一ヶ月に2回満月を迎える月を「ブルームーン」という。 そのブルームーンを見ると願い事が叶う・・・・。






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「ならぬもの十訓」

...2015/11/15 07:40...

先週日曜日は暦の上で冬が始まる 「立冬」 でした。
東京は梅雨のようなじめじめとした雨の一日だった
ので 「冬の気配を感じる日」 ではありませんでした。
今朝も昨日からの雨続きで、気温も上がらない、
と思っていたら、午後から日が射してきました。ホッ

乾燥した冷たい空気に鼻がむずむず、そして 「ハクション」
と、くしゃみが出てしまいがちな季節にもなってきました。
「一に褒められ、二に憎まれ、三に惚れられ、四に風邪をひく」。
くしゃみをすると、奇数回数の一、三は 「褒められ、惚れられ」
とうらやましい話ですが、偶数となると 「憎まれ、風邪を引く」
と遠慮したいものが並んでいます。

3 回目の、惚れられているのはまだしも、4 回目というのは、
もう風邪だろう! という、投げやり感が漂ってきますね。(笑)
奇数で上手く止められればよいのですが、そうは上手く
いかないものです。くしゃみは、「嚔 (くさめ)」 という言葉が
変化したものです。 ”くさめ” というのは、呪文のようなもの。

昔の人は、くしゃみをすると霊や、呪いによって、鼻から魂が
抜け出ると信じていたのです。そのため、その対抗策として、
「くさめ!」 とくしゃみをした人に言うことで、魂が抜け出るのを
守っていました。それがいつしか、”くしゃみ” に変わったと言う
わけです。このくさめの語源には、3 つの説があり、陰陽道の
「休息万命 (くそくまんみょう)」 を短縮したもの。くしゃみの擬
音を名詞化したもの。「糞食らえ」 を意味する 「糞食め (くそは
め)」 が変化したものなどがあるようです。

くさめという言葉自体は、鎌倉時代にはもう使われており、
歴史の深い言葉ということが分かります。日常のささいな出来
事から、昔の歴史を知る。ちょっとした探求ができましたね。

憎まれるのも勘弁ですが、これからの季節は最後の
「四に風邪引く」 に至ってしまうことも増えますので、
注意して過ごしたいものです。季節の変わり目に
風邪を引くとはよく聴く話。普段から風邪を引きやすい
私ですので、「四に風邪引く」 とならないように自戒の
意味で、今日のこの日に、この話を書いておきます。

そんな寒い日々が始まる初冬の時期に、ふと訪れる
穏やかな晴天が小春日です。暖かな日が続く季節なら、
さほど有り難みを感じないこんな日が、日増しに寒さの
つのるこの季節にあっては有り難い一日となります。
ともすれば忘れてしまいがちな、暖かな陽差しの小春
日和の有り難さに感謝する一日が、続くことを願って
今日も一日、お元気で!


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「ならぬもの十訓」


「もったいない」 が見直されてしばらく時間がたった。
私たち、現代の日本人が、惜しげもなく捨て去って
しまっているのには、必ずしも 「物」 だけではない
ことにそろそろ気付くべきだろう・・・・・。
職場の仲間との飲み会でそんな話がでた。

漢字を習い始めた子どもの頃、大切にしなければならない
ものとして 「智」、「仁」、「勇」 を丁寧に親が教えてくれた。
三つ年上の先輩がそう話していた。彼のお父さんは、この
ようなことを叔父から、改まって伝えられたのかもしれない。
そして、叔父はその一世代前の人から。このようにして
私たちの文化は伝えられてきたのだとも話していた。

普段の生活の中から賢くなることが 「智」。
弱いものいじめをせずに人を思いやることが 「仁」。
正しいと信じたことをきちんとやり遂げるのが 「勇」 と
習ったようです。儒学でいわれる3つの徳のことです。
「智仁勇の三者は天下の達徳なり」 と述べ、「三達徳」
(万人が修めるべき3つの徳) としている。

私たちの世代まで、かろうじて伝えられた日本人としての
精神的な基本構造は 「智」、「仁」、「勇」 にとどまらない。
田舎の貧乏開業医だったお父さんは彼に 「なかずく金銀
の欲を思うべからず、富めるは智に害あり」 と、成人して
から教えたという。現代社会の中で経済のことを気にしぎる
のは良くない、とまで言うのはどうかと思うのですが・・・・。

しかし、私たち日本人が、先人から伝えられてきた心の
ありようの多くを、過去の遺物として捨てさろうとしている
今日、「もったいない」 という意識をこの領域に拡大して、
よく考えてみないといけないような気がします。

最近の様々な出来事、狂惑なことが多い昨今。
「嘘をつくこと」 「イジメ」 「卑怯なふるまい」 など、
「ならぬことはならぬものです」 と、教えこむ方法なども、
なくしてしまうのは 「もったいない」 です。ただ気がかりなのは、
この国自身が、 「もったいない」 精神が薄れつつあることだ。
今の日本の教育には必要なのかもしれません。

「ならぬもの十訓」
忘れてはならぬもの   「感謝」
言ってはならぬもの   「愚痴」
曲げてはならぬもの   「つむじ」
起こしてはならぬもの  「短気」
叩いてはならぬもの   「人の頭」
失ってはならぬもの   「信用」
笑ってはならぬもの   「人の落ち度」
持ってはならぬもの   「ねたみ」
捨ててはならぬもの   「義理人情」
乗ってはならぬもの   「口車」

建築くいのデータの流用や改ざんで、失ってはならぬもの 「信用」 。
振り込め詐欺の口車にのってはならぬ。うまいことを言ったものです。
私も父から 「毎日の生活の中で、自分の顔を鏡で見なさい」 という
話を聞きました。鏡の中に自分がいます。私の中に私がいます。
・・・・・・ “もう一人の自分” を見つめ、自分を整えよという教えです。
私達が作り出す様々な物にも命があります。その命を粗末にせず
最大限に使い切ろうという精神は、私達自らの命をも大切にする
ことに繋がっていくのです。しかし、物ばかりではなく、その人の
精神の心得もまた大切なように思います。


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「立教大学 St. Paul’s Festival 2015」

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11月と言えば文化祭の季節! 特に注目なのが、東京6大学の
文化祭ですね! 全国的にも注目されていることから、来場者数
やゲストが豪華と話題になります。学園祭好きの知人に誘われて
今年は立教大学の学園祭に行ってきました。立教は学生時代に
訪れて以来です。あのツタの校舎が何とも言えない雰囲気で好き。

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立教大学は明治初期、文明開化の中心であった東京 ・ 築地で
始まりました。アメリカ聖公会系の宣教師として幕末の日本を訪れ
たチャニング ・ ムーア ・ ウイリアムズ主教は1874年 (明治7年)
築地の外国人居留地に聖書と英学を教える私塾 「立教学校」 を
開きました。いくつもの苦難を乗り越え1907年立教大学と改称。
その後、関東大震災により築地校舎の消失に遭うも、1918年
(大正7年) に現在の池袋へ移転し、大学本館、図書館、寄宿舎、
食堂、教授住宅等、今も残るレンガ造りの校舎が建設されました。
現在は学生数約 2 万人を要する東京六大学の一つでもあります。

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立教大学は自らを 「自由の学府」 と呼び、学生の個性と自主性を
尊重しながら、建学の精神と教育理念を実践しています。モットー
は “ Pro Deo et Patria ” 。ラテン語で、「神と国のために」。 ここで
言う 「国」 とは故郷や祖国といった意味のようです。

大学の主要な機能をもつ緒施設が校地の東側に集約して建てら
れています。正面からみて中央に塔屋をもつ大学本館を据え、左
に旧図書館、右に緒聖徒礼拝堂 (チャペル) を配して正面を構成
し、さらに中央の軸線を延長して中庭を囲んで学生食堂を中心に
左右に寄宿舎 (現在は2 ・ 3号館) を整える構成となっています。
格建物の意匠はゴシックリヴァイバル様式を基調とし、簡素であり
ながら重厚な赤レンガ造りでまとめられています。

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「本館 (一号館 ・ モリス館)」
米国聖公会宣教師アーサー ・ ラザフォー ド・ モリス氏の寄付によ
って建てられたことから、「モリス館」 とも呼ばれる立教のシンボル。
中央時計台の時計はイギリス製で、直径90cm。動力は分銅式で、
職員によって今も6日に一度、手で巻かれているようす。(下左) 
竣工当時から教室として利用されてきた、まさに学び舎です。竣工
は1918年。アメリカの正統的なカレッジ・ゴシック様式 (中世の教
会風の校舎) を再現したキャンパスは、日本では他に類を見ない
そうです。両側2本の柱の高さが微妙に異なるのは、関東大震災
後の補修の名残りだそうです。震災・戦災を潜り抜けて今に至る
だけあって荘厳にして安らぎのある煉瓦作りの建築物ですね。
東京都歴史的建造物に選定され近代史を飾る名建築です。

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池袋キャンパスは皆さんご存知の通り、とにかくお洒落です。煉瓦
造りの建物を基調として、洋風な雰囲気が漂っていますが、その中
でも特に立教大学を象徴づけているのは、正門入って正面にある
本館に生えている 「ツタ」 です。

このツタには知る人ぞ知るジンクスが存在します。まず、1つ目は
受験生に知ってほしいジンクス。「受験生は本館に生えているツタ
を触ると立教大学に合格する!」。ただし、強く引っ張ってツタが切
れてしまうとツタの呪いにかかって逆効果らしいです。引っ張りすぎ
に注意ですね。(笑)そして、2つ目は在学生ならみんな知っている
ジンクス。「大学1年生の冬にツタが枯れるまでに恋人を作らないと
在学中はずっと恋人が出来ない」。これは在学生の中では恐ろしい
ジンクスとして知られているようです。立教は女の子がお洒落です。

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「二号館」 (上左)   
1918年に建設され、当初は3号館とともに寄宿舎として使われて
いました。その後、長い間社会学部の研究室として使用され、現
在は教職課程など資格を取得するための 「学校 ・ 社会教育講
座」 の施設となっています。1階には講座事務室、講座閲覧室が、
2階には研究室と実習室があるようです。入口は自動ドアで、内
部はコンピューターがいっぱい!中庭を挟むように建っています。
「三号館」 (上右)
こちらは中庭を囲んで第1食堂の右にある3号館。2号館と同じ
スケール、同じ様式で建てられています。入学センターがあります。
大学案内などの各種資料を配布しているほか、過去の入試問題
や進学情報誌を自由に閲覧できるスペースも設置しています。
東京都選定歴史的建造物です。
「四号館」 (下)
4号館は、モーガンによる建設後、2度の増築工事を経て、キャン
パスの中でも、2番目の規模(延床面積)を誇る施設にあたります。
歴史的にも古い煉瓦造校舎群の中にあって、立教では珍しい、
モダニズム風の建築です。理学部の研究室、事務室などがあり
ます。昭和12年、4号館の落成式のわずか1ヶ月後にモーガン
は急性肺炎によりこの世を去っています。

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「五号館」
この5号館は、正門のあるキャンパスと立教通りを挟んで向かい側
にあります。教室のほか、学生部とボランティアセンター、地下1階
に食堂 「レストラン・アイビー」 などがあります。A棟屋上は、芝生の
ある庭園になっていて、休憩時間には学生たちの憩いの場所となっ
ているようです。学食は女子率が高く、お兄さんにはちょっと落ち着
かない空間のようでした。お洒落な学生が多くて迷います。何が?
って・・・・・・。聞かないでください。(笑)

階段の上り下りするとき、階段の手すりに階数表示を見つけました。
各階ごとに丸い突起がついていて何階かを表しています。1階には、
丸い突起がひとつ。(下左) 2階部分、丸ふたつ。(下中) 3階部分、
丸みっつ。(下右) 点字を思わせる丸い突起、階数表示は点字では
ないようです。面白いですね。

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「八号館」 (上)  
最新のパソコン実習環境を備えたコンピュータ教室や、マルチメ
ディア実験室、大規模なLL教室などの新しいメディア教育環境が
整っています。メディアセンターでは、各種メディア利用支援や、
情報教育機器管理、教育・研究支援を行っています。
「七号館」 (下左)   
マルチメディアシステム対応型教室、目の不自由な学生のための
対面朗読室、英語ディスカッションクラスやグループワークなど用
途に応じて広さを変更できる演習室などがある教室棟です。学生
の自主的なグループ学習(サブゼミ)などでの利用に適した施設。
「十二号館」 (下右)
経済学部、社会学部、法学部の研究室、事務室などがあります。
研究者の研究活動をサポートするための研究関連施設で、研究
に関する打合せや小規模な研究会、発表会などに適した研究者
のためのフリースペース、ミーティングルームも設備されています。

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立教には東京都豊島区にある池袋キャンパスと埼玉県新座市に
ある新座キャンパスの二つのキャンパスがあります。池袋キャンパ
スは学生数が多く、授業の合間の休み時間は学生であふれかえ
る光景をよく目にします。キャンパス内が狭いため一日に何度も
同じ学生と出会うようです。また、第一食堂前のイチョウの周りに
テーブルと椅子が新たに設置されるなど、キャンパスのそこかし
こに 「憩いの場」 が広がっています。至る所にベンチがあり、場
所によってパラソルが設置されているため、夏でも日陰になって
過ごしやすい場所で、1人で読書をするには良い場所のようです。
確かにベンチが至る所にあって息抜きの時間には最適です。

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「十一号館」 (上)  
歴史と伝統の象徴である低層の赤レンガの建物が並んでいます。
そんなキャンパスに異彩を放つ建物が11号館。「立教大学11号
館」は 「24時間稼動する大学」 を象徴する大学院施設と大教室を
含む施設です。法務研究科(立教法科大学院)と独立研究科教育
関連スペースならびに500人講義教室などの教室、模擬法廷教室
があります。11号館はグッドデザイン賞、国際照明デザイン賞、TIL
E DESIGN CONTEST 優秀賞と、建造物として3つの賞を受賞した
ようです。ガラスを通してレンガ壁の暖かい表情が浮かび上がり、
夜間は行灯のように、キャンパスを明るく演出しているそうです。
「十四号館」  (下)
中規模教室を中心とした最新のICT環境を備えた教室棟。 2階か
ら5階に配置された中規模教室では、教員と学生とが近い距離で
授業を行えるよう、横長形状であるのが特徴のようです。 地下1階
には、板敷の多目的教室を設置し、屋内スポーツのほか、ダンス ・
身体表現などの授業 ・ 課外活動にも使用されています。

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「太刀川記念館」 (上)  
太刀川記念交流会館は、立教学院に関わる多様な人々による多
彩な交流活動を目的としたコミュニケーションセンターです。ゼミナ
ール、クラブ、サークル活動、会議、会合、講演会などのほかに多
目的ホールでは、各種講演会やシンポジウムなどが開催されてい
ます。校友の故 ・太刀川正三郎氏の夫人の寄付によって建てられ
たそうです。太刀川正三郎 (昭和15年立教大学経済学部卒業)。
【メモ】
太刀川正三郎氏といえば、ソニー(株)の前身である、東京通信工
業創業時には経理関係の取締役として太刀川正三郎氏が就任。
また銀座のソニープラザの経営も太刀川氏が携わっていたという。
それほど太刀川家とソニーは密接な関係にあったようです。
「ウィリアムズホール」 (下左) 
中心部に吹き抜けの大きなアトリウムと階段がある地下1階から地上
5階建ての課外活動施設。クラブ・サークルの部室を中心に、スタジ
オ、音楽練習室、板の間、シャワー室、会議室などを備え、また2階
には軽食堂 「カフェテリア山小屋」、コモンルームがあるようです。
「タッカホール」 (下右)
講堂、教務事務センターがあります。講堂は1.000名以上を収容
でき、授業やオリエンテーションのほか、講演会、卒業式などにも
使用されています。

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立教大学はキリスト教にもとづく人間教育を重視する大学です。
教授や友達とさまざまな出会いがあり、国際的な知性と新しい時
代に向けたコミュニケーション能力を身につけることができます。
池袋キャンパスには、文学部、経済学部、経営学部、社会学部、
理学部、法学部、異文化コミュニケーション学部、の7つの学部が
あります。キャンパス内には、蔦の絡まるレンガつくりの校舎やチ
ャペルといった伝統的な顔とガラス張りの近代的な建物が立ち並
ぶ2つの顔があります。初めて見た時、とても絵になる校舎だと誰
しもが思うようです。赤煉瓦建築が好きで、何度も訪れる方もいる
ようです。蔦が絡まり、風にそよぐ新緑の校舎はとても美しいです。
学食で食事をしましたが、ハリーポッターの映画に出てくる雰囲気
です。こじんまりとしていますが、誰もがきれいな校舎といいます。

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「チャペル (立教学院諸聖徒礼拝堂)」
毎朝の礼拝をはじめ、創立記念やクリスマスなどさまざまな礼拝が
行われます。 また、パイプオルガンやハンドベルなどのコンサート
のほか、卒業生などの結婚式も行われます。 隣接するチャペル会
館は、チャプレン室や事務室、会議室などがあり、さまざまなチャペ
ル活動が行われています。

チャペルとは、学校や病院などの施設に付属する礼拝堂のことです。
立教学院には3つのチャペルがあり、池袋 (諸聖徒礼拝堂)、新座
(聖パウロ礼拝堂)、小学校 (諸天使礼拝堂) におかれています。
本館 (モリス館) と同時期に建てられ、1918年に竣工しました。
建築当初は礼拝堂そのものだけで、西側の控え室、回廊、入口上
部のバルコニー (聖歌隊席) は、その後増築され現在に至ります。
中は簡素なんですが、とても雰囲気のあるチャペルです。 熱心な
クリスチャンと思われる方が、祭壇に礼をしてましたので、それ以上
中を覗くのは憚られました。このチャペルを前にすると、あの歌が
自然に浮かんで来て、口ずさみたくなってしまします。

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煉瓦造りの建物が色付いた蔦のコートを着ている様な感覚に陥り
ました。煉瓦造りの建物と蔦は相性が良い様ですね。蔦の絡まる
チャペルから讃美歌やパイプオルガンの音がホントに聞こえて来
る様です。「蔦の絡まるチャペル」 という歌詞を思い出します。

  蔦のからまるチャペルで 祈りを捧げた日
   夢多かりしあの頃の 想い出をたどれば
   懐かしい友の顔が 一人一人うかぶ ・・・・・

年配の方ならご存知、ペギー葉山さんのヒット曲 『 学生時代 』 。
チャペルのモデルは、青山学院大学のベリーホール内にあるチャ
ールズ・オスカー・ミラー礼拝堂だそうですが、歌詞のイメージ的に
は、こちらの方が似合うかもしれませんね。 「讃美歌を歌いながら」、
「十字架を見つめて」 などの歌詞に見られるように、ミッションスクー
ルであった学生時代の雰囲気が読みとれる。装飾性の少ない建物
ですが、それだけに白い窓を残し、紅葉した蔦に覆われた姿は、
とても魅力的な気がします。  すばらしいあの頃、学生時代。

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「メーザーライブラリー記念館」 (上)
97年余り図書館本館として利用されましたが、池袋図書館の完成
と共に役割を終え、メーザーライブラリー記念館へと名称変更され、
2階には立教学院展示館、新館2階、3階には総合学習スペース
が開設されました。赤煉瓦とツタは良く似合いますね。多くの人々
の立教を支える熱い想いを受け継ぎ、その姿をとどめ続けるので
しょう。東京都の歴史的建造物に指定されています。
「立教学院展示館(旧図書館)」 (下)
展示館は2階フロアーを改装して創られ、常設展示ゾーンでは創
立者ウィリアムズ主教の紹介から始まり、創立当初からこれまでの
立教学院の歩みを時間軸に沿って分かりやすく紹介しています。
戦後70年の節目である今年、校友から寄贈された戦時下の貴重
な資料や品々・証言の数々が展示されていました。戦争の体験を
語った証言には胸を打たれました。

「召集令状」
昭和18年10月の或る日の夜8時過ぎ、赤紙が私と母が住む家
に配達された。配達員は出征おめでとうと言い残して立ち去った。
初めて手にする不気味な招〔召〕集状には、本籍地で直ちに徴兵
検査を受けるように記入されていた。 それ迄は学部に進学したら
何をしようか? 空手の練習をもっとやろうか、アルバイトでもして
親孝行が出来たらと、夢を描いていたのだが、それらが無残にも、
一瞬にして打ち砕かれてしまった。母と向かい合ったまま私は、母
独りを残して、私は死んで行くのではないかという無力感に包まれ、
其の夜は床についてもまんじりと眠ることが出来なかった。

生前に色々な思いや夢や願いを抱いていたに違いない。それなの
に、死なねばならなかったことは、どれほど無念であったことであろう。
軍国主義が吹き荒れる戦争の時代を生きた人々の人生から、戦争
とはいかに愚かで、悲惨で、不条理なものか。「どんなことがあろうと
も戦争だけはしてくれるな」 という悲痛な叫びが聞こえてならない。
私たちがどう生きるべきかを考えさせてくれる展示内容でした。

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「ウィリアムズコーナー」
創立者ウィリアムズ主教のコーナーでは、人柄や功績を当時の資
料をもとに紹介し、ウィリアムズ主教の信仰とキリスト教教育への情
熱に触れることができる展示構成となっています。立教の生みの親
であるチャニング ・ ムーア ・ ウィリアムズの故郷に立つ追慕碑には
「道を伝へて己を伝へず」 と刻まれているようです。 展示館の窓に
もウィリアムズ主教の生き方を表す、この言葉が掲げられていました。
(下左)  その他にも彼が愛用した品々も展示されています。(下右)

「道を伝へて己を伝へず」 (展示館の窓にある) (上)

ウソ偽りや評判を得るだけの見せかけだけの行為を嫌い、名誉や
名声を求めないこと。その教えは立教の学生を社会に貢献し、
奉仕できる人間へと導き続けて来たようです。

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池袋キャンパスは独特の雰囲気から、映画やドラマのロケーション
撮影にもよく利用されています。キリスト教系の大学では珍しくキリ
スト教関係科目が必修ではなく、お寺の住職でも教授になれるとい
う他宗教に寛容な大学。 キリスト教関連を意識するのは入学式で
アーメンと言う時程度らしい。ここの大学出身の芸能人 (特にアナ
ウンサー系) は、良くも悪くもアクの強い人が多い気がしますね。
スマートな大学イメージとは正反対に、みのもんた、古館伊知郎、
徳光和夫と、いずれもファンとアンチに分かれそうな人の代表格。
テレビ朝日の宇賀なつみさん、久保田直子アナウンサー、女優の
野際陽子さんにお笑い芸人の有田哲平さん、スポーツキャスター
長嶋一茂さんと、活躍されている方が結構います。池袋らしから
ぬお洒落な雰囲気があって、資格なら明治、就職なら立教とは
昔からよく言われていますね。

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「第一食堂」
本館のアーチを潜った奥が第一食堂。その間に挟まれた左右の
2棟もレンガ建築群。第一食堂は尖塔を持ち (下左)、この四棟の
配置で 「立」 の字を表現しているそうです。 入口の上にはラテン
語で 「APPETITVS RATIONI OBEDIANT」 という表記。 (下右) 
「食欲 (本来は欲望) は理性に従うべし」 という哲学者キケロの
言葉です。食堂の天上には太い梁がのぞく。ハンマービームと呼
ばれる骨組みです。 食堂は、現在の我々が想像する 「学食」 で
はなく、正式な会食や儀式なども行うフォーマルな場を想定して
第一食堂は当初建設されたようです。 例えば映画 『ハリー・ポッ
ター』 などを見ると、食堂で儀式をやっていたりしますが、そうし
た機能が、当時の学校の食堂にはあったのだろうと思います。(上)

ハリーポッターに出てくる食堂のような雰囲気があり、天井が高く
光が少し差し込んで、全体的に明るくなく話し声の響きも独特。
大学の旗も飾ってあり、木製のテーブルや椅子の背もたれのデ
ザインもクラシックで歴史がある感じの不思議な雰囲気です。
学生や職員だけでなく一般の方の利用も多いそうです。
学生の雰囲気を味わいに訪れてみてはいかがですか。

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「ウィリアムズ銅像」 (上)
立教学院の創立者で 「キリスト教に基く教育」 を理想としたチャニン
グ・ムーア・ウィリアムス師を偲び、同師の偉大な功績を讃え、この理
想を永く学ぶ者に植えつけたいと希う長年の念願が漸くかない、チャ
ペル前庭に建立されたものです。彼のポケットには何時も金平糖が
入っており、それをことあるごとに子供たちに配って喜ばせたという。
この逸話に由来し、ウィリアムズ主教の銅像は、金平糖を取り出す際
の仕草として片手をポケットに入れる姿になっているようです。 主教
が聖書を小脇に建学の精神をおだやかに説いているようにも見えて、
強い感動を受けたました。
「鈴懸の径碑」  (下)
4号館と10号館の間、東西に続くスズカケ (プラタナス )の並木道で、
1924年に植樹されたようです。故・灰田勝彦氏 (経済学部卒) が歌
った昭和のヒット曲 『鈴懸の径』 のモデルになった鈴懸の径が存在し、
記念の歌碑も建てられています。道の脇にはベンチがあり、春の新緑、
秋の黄葉など、季節ごとに美しい小径で憩う学生の姿も見られるよう
です。戦時中にも関わらず、戦時色が感じられない数少ない曲という。
年配の方はご存じではないでしょうか。 
 友と語らん 鈴懸の径
    通いなれたる 学舎の街 ・・・・・

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学問というものは、最初は大変なものです。必死で考えたり、本を
読んだり、授業を聞いたり、そういった積み重ねがあったうえで、
あるとき、何かを突破して、すごく面白く感じられるようになる。

学問で何かを突破した経験を持っている学生は、企業に入って
からも強いと言います。職場の人事部の方が言っていたのですが、
入社2~3年目くらいまでは、口がうまいとか、元気があるとか、そう
いったことで乗り切れるそうです。 でも、それ以降、徐々に責任が
増えてきて自分で物事を考えなければならなくなると、大学時代に
学問をきちんと学んだかどうかが、すごく重要になるんだそうです。
日本は 「世界でいちばん勉強しない」 大学生と言われますが、環
境と機会を整え、刺激的な授業をすれば、学生は勉強するのです。
若い人達が青春をしているのを垣間見られるのも気持がいいです。
立教大学も素敵なクラシカルで洗練された建物も魅力です。
何となくお洒落なムードが漂いますね。

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「立教大学学園祭 ・ St. Paul’s Festival」
立教生の ” 正課 ・ 課外活動の発表の場 ” である 『学園祭』 は、
『Hi:story』 というテーマを掲げているようです。 「History (歴史)」
という単語には 「Story (物語)」 という単語も含まれております。
「歴史」 というものは、そこに起こった事実を述べているものです
が、その事実に至るまでの過程において、それぞれの 「物語」 が
存在しているはずです。 そして学園祭までの一つ一つの 「物語」
が、当日実を結び、新たな 「歴史」 となるようにと、このテーマを
掲げているようです。立教生による新たな 「歴史」 が創られる3日
間が、学園祭というわけです。

第31回 『The 31st St. Paul’s Festival』。
開催日  2015年10月31日 (土)~11月2日 (月)
会場    立教大学 ・ 池袋キャンパス

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「屋内外飲食部門」 「野外ステージ部門」 「発表部門」 「展示 ・ 販
売部門」 と多彩な企画で、しかも、それぞれのトップを決めるコンテ
ストを開催したりと、様々な企画を催し、「今」 を生きる学生が織りな
す至高のエンターテイメントという感じです。 慶応や早稲田の学園
祭ほど混雑しませんが、毎年来場者は5万人くらい訪れるようです。
分からないことや、困ったことがあったら、青いスタッフウェアを着た
スタッフが親切に教えてくれるという心遣いに感激します。

屋外特設ステージでは 「祭~秋は短し騒げや学生~」 ということで、
人気のおのののかさん、チアリーディングクラブの息の合った演技。
タッカーホールでは、佐野ひなこさんのトークショー、ミス ・ ミスター
立教コンテストにライブ、それに声だけで演奏するアカペラライブと、
盛りだくさんの企画。立教敷地内のいたるところに役者が出没して
「路上芝居」 も上演。 様々なイベントが行われていました。

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学園祭と言えば模擬店でしょうか。お好み焼きやら、メキシコ料理
のブリトーや韓国料理の定番トッポキ・チヂミラなど盛りだくさんの
模擬店でした。中国留学生は本場の中国茶、教育研究会の方々
は焼き鳥とご飯のコラボ、一杯350円でした。放送研究会はケバ
ブが楽しめました。アニメ研究会はたこ焼きをせんべいで挟んだ
スナック、しかも1個100円という。鈴懸の径の奥ではうどんを販
売していて、かわいい看板娘の笑顔に負けて注文してしまいま
した。ホテル研究会のコーヒーは、一杯ずつ手入れする本格的
なもので、つい賞味してしまいました。工夫を凝らした衣装や看
板を手に、学生たちは学園祭を盛り上げていました。ゆっくり休
憩できるスペースが用意されていて楽しめました。

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展示では華道部が、立教のカラーである紫と白をメインに季節の花
の華展。折り紙の素晴 らしさと楽しさを再発見させてくれた折り紙サ
ークの方々。立教スポーツ編集部員が日々の取材で撮りためた、立
大アスリートたちの勇姿を展示。 躍動感あふれる写真は、どれも部
員の自信作でした。 化学会は福島原発事故の被害をはじめとした
日本の原発の現状や、 世界の原発、環境破壊の現状について、
展示発表を行なっていました。 ステージは人で一杯でした。(下左)

チャペルコンサートがあるというので、チャペル (礼拝堂)へ。 (上)
椅子があっという間に満席になるほど大勢の来場で、パイプオルガ
ンの奏楽と聖歌隊の讃美歌を緊張感に満ちた感じで熱く聴きました。
特にオルガン交響曲 第5番 「トッカータ」 は、オルガン交響曲のコン
サートで良く演奏され、欧米では結婚式に使われる有名な曲です。
まさか教会で直に聞けたのには感激でした。聖歌隊による演奏は、
澄んだ音色がこのチャペルに響き渡り、様々なパートが違う音色で
ハーモニーとなった時のその感覚は、とても心地良かったです。
最後はオルガンと聖歌隊で立教校歌 「栄光の立教」 がチャペル内
に響き渡り、讃美歌も良かったのですが、演奏した方も素敵でした。
教会で聴く讃美歌って、心が洗われる感じで厳粛な気分になります。

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おしゃれな女子学生たちがたくさん集まって、大学の雰囲気を華
やかに彩ってくれています。ワクワク感のようなものを感じさせてく
れる大学に現在進行形の 「進化」 を感じました。 そういう意味も
池袋の街をリードしてくれているのが立教大学でしょうか。キャン
パス内に入ると、まるで外国に行ったかのような錯覚を覚えます。
本館 ・ 旧図書館 ・ 2号館 ・ 3号館・食堂は大正時代に建てられ
た建物が健在で残っていて、現役の教室として使用されている。
徹底的に景観に配慮している点が素晴らしいです。「言語教育」
の充実 「英語の立教」 として昔からさまざまな分野で高い評価を
受け、それぞれの 「時代の問い」 に応える校舎と教育体制。
すべては学生のために・・・・そんな感じでした。

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立教大学のレンガ造りの建物は非常に雰囲気があって美しく、今
も昔もそこに通う学生にとっては自慢のキャンパスではないでしょ
うか。こぢんまりとした中にも緑も多いキャンパスの雰囲気は昔と
変わらず、心地よく感じました。クラシカルで洗練された建物も魅
力ですが、とにかくお洒落なムードが漂いますね。クリスマスの時
期になると、 正門付近の2本の木に色とりどりのイルミネーション
が付けられ、とても幻想的な雰囲気になります。今度は是非、クリ
スマスの時期に立教大学に足を運んで見たい想いで、校舎を後
に校門を出てきました。 蔦のからまるチャペルで 祈りを捧げた
日・・・・・・・。そんな感じの立教大学でした。






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