したいと思う人達の期待に応えるため、
その裏ではさまざまな努力や気遣いがあるようです。

牡丹の魅力は詩人や文豪にも詠われていて、正岡子規や与謝
蕪村、夏目漱石、森鴎外などの作品にも残されています。正岡
子規の 「 一輪の 牡丹輝く 病間かな 」 と言う詩には、豪華な
花姿と自分の姿、医の神と呼ばれる薬効と自分の病気を照らし
合わせ、いつしか牡丹のように輝ける未来が訪れるようにとの
願いが込められているのかもしれませんね。

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牡丹を観賞し終わった後は、お休み処でほっと一息。赤い毛氈を
敷いた腰かけには火鉢が置いてあり、手を温める事が出来ます。
(下) 店の前ではボタンの苗木も売っていました。もみだしの熱い
「日本茶」 や 「甘酒」 を飲んで温まりながら、ゆっくりぼたんを眺
める時間はとても心地よく幸せを感じる時です。綺麗なぼたん娘
のお姉さん? に、甘酒を注文したら缶入りだったので、ガッカリ。
以前は160年以上もの歴史を持つ老舗、神田明神鳥居際にある
天野屋さんの甘酒を提供していたんですけどね。残念でした。

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「奉納俳句」
ぼたん苑内には、俳句を楽しんで貰おうという心使いもあって、紙と
ペンが用意されています。(下左) 俳句愛好家には喜ばれているよ
うで、結構、素晴らしい句が貼り出されていました。 人の句を詠むと
影響されて自分も一句となるのでしょう。 よく見ると英語で書かれた
ものもありました。俳句というよりも詩のような感じでした。 藁囲いの
花の合間に俳句をしたためた板 (上右) が沢山あり、これが花をじゃ
ましない程度にそっと立っていて、ひとつの風情になっているとか。
牡丹を眺めながらゆっくりこの献句を読むのもひとつの楽しみです。
花に添えてあった句には、こんな句もありました。

冬牡丹 心の隅に ともしけり

雪除けのワラ囲いの中で、寒さに耐えながらも可憐な花を咲かせて
いるその姿を心に留めて明るく生きよう・・・・・そんな感じでしょうか。

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塀の外には五重塔が聳え、さらにぼたん苑に美しさを添えてくれ
ています。(上) ぼたん苑からも旧寛永寺五重塔の上の方はよく
見えます。花の少ない厳寒期の花木として貴重で、強い芳香のあ
る黄花をつける 「ソシンロウバイ」 (下左) も、寒さに負けず元気に
咲いていました。 「ぼたん苑」 の鑑賞を終えたら、せっかくなので
上野東照宮も参拝してきました。(下右) 「上野東照宮」 は、徳川
家康公を祀る神社として創建され、現在は大修理を終え、江戸創
建時の色鮮やかさが見事に復元されています。わら帽子のような
わら囲い 「わらぼっち」 に守られ、赤や白、ピンクなど大輪の花を
咲かせた冬牡丹が来園者の目を楽しませてくれる上野東照宮の
牡丹苑でした。

【おまけ】
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「上野精養軒」
東京 ・ 上野恩賜公園内にある老舗西洋料理店 「上野精養軒」
は、日本でのフランス料理店の草分け的存在。欧米視察より帰
国した岩倉具視の勧めにより、創業者が上野公園開設に伴い、
園内の食事処と社交の場を併せ持つレストランとして不忍池畔
に開業したのが始まりで、明治期には国内外の王侯貴族や名
士達が馬車で駆けつけるなど、鹿鳴館時代の華やかな文明開
化を象徴する存在でした。精養軒には文壇たちも登場します。
森鴎外も家族で幾度となく足を運んだようです。高村光太郎は
智恵子との結婚披露宴に、太宰治は処女作品 『晩年』 出版記
念にと、与謝野晶子、芥川龍之介、二葉亭四迷、夏目漱石の
代表作の一つ 『三四郎』 に、精養軒はしばしば登場します。





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