一ヶ月に2回満月を迎える月を「ブルームーン」という。 そのブルームーンを見ると願い事が叶う・・・・。







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「北風と太陽」

...2015/09/06 13:43...

9月になりました。
カレンダーに使われている写真などは秋一色ですが、
実際にはまだ蒸し暑い空気が居残っています。
最近は天気もよくないので、早くきれいに
澄み渡った秋空を見たいものです。
秋ってワクワクしますよね! 
夏が嫌い! という人は多いと思いますが、
秋が嫌い! という人は少ないはず。
夏の終わりは秋の始まりであり、
ウナギの終わりはサンマの始まりなのです。

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東京メトロ新宿駅に野菜が生えたと話題になっています。(笑)

先週、新宿駅で東京メトロ丸ノ内線に乗ろうと、地下鉄丸ノ内線
地下1 階のメトロプロムナードに行ったら、柱が巨大な野菜にな
っていて驚きました。野菜の大きさもさることながら形や色も超
リアル。この 「野菜柱」 を見かけたら、触らずにはいられません。
通行人は 「なにこれ」 とびっくり。珍しそうに手で触ったり、
大勢の方が記念撮影をしていました。

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8月31日の 「831」 は「やさい」 で 、「野菜の日」 のようです。
そこで都会の人にもっと野菜に関心を持って欲しいと、全国農業
協同組合中央会 (JA全中) が企画したようです。JAグループは
8月31日から9月6日までの1週間、本物そっくりの “ 野菜の柱 ”
と、柱に施されたQRコードを携帯電話などで読み込むと、インタ
ーネットを通じて 「今日のラッキー野菜」 を占えるという。また近く
の壁面には、約80メートルのポスターで巨大な野菜棚が再現され
たポスターでは、同様の手順で、20種類の国産野菜を全国各地
の農業協同組合から購入できるようになっているそうです。(中央)
メトロプロムナードの15本の柱を利用して、人よりもデカいニンジン、
大根、ナス、トウモロコシ、キューリにサツマイモと、6 種類のお馴染
みの野菜を出現させたのでした。

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実際に実物を見ると、巨大野菜は柱に紙を巻き付けた訳ではなく、
立体的に作られかなりリアルです。特にトウモロコシの粒の一つ
ひとつは触り心地がなかなかいい。 ヒゲも超リアルです。 (上)
大根の葉といい、人参の筋も茄子のヘタもリアルでした。(下)

小学校の夏休みは終わってしまいましたが、夏休みの宿題で絵
日記のネタに困っている小学生にはおすすめでしたね。「新宿駅
の地下に大きな野菜が生えていました」 と書いても学校の先生
は信じないかもしれないが・・・・。(笑)
地下支柱を野菜に見立てた広告が面白いですね。
野菜を好きになってもらうには、まず触れる機会を増やして
興味を持ってもらう ・・・・ 人間も野菜も一緒ですね。
残暑厳しいこの時期も、しっかり野菜をとって元気に
秋を迎えてほしいとの願いが込められているそうです。
野菜をたくさん食べて頑張りましょう。


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「北風と太陽」

人に何かをしてもらうには、北風の様に無理やりではうまく
いきません。太陽の様に相手の気持ちになって考えれば、
無理をしなくても人はちゃんと動いてくれます。頼んだ仕事
を新入社員がやってくれないと、後輩がぼやいていた。
相手にも自分の仕事が有るだろうに。

イソップ物語の 『北風と太陽』 は、ご存知だと思います。
子育てで言うと、「叱る」 のは 「 北風」で、「ほめる」 のは
「太陽」 でしょうか。 このお話でわかるのは、「相手の心が
大切」 ということではないでしょうか。
相手がどういう気もちになるかで、相手の行動がわるのです。
叱って言うことを聞けばいいのでしょうが、相手が反抗すれば、
逆に頑なに拒否され、逆効果になってしまうこともあります。
一方、ほめてやる気にさせるというのも、相当に難しいことでは
あるのですが。また、叱られてしかたなくやるのと、ほめられて
喜んでやるのでは、相手の心としては大きな違いです。

生活の中には、やりたいこともあれば、やりたくない
こともあるでしょう。やらなくてはいけないこともあります。
会社の仕事ならやらざろう得ない面があります。
でも、どうせやるのなら、イヤイヤやるよりも、喜んで、
愉しんでやれたほうが誰だっていいに決まっている。何でも
「愉しんでやる」 習慣がもてたら、すごくいいと思うのです。
愉しむ工夫をする習慣と言ったほうがいいのかもしれません。

「愉しんでやる」 習慣をつけるのなら、子どもの時のほうが
いいと聞いたことがある。子どもは元々 「愉しんでやる」
達人だという。自分の子供にそういう習慣をつけるには、
親が見本を見せ、子供といっしょになっていろんなことを
喜んで愉しんでやるのがいいでしょう。
でももしかしたら、反対に親が子供から 「愉しんでやる」
ことを教えてもらうことになるような気もします。
子育ては 「愉しんでやる」 ことを練習するいい機会だと
考えてみるのもいいかもしれない。

手っ取り早く乱暴に物事を片付けてしまおうとするよりも、
ゆっくり着実に行なう方が、最終的に大きな効果を得る
ことができます。また、冷たく厳しい態度で人を動かそう
としても、かえって人は頑なになるが、暖かく優しい言葉
を掛けたり、態度を示すことによって初めて人は自分から
行動してくれるという組織行動学的な視点もうかがえる
という事を聞いたことがあります。

春風を以って人に接し
   秋霜を以って自ら粛む  

他人には春風のもつ暖かさで接し、自分には秋の霜のような
冷厳さで反省して、自分の至らぬところを知る、という意味です。
肝に銘じたいものです。


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「迎賓館 ・ 赤坂離宮」  一般公開 2015

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5月頃、迎賓館赤坂離宮の一般公開の知らせを目にして、早々
申し込みました。前庭は何度も見学したのですが、迎賓館の内
部は、年に一度だけ参観募集しています。運よく当選しました。
以前、前庭を紹介したので館内と主庭を中心に紹介します。

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迎賓館は、かつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった広大な敷地
の一部に、明治42年 (1909) に東宮御所 (後に赤坂離宮となる。)
として建設されたもので、当時日本の一流建築家や美術工芸家が
総力を挙げて建設した日本における唯一のネオ・バロック様式の
洋風建築物です。戦後、わが国が国際社会へ復帰し、国際関係
が緊密化してゆくなかで外国の賓客を迎えることが多くなったため、
「旧赤坂離宮」 を改修して迎賓館となりました。平成21年 (2009)
に、明治以降に建てられた建造物として初めて国宝に指定された。

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昭和49年 (1974) の開館以来、世界各国の国王、大統領、首相
などの国賓、公賓がこの迎賓館に宿泊し、過去3 回の先進国首
脳会議や日本 ・ 東南アジア諸国連合特別首脳会議などの重要
な国際会議の会場としても使用されています。迎賓館に迎えた
最初の国賓は、現職のアメリカ合衆国大統領として初来日した
ジェラルド ・ フォード氏だったようです。

日本外交の一端を担う、国の迎賓施設としての意義を、多くの方
に理 解いただくため、開館翌年の昭和50年より、接遇に支障の
な い時期を選び、館内を一般に公開する「参観」を行っています。

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迎賓館の門は正門、東門、西門の三ヶ所ですが、今回の参観者
の入口は西門になります。正門前から向かって右側に回り込むと
西門があります。(上左) 門を入って陸橋 (下左) を渡り右手に
進むと受付があります。(上右) 実は迎賓館の表の庭の地下は、
首都高速4号新宿線が走ってるんです。(下右) 西門を入ってすぐ
の陸橋の下に高速道路が走っていてびっくり。 畏れ多くも何十回
とこの下を車で通ってました。

「平成27年度 ~迎賓館赤坂離宮の一般公開~」
事前申込期間 : 平成27年5月8日 (金) ~ 6月4日 (木) 必着
(申し込みは官製往復はがき又はインターネットで受付け。)
実施期間 : 平成27年8月18日(火) ~ 8月27日(木) 計10日間
定 員    : 10日間合計20,000人 (各日2,000人)
注 : 参観者 ・参観日の変更はできません。

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参観者は中に入るためには四段階のチェックを通らなければなり
ません。 最初は西門で参加証の有無だけをチェックされます。
今度は受付で参観証と本人確認の身分証明書を提示し、 事前に
登録していた情報確認します。その次は空港と同じような金属探
知機・手荷物赤外線検査と物々しいものです。まあ当然ですわね、
迎賓館はご存知のように、「外国の元首や首相など宿泊その他の
接遇を行うために設けられた国の迎賓施設」ですからね。受付が
終わると、パンフレットと日本国政府の紋章、「五七の桐」のバッジ
が貸与されます。帰りにバッチは返します。 荷物の持ち込みも不
可となっているので、受付横のコインロッカーに荷物を預けます。
入場前に案内板があり、「よく読んでから入場下さい」 と係の人が
声をかけたそうですが、私は気付かずそのままスルー。(笑)

胸にバッチを着けて前庭への門を入って行きます。(下左) 係りの
方が 「こんにちは」 と声を掛けてくれて思わずニッコリ。まずは館内
からと、参観者は西側のこちらの入り口から入って、(下右)順路に
従って公開されている箇所を観覧します。 2階にある4つの部屋と、
「中央階段と二階大ホール」 を見ることができました。午後に尋ね
たので意外と空いていました。

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ここからセレブ感なんて超越した別世界に順路に沿って進みます。
その空間に一歩足を踏み入れると、我々の生活とは別世界の空気
感が漂っていました。まるで、この世のものとは思えない夢のような
光景が目の前に広がります。

「彩鸞の間」  ( 館内撮影禁止なので内閣府HPより引用 )
最初に入ったのが、こちらの 「彩鸞の間」。部屋の名の由来は、
左右の大きな鏡の上と大理石の暖炉の両脇に 「鸞」 (らん) と呼
ばれる架空の鳥の浮き彫りがある事に由来します。アンピール様
式の室内の真白の天井と壁は、華やかな金箔の石膏の浮き彫り
で覆われ、床はケヤキ材の寄木張りで、壁にはめ込まれた10枚
の鏡が部屋を奥深く広く感じさせます。明治の創建当時から電気
設備と暖房が完備しており、暖炉は排気の役目をしているようです。
ウワ~、凄~いと暫し絶句でした。

この部屋は、表敬訪問のために訪れた来客が最初に案内される
控えの間として使用され、晩餐会の招待客が国・公賓に謁見した
り、条約・協定の調印式や国・公賓とのインタビュー等に使用され
ているそうです。TVでよく見る部屋ですね。白い壁と金箔で装飾
された石膏飾りが印象的な部屋でした。 両側を合わせ鏡にして
3基のシャンデリアがどこまでも無限に続くように見せて、空中で
煌めく豪華絢爛シャンデリアは驚嘆でした。

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「花鳥の間」  ( 館内撮影禁止なので内閣府HPより引用 ) 
その名の通り、花や鳥の装飾が施された部屋です。天井に描かれ
た絵、欄間に張られた錦のつづれ織り、室内の腰壁は茶褐色の板
張りで、使用されている木材は、国産のシオジやケヤキとのこと。
腰壁を飾る30枚の楕円形の七宝焼、すべてが花と鳥をモチーフ
にしている花鳥尽くしの部屋です。特にチャボの絵が有名らしい。
(下左)  右は牡丹。 スピーカーも仕込まれたシャンデリアが3基。
この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂で、
最大130名の席が設けられます。晩餐会のほか、音楽会、諸会議、
記者会見などにも使用されます。 迎賓館では羽衣の間 とともに
一番大きな部屋のようです。

この部屋は、重厚な雰囲気を醸し出して、なんとなく和の雰囲気
が漂う空間でした。そんなところが世界のVIPにも人気があった
ようで、フランスのシラク大統領やエリザベス女王もお気に入り
だったとか。晩餐会やルーム・サービス用などの食器も展示され
ていて、晩さん会の中に自分の姿を想像したのは、私だけだっ
たでしょうか。うふ  一度は晩餐会に招待されたい気分。

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迎賓館の東側からの光景。すごい迫力!まるでイギリスのバッキン
ガム宮殿みたい。ネオバロック様式の壮麗な洋風建築は2階建て
とはいうものの、普通の建物の3階以上くらいの高さはありそうです。
写真を見ていただければわかりますが、なんともまあ、すごいもの
が赤阪にあるものですね。

それぞれの部屋にボランティアの説明員がいて、部屋の装飾など詳
しく説明、 質問にも丁寧に答えてくださいました。どういう方がボラン
ティアをされているのかわかりませんが、皆さん、話上手で 「へぇ~」
「ふ~ん」 の連続でした。 じっと聞き入っている人もいれば、さっさと
通り過ぎる人も。 自由に見学出来ますが、私などは例のごとく、
しつこく聴くタイプなので、気が付いたら周りに人が居なくなって
いました。(笑)  問してくれるほうが嬉しいと解説員。

実際の迎賓施設としての運営、たとえば料理やベッドメイキングなど
は、毎年入札で決まるホテルが対応するそうです。聞いたところ、大
規模で有名ホテルが多かったです。ボランティアの方の足元は警察
の鑑識官などが履くようなビニールカバーで覆われていました。館内
はきれいに磨き上げられ、そのきらびやかさに背筋が伸びる思いで
した。更に、最近の首脳会談や実際にその部屋が使われた写真が
並べられていて、とっても臨場感が湧きます。

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「朝日の間」  ( 館内撮影禁止なので内閣府HPより引用 )
天井には、名前の由来になっている 「朝日を背にした女神が、車
を走らせている」 絵が描かれています。 壁や天井には白地に金
が華麗に装飾され、ノルウェー産の大理石を用いた大円柱の淡
紅色に輝くマーブル・テクスチャーが部屋全体を引き締めている
感じです。天井の周囲4 面の湾曲部には、鎧兜、獅子頭、船首、
桐の御紋章などが描かれています。室内の壁には、京都西陣の
金華山織の美術織物が張られ、欅の寄席木細工の床には、紫色
を基調とした47種類の糸を使い分けて桜花を織り出した緞通が
敷かれていました。 シャンデリアの豪華さには驚くばかり。

迎賓館では最も格式の高い部屋で、国公賓等のサロンとして使用
され、表敬訪問や首脳会議などの行事が行われているようです。
壁の上部には 「兜や鎧の中にライオンの頭」 「月桂樹」 「弓や槍・
鉾」 「窓の付いた船」などが描かれていて、中でもライオンの目や
船の舳先 (へさき) は、どこから見ても見る人の方を向いていると
いう騙し絵の手法を用いているのに興味がありました。 それと、
桜の花をモチーフにした薄紫色の緞通が敷かれていて、桜の花
びらが床に舞い落ちたところを表現していて、我が家にも欲しい
絨毯でした。 お願い譲って! (笑)

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「羽衣の間」   ( 館内撮影禁止なので内閣府HPより引用 )
羽衣の間の名称は、天井に謡曲の「羽衣」の景趣を描いた大壁画が
あることに由来します。謡曲の 「羽衣」の一節「我三保の松原に上り、
虚空に花ふり音楽聞え霊香四方に薫ず」 の景趣をモチーフにした
ものです。 豪華なシャンデリアが吊り下げられ、白色と金色を基調
にした壁の窓には鮮やかな緋色 (ひいろ) のカーテンが掛けられて
います。正面の中2階にはオーケストラ・ボックス (反対側) が設え
てあり、羽衣の間が舞踏会場として設計されたからのようです。
壁には大鏡が6面張られ、壁を飾る石膏の浮き彫りもバイオリンや
琵琶、鼓など、音楽にまつわるモチーフになっています。床はケヤ
キ材の寄木張りです。

この部屋は、雨天の際に歓迎行事を行ったり、レセプションや会議
場等として使用され、晩餐会の招待客に食前酒や食後酒の場など
に使用されいるようです。ボランティア説明員によると、3基のシャン
デリアは迎賓館で最も豪華なもので、およそ7,000個もの部品で
組み立てられており、高さは約3メートル、重さは約800 Kg もあり、
迎賓館の大型シャンデリアは、天井裏から独立し た鉄骨で組まれ
ていることから、地震にも十分耐え られる構造となっているという。

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装飾の細工のひとつひとつも素晴らしく、西洋建築の中にも和風
が随所に取り込まれています。とにかく豪華絢爛。贅を尽くし、技
を凝らした装飾や調度品の数々には目を瞠りました。当時の日本
人の意気込みを痛いほど感じます。廊下にさりげなく置かれた陶
器やランプも最高級品。ドアノブや窓の取っ手にも繊細な装飾が
施されて、ぴかぴかに磨きあげられています。何もかもが本物で
手抜きなし。 「どうだ、すごいだろ?!」 という雰囲気が漂ってい
ました。(笑)  たぶん、どこの国の迎賓施設も同じでしょうね。

「大ホール (絵画)」 (上左)   ( 内閣府HPより引用 )
2階大ホール入口正面の左右に飾られている大油絵は、小磯良平
作の絵画で、向かって左側は 「絵画」、右側は 「音楽」 をテーマに
した油絵の大作が飾られています。
「朝日の間 (天井絵画)」 (上右)  ( 内閣府HPより引用 )
朝日を背にした女神が左手に月桂樹の小枝、右手に手綱を持ち、
4頭だての香車(チャリオット)に乗り、天を駆ける姿が描かれてい
ます。女神はやや日本人的な顔つきをしているようです。この天井
画は楕円形で長径8.26m、短径5.15m の大規模なものです。
 「彩鸞の間 (暖炉)」 (下左)  ( 内閣府HPより引用 )
来賓がまず通される 「彩鸞 (さいらん) の間」 の暖炉。イタリア産
の珍しいグレーの大理石が使われています。 暖炉の両端にある、
中国の伝説上の鳥 ・ 鸞 (らん) の彫刻。鸞は、新しい君主の誕生
のときに現れるとも言われます。 「良き君主となれ」。 そんな願い
が、この暖炉に込められているかのようです。 明治の創建当時
から暖炉は完備されていましたが、地下室のボイラーで温風を送
るシステムが出来ていたので、暖炉として使われたことが無く、
暖炉は排気の役目をしているたようです。
「羽衣の間 (天井絵画)」 (下右)  ( 内閣府HPより引用 )
300平方メートルの曲面画法による大壁画で、謡曲の 「羽衣」 に
ちなんだフランス画家による天井絵が描かれているらしいのです
が、空がみられ雲が羽衣というイメージとなっているようで、フラ
ンスに発注したために、羽衣のイメージを理解していなかったか、
図中には羽衣は描かれていないような気がしましたけど??
どこが羽衣・・・・・という感じでした。(笑)

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「正面玄関」 
正面中央にはバルコニーのついた玄関があり、その上の緑青の
屋根を眺めてみると、甲冑をかたどった青銅製彫刻や天球と鳳
凰もあり日本らしさが垣間見れます。玄関扉 (下中) の「菊の紋
章」 (下左) と、国の紋章 「五七の桐桐」 (下右)の煌びやかさは
見事です。菊の紋章と五七の桐のレリーフは格調の高さを誇っ
ています。正面玄関から入れるのは国賓と天皇・皇后両陛下等、
限られた人だけのようです。玄関広場は賓客の歓迎式なども行
われるようです。

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それぞれがテーマをもち装飾され、その豪華さに圧倒されます。
大理石やシャンデリアは外国から取り寄せたものですが、インテリ
アなどは外国のものを模して日本の職人さん達が創り上げたんで
すね。 やはり日本の技術は誇れるものです。

「中央階段」  (左) ( 内閣府HPより引用 )
1 階の正面玄関から入って二階に繋がる階段。
2階大ホールから見下ろす中央階段の左右の壁には、フランス産
の大理石が鏡張りされ、欄干の上に8基の黄金色の大燭台が置
かれています。また、階段の床にはイタリア産の大理石が貼られ、
その上に赤い絨毯が敷き詰められているのです。二階には大ホ
ールがあり、床や壁、柱に大理石を贅沢に使った豪奢な造りです。

「大ホール」  (右) ( 内閣府HPより引用 )
中央階段を上がった2 階の大ホールで、来訪した賓客を天皇皇后
両陛下が迎え、しばし挨拶などをしてから朝日の間にお通しするん
だと思います。 大ホール正面の左右の壁画には2枚の大油絵が
飾られています。天井の油彩 《第七天国》 は、青空に7 羽のハト
が舞う平和を表しているそうな。

いやぁ~、圧巻でした。やはり、日本が威信をかけて造った
建物だけあって、それはそれは素晴らしかったです。
館内を見学した後は最後にお庭を散策。

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建物内の見学を終えると、今度は南面の庭園に進みます。(下左)
本館南側には、主庭と呼ばれる噴水を中心とした西洋庭園があり
ます。(下右) 南側の建物はめったに見られません。(上)

建物の外は自由に撮影できます。 曇り空が残念なれど、敷地は
日陰がないゆえ涼しくて良うございました。(笑) 館内には、そこ
らじゅうに係員が立って監視していましたが、主庭の方にも係り
の方が監視をしておりました。 猛暑だと大変だろうな~と、思い
ながら通り過ぎようとしたら、静かに首を垂れ、「実るほど首を垂れ
る稲穂かな」 という感じで、さすがは内閣府の方の行き届いた接
待に感心。 年に1 回、10日間ほど、一般公開されており、一日
あたりの見学人数に限りがあって、定員を超えると抽選になり、
当選した人のみ参観できる仕組みです。 内閣府の方によると、
毎年応募しても確率は変わらないそうです。さて、それでは主庭へ。

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主庭は全面砂利敷きであり、中央には噴水池や花壇が設けられ
ています。 賓客に日本を感じて頂くために敷地内には様々な樹
木が植えられています。四季折々の景色が楽しめるようです。
特に雪化粧をした主庭。ここが都心の中心部であることを忘れさ
せるような凛とした世界。白銀の世界の中に、ひときわ華やかな
ツバキが花を咲かせる時期は見事な眺めのようです。前庭の公
開は何度もありますが、迎賓館の一般公開でしか主庭は観られ
ないので、こちらも貴重な体験になります。

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東京都の中心部、港区元赤坂。
およそ180種2万本の樹木に囲まれ、日本的な景色の中にあらわ
れ重厚で華麗な西洋建築。これが迎賓館赤坂離宮本館南側です。
その外観は、屋根の青、外壁の白、そして各種の装飾などが調和
のとれた美しさを醸し出しています。

迎賓館は元々、東宮御所として建設され、「赤坂離宮」 と呼ばれて
いました。東宮御所は、日本人建築家の手で建てられた日本最初
の洋風宮殿です。建設の総指揮を担当したのは片山東熊でした。
片山東熊は、現在の東京大学工学部建築科の前身である工部大
学校の一期生であり、東京駅を設計した辰野金吾らとともに日本
の近代建築の父と呼ばれたジョサイア・コンコルドの最初の弟子
でした。その片山東熊が、10年の歳月をかけ、我が国の建築界
の総力を結集して、東宮御所を完成させました。

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ネオ・バロック様式の外観があまりにも華美に過ぎたことや、住居
としての使い勝手が必ずしも良くなかったことから、皇太子嘉仁
親王 (後の大正天皇) が、この御所を使用することはほとんど
なかったようです。嘉仁親王が天皇に即位した後は離宮として
扱われることとなり、その名称も赤坂離宮と改められました。

その大正天皇の皇子・皇太子裕仁親王 (後の昭和天皇) と良子
女王 (後の香淳皇后) との婚儀が大正13年 (1924年 ) 成る
と、その後の数年間、赤坂離宮は再び東宮御所としてこの一家
の住居となったが、裕仁親王が天皇に即位した後は離宮として
使用されることも稀になった。 終戦時には高松宮宣仁親王が
昭和天皇に、皇居を出て赤坂離宮へ移り住むことを提案したが、
天皇は使い勝手が悪く経費がかさむとして拒否したようです。
第二次世界大戦後、赤坂離宮の敷地や建物は皇室から国に移
管され、国立国会図書館や東京オリンピック組織委員会などに
使用されたそうです。

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「主庭大噴水池」
迎賓館には2つの庭園があり、噴水は南側の主庭にあります。
2009年に国宝に指定されました。噴水池の中に設置されている
タイプですが、まずその大きさに驚かされます。 水中のノズルは
円形に多数並べられ、いずれも中央に向かって水を噴出してい
ます.。 外側はひとつずつ間隔を空けて並べられ、こちらは低い
放水となっています。

花びらのような形状をした噴水池の中に、皿を伴った、西洋庭園
風の噴水が2段重ねで中央に置かれています。 噴水の皿には
シャチの像が置かれており、まるで水の中で飛び跳ねているよう
です。(上左) この中央の噴水を囲んで、伝説の生物であるグリ
フォンの像が4体置かれ、口から水を噴出しています。(上右)
さらによく見ると、このグリフォンが乗っている台座の側面には、
口から水を流すライオンの顔が取り付けられています。(下右)
また、グリフォンに挟まれるように亀の像も置かれています。
(下左) このように、細かな装飾が随所に施された意匠となっ
ていて、見応えのある、普段は見ることが出来ない噴水です。
これだけの噴水ならぜひ虹を見てみたかったですね。

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皆さん噴水と本館を背に、スマホやカメラで記念写真をパチリ!
この写真が撮れるのは、年に一度の参観の時だけですからね。

春を迎えると、主庭を飾るのは日本を代表する花 ・ サクラ。
ソメイヨシノをはじめシダレザクラなど、数種のサクラを楽しめるよう
です。山庭 (さんだい) には長さ115mの 「せせらぎ」 があり、その
一角に 「ハナショブ」 が植えられています。ハナショブが咲く6月ご
ろになると、主庭の西側にある 「フユボダイジュ」 が花をつけます。
「フユボダイジュ」 は、平成3年に国賓として来日したゴルバチョフ
ソ連大統領によって植樹されたものです。 梅雨が明け、暑い夏を
迎えると迎賓館は、たくさんのセミの声に包まれ、夏に彩りをくわえ
るサルスベリ。 そして、秋になるとモミジとイチョウが色づきます。
青い空に映えるモミジの赤とイチョウの黄色。 こうして迎賓館の
主庭では、一年を通じて国賓 ・ 公賓の方々は、ゆったりとした
「和のおもてなし」 を楽しまれているようです。

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目の前には白と緑の洋風宮殿が広がる主庭の東側に、数々の樹
木に囲まれ、ゆったりとした佇まいの和風建築物の迎賓館赤坂離
宮別館として 「游心亭」 があるそうです。国賓・公賓に 「和のおも
てなし」 をする施設として昭和49年に建設されたようです。游心
とは 「心を遊ばせること。心をほしいままにして楽しむこと。自適
すること」 の意とされています。残念ながらこちらは非公開でした。

賓客はマツ板の 「式台」 で履物を脱ぎ 「取次の間」 へと上がり
ます。部屋の障子を開けると、そこは47畳の広さがある主和室
竿縁天井杉中杢敷目板張りの勾配天井。西京聚楽塗りの壁で
囲まれ、賓客を和食で 「おもてなし」 する和の晩餐室があると
いう。最大16名から18名座れる堀こたつ式の大食卓で、食事
の他、生け花、琴の演奏など賓客に日本の文化を体験して頂く
、文化行事も行われているようです。また主和室の奥には民家
風の 「即席料理室」 があり、目の前で揚げられる天ぷらなどを
楽しんだり、気軽に茶道を楽しむ茶室もあるようです。室内の他、
主和室前の池で鯉の餌やり体験をして頂くなど、庭園と一体と
なった賓客に日本を感じて頂く和の空間となっているようです。
平成8年の日米首脳会談時、クリントン大統領も利用して大変
な喜びようだったといいます。

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「公式随員の客室」
主庭の南側1階に国・公賓の随員の方々が泊まる客室があって
客室を窓越しに覗けるようになっていました。 残念ながら客室は
もちろん撮影禁止でした。ケチ (笑) お付きの人の客室でさえも、
庶民からみたら、かなりのスイートルームな感じでした。高級です
が落ち着いた雰囲気です。すいません! 高級な部屋に泊まっ
た事がないので、比較とか比喩が全く思いつきません。 (笑) 
迎賓館には合計で20室ほど宿泊用の部屋があるそうです。

ちょっとびっくりしたのは、迎賓館は国公賓共に 「7年に一度」
しか国賓の方は利用できないようです。日本の迎賓館に泊まり
たいとおっしゃる国、公賓もたくさんいらっしゃるようですが、
公平性を保つために一国につき7年に一度というルールを
設けているようです。

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「主庭の記念植樹」
主庭の西側の木々の中に、1974年に来日した米国のフォード大
統領 (1974年) の手により記念植樹された1本のハナミズキです。
4月から5月ころに、たくさんの花が咲くようです。(右)  フォード
大統領は、現職の米国大統領として初の公式訪問され、迎賓館
で歓迎式典、昭和天皇と会見されました。韓国へ向かう前日に
迎賓館の庭で記念植樹されたようです。 ゴルバチョフ大統領が
(1991年) 来日した時に植えられた菩提樹です。(左) 

今から100年以上さかのぼる昔、日本から3000本にも及ぶ桜の
苗木を贈った返礼として、米国からハナミズキの苗木が贈られま
した。 日本からの桜の寄贈100周年を記念して、米国は現在も
ハナミズキの苗木3000本を日本各地に届けしているようです。
ケネディ大使も伊勢を訪れた時、1000本目となる苗木を神聖
な伊勢神宮に植樹したそうです。

きれいな花を咲かせる樹木。その苗木を日米両国が寄贈し合える
なんて素敵ですね。毎年、春になって桜やハナミズキが花を咲か
せるころには、互いに分かち合っている根源的なもののことや、
日米両国を結びつけている強い絆を、きっと思い起こすでしょう。
迎賓館を囲むように木々が植樹されており、季節の花々に彩られ
る趣となっています。

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見事な主庭側からの迎賓館と噴水に見とれてしまいます。
ここは日本だろうかと戸惑うほどでしたが、至る処に菊のご紋があり
「あーやっぱり日本だわ」 という感じ。 賓客ご訪問や、今回のような
参観のときだけ、噴水の水が流されるとのこと。東側の出口付近に
は盆栽が幾つも展示されていました。国賓を迎える折りには、館内
に展示されるのでしょう。樹齢百年の盆栽もありました。また近くに
は休憩のテントもあり、自動販売機もありました。安かった~。
コーヒー缶やペットボトルも安く、自販機では日本一安いかも・・・。

以前、国会議事堂を見学したときも、当時最高の建築云々と聞いて、
なるほど~と思うくらいの大理石など豪華建材をふんだんに使った
建物や豪華な彫刻に驚いたものでしたが、それを上回る豪華絢爛
さに驚きました。売店があって、絵葉書やら写真集を売ってました。
「本屋さんでは買えません!」 の一言に踊らされて買ってしまう方
もいました。(笑) あと郵便局さんが記念切手を販売していました。

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堅牢にして華麗なる、贅を尽くした明治西洋建築の粋 「赤坂離宮」
は、明治の中期から末期にかけて東宮御所として建てられたもの
の、新婚の嘉仁親王 (のちの大正天皇) は、その完成を心待ちに
していながら、完成した後、結局は一度も住居としては使わなかっ
たという不幸な宮殿でもあるのです。

こんな素晴らしい建物が、明治、大正、昭和の三代のミカドに嫌
われて、住居としては殆ど使われる事が無かったという事実には、
非常に気の毒ではあるけれども、どこか物悲しみもあって、華麗
な建物にまつわる伝説としてなかなかに興味深いものです。喩え
て言うなら、絶世の美女で深い教養でも知られる貴婦人が、その
怜悧さや、あまりに非のうちどころのないありようを夫に敬遠され、
不幸で空虚な結婚生活を生涯耐え忍んだ、というような感じでも
あろうか、などと思ったリしてしまいました。(笑)

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参観を終えて・・・・。
富国強兵、殖産興業など、ヨーロッパの国々に追いつけ追い越せ
だった明治や大正の時代の雰囲気が色濃く残っていて、日本の
近現代の精神性が凝縮した建物のように感じられました。今もここ
が迎賓館として外交上の公式イベントに使われているという事実が、
大変興味深いです。しかし、あまりにも華やか過ぎて住まいには不
向きという昭和天皇の弁。私も豪華すぎて、きっと眠れない夜を過
ごすのではと、チト心配になりました。(笑) 有り得ないけどね。

迎賓館内部は、どの部屋もきらびやかな内装と調度品が見事です。
細部まで行きとどいた装飾は圧巻です。息を飲むって、こういうこと
なんだと思いました。普段は固く門の閉ざされた迎賓館は、一年に
一度だけの参観には感動するばかりでした。セレブでゴージャス、
日々の日常からかけ離れた贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
首脳会談や晩餐会が行われる公用室や、7メートルを超える大き
な噴水など、沢山の見どころがあるので、年に一度のこの機会に、
ぜひ多くの方が参観して頂ければと、思いながら・・・迎賓館を
後にしました。








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