一ヶ月に2回満月を迎える月を「ブルームーン」という。 そのブルームーンを見ると願い事が叶う・・・・。








いつも訪問して頂きありがとうございます。

『旅愁』

...2018/10/14 07:54...

秋、本番。
ところが昨日は、今季一番の冷え込みらしい。
東京は11月なみの肌寒さ。寒いはずだ。

 お酒はぬるめの燗がいい・・・・。
  金曜日、仕事を終えて帰ろうとしていたら突然、
  同僚から 「みんなでちょっと飲んで帰らない?」
  と誘われ、駅近くの 「赤ちょうちん」 へ。
 肴はあぶったイカでいい・・・・・。
  酔うほどにつぃつぃ同僚は大熱唱してしまい、
  お隣さんに怒られるし、私は誤り役でした。
  すこし飲みすぎたかな?
  でも、やっぱりたまにはストレス発散しないとね。

EE136811.jpg EE136809.jpg
丸の内に所要があって出掛けようとしたら、かみさんに東
京駅で 「ニューヨークパーフェクトチーズ」 を買ってきてと
頼まれた。オープンしてから結構経つけど、未だに人気
らしい。私も食べて見たくて購入するのが楽しみだった。
が・・・・しかし、売り切れましたの看板、棚は空っぽです。
店員に大体いつ頃売り切れなんですか? と聞いたら、
今日は午前中との事。たまには夕方からの販売もして
くれませんかね・・・・? ふん

さて、
春の行楽がお花見なら、秋の行楽の目玉はもみじ狩り。
数々の和歌に詠まれてきたように、もみじ狩りは古くから
貴族の間で楽しまれ、江戸時代になると、庶民の間にも
もみじの美しさを楽しみ、宴を催す習わしがあったという。

もみじの名所は、全国各地にあるが、都会でも公園や
並木道などでもみじの美しさを楽しめる。秋が深まるに
つれて、私たちの目を楽しませてくれるのが “ 紅葉 ”。
季節の移ろいに喜びを見つけることは、四季がある日本
ならではの楽しみですね。皆さまは、これからどんな紅葉
を楽しまれるのでしょうか。東京は朝から肌寒いです。

  秋の夕日に 照る山紅葉 (もみじ)
    濃いも薄いも 数ある中に
      松をいろどる かえでやつたは
        山のふもとの 裾模様

---------------------------------------------------------------------------------------------------------

『旅愁』

日本の最北 ・ 北海道の利尻島と礼文島はどんな風景
なのだろうかと興味があって、この夏訪れてみた。
日本海にドーンと浮かんでいるような利尻島にまず圧倒された。
その海岸沿いに島の人たちが暮らしている。
主な産業はコンブ漁とウニ漁なそうだ。
島の人口は3千人に満たないらしい。

路線バスと擦れ違ったが、車内がガラガラの様子に観光バス
とは対照的だった。島全体が静かなたたずまいなのだ。
そんな中で、家族総出なのだろうか、中学生らしい女の子と
小学校高学年らしい元気な男の子。そして、その両親と
おばあちゃんにおじいちゃん。立派なコンブを、大事そうに
両手に抱えて運ぶ作業に汗を流している一家が目に留まった。

コンブの最高級品と称される利尻コンブは、このように
1枚1枚手作業によって仕上げられるんだなと思いながら、
家族のきずながこちらに伝わってほほ笑ましい光景だった。

夕闇も迫ったころ、この日の宿泊先のホテルに着いた。
待ちに待った夕食は何もかも新鮮な魚介類、北の海の
恵みに感謝しながらいただいた。食事中、はつらつとした
若い女性が飲み物などの給仕であちこちと機敏に働いている。
問いかけたら地元の高校生で、アルバイトをしているという。
受け答えもとてもさわやかで好感がもてた。
また大学生くらいの男性は、東京から来てこのホテルに
寝泊まりし、ここでアルバイトをしていると笑顔で話した。

澄み渡る空に、キラキラ輝く青い海。
そして利尻富士と呼ばれる吸い込まれそうな利尻山の
美しさにひかれる。私も学生時代にもし戻れたら彼らのような、
この自然の中に身を置いて過ごして見たいと思った。

やがて、観光も予定通り無事に進んで、この島ともお別れの
時が来た。フェリーがドンドンしぶきを上げ、島から離れていく。
彼らの生き生きしたあのこぼれるような笑顔が、私の心に残った。

旅先での出会い、芽生え始める愛、そして切ない別れ、 
秋のもの悲しさを思わせる 『旅愁』 は、感傷的なムード
を演出するようなタイトル・・・・な気がする。
この夏の旅路を今頃思いだすのは、秋のせいだろうか。


---------------------------------------------------------------------------------------------------------

   「MINIATURE LIFE展」
~田中達也 見立ての世界~
 日本橋髙島屋

EE136522-1.jpg
かみさんの買い物に同行して日本橋へ。久しぶりに高島屋を訪
れたら凄い人出。そんな中、あるポスタ―が目に飛び込んできた。
「MINIATURE LIFE展」 が開催しているようだ。私たちが生活
する規模 (畑や建物、乗り物など) に見立てたミニチュアの世界。
デパートの展示ものは期間が短いので、この時とばかりに、私は
買い物に付き合うのを中止。(笑) 帰りの待ち合わせ場所を決
めて・・・・イザ。

EE136442.jpg 
EE136434.jpg EE136436-1.jpg
とにかく凄い人出で、何事かと思ったらどうやら高島屋 ・ 新館がオ
ープンしたらしい。最初、本館の方へ。表面玄関 (下左) を入って
本館ガレリアでは、高島屋のマスコットキャラクター 「ローズちゃん」
がお出迎え。(下右) 娘とかみさんは早々、新館の方へお出かけ。
後の大きなビルと左端にチラット見えるのが新館です。(上)

「日本橋 ・ 高島屋」
高島屋は 「日本橋高島屋S.C.(ショッピングセンター)」 の新館
を9月25日に開業。旗艦店の日本橋店 (本館) と隣接する新館は、
百貨店業と違って売り場をテナントに貸し出して安定した収益を狙う
「脱百貨店」 方式のようで、最新の飲食店やヨガなど体験型サービ
スを充実させ、顧客の若返りをはかるようです。日本橋の高島屋は、
本館、新館、S.C.、今年春に開業した東館の4 館体制となります。

EE136521-1.jpg 
EE136377-1.jpg EE136378-1.jpg
百貨店での展覧会は、会期がとても短いので気がついたらもう終
わっていたなんてこともしばしば。見逃すわけにはいかない。正面
のメインホールには巨大なブロッコリーの木が展示されています。
(下左) かなり大きいサイズになっていて、皆さん写真をパチリと
撮る方の多いこと。私もパシャ、パシャ・・・。(笑) 8 階の展示会
場での案内がありました。(下右)

「MINIATURE LIFE展  田中達也 見立ての世界」
期間   : 2018年9月12日(水) から9月23日(日) まで開催
会場   : 日本橋髙島屋8 階ホール
入場料  : 一般800円、大学 ・ 高校生600円、中学生以下無料

EE136381-1.jpg 
EE136380-1.jpg EE136392-1.jpg
雑誌やテレビなどのメディアでも広く話題になったので、人出も多く
チケットを購入するのに長い行列が出来ていました。(下左) 窓口
は2か所あるのですが、各窓口で処理すれば速いのですが、何故
かお金を受け取ると後のレジの方へ回し一人が処理する3人体制。
窓口の方は何してるの? なかなか進まないので皆さんイライラ。
やっと手にしたチケット。(下右) デパートにしては合理性がないナ。

「MINIATURE LIFE展 ~田中達也 見立ての世界~」 では、ミニ
チュア写真家田中達也氏が、日常にあるものを題材にして見立て
た写真作品約100点と、実物のミニチュア約30点を展示。日本橋
髙島屋限定の新作3点の写真とミニチュアも初公開されています。
スプーンやキッチン用品を遊園地に見立てた「ディッシュニーランド」
や、目覚まし時計を使って電車と駅のプラットフォームを表現した
「スヌーズな運航を心がけています」 など、アイディアの幅広さと
ユーモアに溢れた世界観の作品が勢揃いする展示会。

EE136465-1.jpg 
EE136471-1.jpg EE136386-1.jpg
細かなこだわりが沢山あって、見る角度を少し変えるだけでも違う
世界が開けます。見ていると、ミニチュアとはいえ迫力を感じてい
ましたが、改めて実物をみるとちっちゃいです。使っている果物や
野菜、雑貨など、普段みているものたちが、全然違う姿で出てき
てびっくり。繊細で、迫力があって、眺めていて全く飽きないです。
会場内は、撮影可能なため、フォトジェニックな写真撮影を楽し
むこともできる展覧会です。(下)

ミニチュア写真家 ・ 田中達也氏は、日常のものを題材にして見立
てた写真作品を、2011年から一日も休むことなくインターネット上
で発表しているようです。その作品の世界は、思わずくすくす笑っ
てしまったり、さすが! と唸ってしまうような楽しいものばかり。
なんとフォロワーは海外を含め140万人を超え、さらに増え続け
ています。2017年NHKの連続テレビ小説 「ひよっこ」 のタイトル
バッグも担当し、現在もっとも旬なアーティストとして活躍の場を
広げています。さあ、見立ての世界に遊びに行きましょう!

EE136531.jpg 
EE136535-1.jpg EE136536.jpg
入場したところに、田中さんの作品コンセプトとなるメッセージが書
かれていました。一通り読んだところでスタートです。順不同です。
子供の頃の発想力やワクワクを思い出させるような作品の数々。
食器用のスポンジも、田中さんの手にかかれば・・・テニスコート
に変身です。

「なんて吸収の早い奴だ!」 (上)
鉄製の鍋やフライパン、グリルや魚焼き網などに付いたコゲや
ガンコな汚れもシッカリ落とせる研磨材付 「キッチンスポンジ」。
ナイロン不織布 (研磨材付) の部分を利用してテニスコートに
見立てる発想が面白いですね。コーチをしている相手選手の
呑み込みの速さと食器用のスポンジの吸収力をモチってます。
趣味はテニス? ではなく、やはり食器洗いですかね。(笑)
「食器ングな事故」 (下)
青いスポンジを使った作品に魅せられました。何ら変わったとこ
ろもない、食器洗い用のスポンジが2つ並んでいますが、その上
の僅か2センチにも満たないミニチュアの人形が重要で、スポン
ジを波に見立て、おそらくはボートが転覆したのか、波間で溺れ
ては、助けを求める人の光景を築き上げていました。凄いス
あまりにも小さすぎて分からない方もいたようです。

EE136546.jpg 
EE136537.jpg EE136538-1.jpg
「リアルなメモ=メモリアル」  (上)
一冊のメモ帳の見開きを白い浜辺に見立て、ヤシの木のミニチュ
アと人形を添えることで、リゾート地でくつろぐ人々の光景を作り
出しています。どこにでもあるリングノートも、田中さんの手にかか
ればこのとおり。それにしても一般的なノートをビーチに見せるこ
となど、全くをもって想像も付きません。その発想力に、ただただ
感動でした。リングは波かな? リゾート地の夏をノートで感じま
すよね。この作品、ジオラマで展示されていました。
「新国立競技場デザイン案」  (下)
2020年東京五輪 ・ パラリンピックのメイン会場となる新国立競技
場整備計画で、提案しているデザインやコストなどが問題になりま
した。こちらは超節約型で、何と自動車のタイヤです。中ではサッ
カーをしているようです。タイヤが競技場に見えて来るから不思議。
これに屋根を覆うようにすればバッチしです。(笑) いずれにしろ
国民の願いはただ一つ。誇りを持てる競技場をつくってほしい。

EE136550-1.jpg 
EE136551.jpg EE136548.jpg
展覧会では100点以上の写真や実際に使用されているミニチュア
の作品が並び、あの手この手で来場者を楽しませてくれます。それ
ぞれにつけられているタイトルもユーモアに富んでいて、それも日
本語タイトルと英語タイトルの両方を見て、センスの良さに脱帽です。

「ハッとして青ザメる出来事」
ビーチでの一コマ。脱ぎすてられたTシャツと麦わら帽子。インスピ
レーションを得たのかな? 麦わら帽子を島に見立て港も見えます。
そしてTシャツは大海原を表現していう感じです。海がTシャツででき
ていたなんて!青いシャツをよく見ると、溺れている処にサメが近づ
いています。救助に向かう人も、まさにハッとして青ザメる出来事です。

EE136559-1.jpg 
EE136553-1.jpg EE136552.jpg
卵を割らなければ、オムレツは作れない。「新しいことを始めるには
勇気がいる」。「やってみなきゃ分からない」 という意味のフランスの
ことわざがあります。シンプルなシャレで、本質を射抜くタイトルも。

「ひと泡吹かされ中」  (上)
ビールの滝だ! ビールの泡を滝に見立ててカヌーで落下に挑み
ます。ビールの泡を滝、濁流に見立てた素晴らしい作品に脱帽だ。
ビール好きの私は、この泡の滝を飲み干して助けてあげたい気分。
「ビール冷え切ってます」  (下左)  
こちらもライトの反射が雪みたいで可愛らしい作品! ビールの泡
を雪の積もった地面に見立てているのがさすがです。私は「ビール
=夏」 を連想してしまうので、本当に発想ゆたかな方だなぁ・・・・。
ビールの泡でソリ遊びとは!
「ネタで寝たふり」  (下右) 
にぎり寿司をベットに見立てた 「ネタで寝たふり」 には笑っちゃう。
「このあとおいしくいただきました」 とキャプションに記されていた
ことから、実際の寿司を素材にした作品でした。寝相の悪い子を
お母さんが直そうとする姿にはホロリ! ほかにもブロッコリーや
オムライスなどの食品サンプルを使った作品も目を引きました。

EE136658.jpg 
EE136574.jpg EE136639.jpg
「トウモロコシ燃料ロケット」  (上)
とうもろこしがロケット本体と補助燃料はヤングコーン、排気の煙は
ポップコーンですから、コーンにとことんこだわっています。時事と
絡めていくというのも見事だと思います。 ポップコーンを煙に見立
てるって、すごい発想ですね。マンガで走るシーンを表現するとき
足元から上がる砂埃、子どもの頃 「なんで、足からポップコーン出
してるんだろう・・・」 って思ってました。このポップコーンの煙の表
現は、まさにそんな幼心を思い起こさせてくれました。
「地球は甘かった」  (下左)
水色のアイスクリームは地球でしょうか? 初めて宇宙に飛び立っ
た宇宙飛行士の 「地球は青かった」 の言葉をモジって、「地球は
甘かった」。アイスクリームを地球に見立てて宇宙を表現したりと、
ホントにアイディアには感心させられます。宇宙に行きたいな~
「甘の川」  (下右)
最初はよく分からなかったのですが、真上から見てやっと全容が
わかる作品です。スプーンで砂糖を眩して、天の川に見立ててる
この作品は、キラキラ光っていて本物の星のよう! そしてコーヒ
ーカップの皿の脇で、天の川に天体望遠鏡を向けています。
夜空にこぼれる天の川・・・・。天の川の砂糖で甘の川。(笑)

EE136795-1.jpg 
EE136566-1.jpg EE136567-1.jpg
「田舎ぶらし」  (上)
靴ブラシの毛の部分を稲に見立てて、実った田んぼにミニチュア
人形を使って稲刈りを表現されています。確かに田んぼに見えて
くるから不思議です。さり気なく置かれているリアカーや犬もいて
屋外の風景そのままです。稲刈りに見立ててのシーンは、NHK
連続テレビ小説 「ひよっこ」 のオープニングで使われているもの
ですね。田舎暮らし表現されています・・・・!
「日々の鍛錬に近道など無い」  (下)
大坂なおみ選手の活躍など今人気のテニス。テニスボールの模
様がトレーニングコースに変身。テニスボールのラインがアップ
ダウンの道路になり、テニスボールの道をジョギング中。人形が
とっても小さいのに細部まで作り込まれていています。テニスボ
ールの白い部分を道にしたり、やわらかい発想と再現性が凄い。
こんなに楽しい感じに思いつかないし、クオリティ高く作れないよ。

EE136671-1.jpg EE136670.jpg
EE136653-1.jpg EE136652.jpg
結構若いカップルや友達どうしの方が多く、「キャーキャー」 「かわ
いいね」 「すごいね」 「これ、見てみて」 と、言いながら楽しんでい
ました。ひとつ、ひとつ作品とタイトルを確認しながら、さらに写真
を撮るので結構な時間がかかります。混雑していた場合は、作品
を見るのも大変で写真も撮りづらく、反対になんとなく見終わって
帰る方もいました。もったいないなぁと思いました。

「すごい勢いで回転しながら落ちていきます」  (上)
ボルトのタワー。いや待てよ、遊園地にあるフリーホールですね。
遊園地に設置されているアトラクションの一種で、いわゆる絶叫
マシンの中で垂直に落下するというフリーホールを六角ボルトで
見立てているんですね。ねじを利用してナットに乗っかって、昇
りはゆっくり、落ちるのは一瞬。まるで人生のようですね。(笑)
「隠れた名曲を掘り起こす」  (下)
楽譜に小さなミニチュアがポツンと置かれていて、一瞬、何だろう
と思ったのですが、タイトルを見て納得です。田畑を耕さないと穀
類を得ないように、鍬で楽譜を掘り起こしています。名曲を掘り起
こしているのか、名曲の種を植え付けているのか。発想が凄いね。

EE136467-1.jpg 
EE136448-1.jpg EE136800-1.jpg
実物のミニチュア作品の他にパネル作品もたくさんで、とても楽し
めました。展示されている写真の大きさは様々で、かなり大きいサ
イズになっているものもあります。一方で、前述の通り彼がミニチュ
アに使うのは食べ物や文房具など、私たちが普段から目にし、使
用しているハンディサイズのモノ。日常と違うスケール感の世界に
入り込んだようで不思議な気分になります。

彼の作品の特徴は、なんといっても見立てのアイディアと作品に
添えられる秀逸な一言。今回の展覧会の広告にも使用されている
フランスパンの新幹線 (新パン線) を始め、ブロッコリーの木、トウ
モロコシのロケット・・・・。ビールの泡は雪に、鷹の爪はボートに、
穴あけパンチの丸い切れ端は色によって、桜に見えたり雨に見え
たりします。発想の豊かさは目を見張るものがあります。ほとんど
の作品が撮影OKなので、見るだけじゃなく撮っても楽しいです。

EE136458-1.jpg EE136655.jpg
EE136793-1.jpg EE136557.jpg
パネル作品と同じ額の中に作品に使われたミニチュアの人形たち
が配置されているので、つい探さずにはいられなくなります。(下右) 
実物をみるとちっちゃい。額の中になにもないときは周りを見回す
と予想外の形で展示されていたりして、とにかく遊び心が満載。
眺めていて全く飽きないです。老若男女問わず、思わず童心に
返る展覧会です。

「リンゴスター」  (上右)
公式な催事にセレブリティや高官などの要人を歓迎するために、
本人の歩行路として伝統的に用いられるもので、文字通りの赤い
絨毯です。私などは、アカデミー賞のレッドカーペットに登場する
華やかな俳優や監督たちを思い浮かべますが、こちらは 「りんご
の皮」 がレッドカーペットです。(笑) この後、作者はリンゴを美
味しく頂いたようです。ですからもう実物はないのでパネルのみ。
「地球温暖化の影響がここにも」 (下)
パネルの下をよく見ると作品から飛び出してきたペンギンがちょ
こんと。撮影で使われたミニチュアが、いかに小さいかわかります。
ペンギンという事は、アイスクリームが氷河を表します。やがて溶
けだして崩れ落ちます。表現方法が凄いし、そばに船も見えます。
地球温暖化の表現にお見事です。こちらも現物はありません。

EE136562-2.jpg 
EE136631-1.jpg EE136791-1.jpg
写真が主となる田中達也さんの作品たち。SNSでも発表されている
のだから、わざわざ展示会場へ行かずともパソコンやスマートフォン
で見ればいいではないか。そう考える人もいるかもしれません。しか
しながら、小さな画面だけでは楽しめない田中達也さんのユーモア
溢れる空間がそこにありました。

「問題の解き方は人それぞれ」  (上)
個人的に感銘を受けた作品のひとつ。頑張れ! もうちょっとって
応援したくなってしまいます。辞書につけられた付箋の飛び出した
部分を足がかりにクライミングするボルダリングに見立ててます。
この発想がホントに素晴らしく感心してしまいます。問題の解き方
は人それぞれですが、これはつまり、言葉のセンスに完敗を認め、
敵わないセンスの持ち主なので、本当に嫉妬してるんです。
「死んでもプラス思考」  (下)
キーボードがガラスケースの中に置いてあるのですが、よく見ると
キーボードの 「+」 キーのみ取り外され、十字架に見立てるという、
その発想はなかったわぁ~と驚きです。死者を弔う埋葬シーンを
再現しているんですね。壊れたキーボードも埋葬しましょう。

EE136712.jpg 
EE136783.jpg EE136704.jpg
3畳ほどの畳を利用し、畳縁 (たたみべり) を道に見立て、畳表を
収穫期の水田の風景に再現されています。そして、田んぼに見立
てた畳の上を走るレトロなバス。ちゃんとバスの運転手さんもいる。
まるで小人の世界に迷い込んだような不思議な世界。多くの人や
車が動く様子を描いたCG (コンピューターグラフィックス) と組み
合わせたユニークな世界を編み出した場面。何処かで見た事あり
ませんか? 桑田佳祐さんが書き下ろしたオープニング曲に合わ
せて登場するのは、そうNHK連続テレビ小説 「ひよっこ」 のタイト
ルバックで登場する茨城の農村の風景だ。

「ひよっこ」 のタイトルバック、見てて飽きない。
赤い服の女の子が田舎からバスに乗って、電車を乗り継いで都会
へ向かう。夜の繁華街でキョロキョロ、わああ~っとなって・・・・・。
すっかり小さな不思議の世界に引き込まれてしまいました。
ミニチュアのバスに乗って現実の世界へ戻ります。

EE136792.jpg 
EE136626-1.jpg EE136628-1.jpg
どれも的を得ていて、キャプション見るたびにニヤケが止まらなか
ったです。誰でも手に入る身近なものを使ってということろが素晴
らしいですよね。見ればあ~って思うけれども、最初に気付くとこ
ろが凄いアイディアだなと思います。タイトルも重要なポイントです。
何でもそうですが、センスのある人って何かが違いますよね。
発想力というか、そういうのが特別なんだろうなあ~。

「100匹乗っても大丈夫」  (上)
多くの動物たちが行列をなしてスイカの中に入ろうとしています。
ノアの箱舟ならぬスイカの箱舟ですね。ノアもビックリ仰天です。
ノアの方舟 (箱船) と大洪水の伝説は、多くの人が耳にしたこと
がある有名な話です。旧約聖書の創世記の記録によれば、かつ
て創造主なる神が、古代の邪悪な人々を大洪水によって滅ぼし
た時に、箱船に入ったノアとその家族、及び動物たちだけが生き
延びた、というものだ。もしも、この伝説が歴史的事実だったの
であれば、それは私たちの世界観を大きく覆すほどの、極めて
重要な意味を持つことになります。
「収納下手な食器棚の奥にある世界遺産」  (下)
「ああ、これはうちの食器棚もこんな感じになってる」 と笑っている
方がいました。小さな円い皿を重ねては、ピサの斜塔に見立て、
たくさんの人々が、記念撮影を楽しむ様子を 「収納下手な食器棚」
表現してます。ピサの斜塔のモジって・・・・、100円均に売って
いる器がピサの斜塔になるとはね。

EE136620-1.jpg EE136619.jpg
EE136643-1.jpg EE136642.jpg
ケース越しにですけど、制作段階で既に 「 この角度で、この構図で、
ここにピントを合わせて」 って色々決まってるんだと思います。「子ど
ものような遊び心」って簡単に言うけど、それ、もう忘れちゃってるか
ら、常識ある大人にとって、常識から逸脱することほど難しいことは
無いのです。なんて、見え方で違った世界に見える。普段の生活も、
こんな見方をすると景色が変わってきますね。素敵な世界ですね。

「秋色に衣替え」   (上)
五重塔に太鼓橋が架かり、周りを色とりどりの毛糸の玉が紅葉を表す。
毛糸の玉を紅葉に見立ててこう使うかぁ~。見たとたんに秋の古都を
想像しました。紅葉が見頃を迎える紅葉前線は、桜前線とは逆に北
海道から徐々に南下していくんですよね。まさに秋にピッタリ。
 秋の夕日に照る山もみじ・・・・・。言うことなし。
「花火ボンボンボーン盆」  (下)
菊の花を花火に見立てたこちらもなかなか良かった作品。特に家の
ミニチュアがかなり精密に作られていて、それだけで感心しました。
ガラス越しのミニチュア作品とパネルの写真作品を見て、タイトルを
読みとって・・・・・クスッと笑う。花火の見立てアイデアが凄いと思った。

EE136602-1.jpg 
EE136597-1.jpg EE136598-1.jpg
「新パン線」
こちらもNHK連続テレビ小説 「ひよっこ」 のオープニングで使われ、
田中達也さんが手がけたパンを新幹線に見立てた作品です。「新
パン線」 のジオラマで動くんです! ぐるっと一周レールが引いて
あって、そこをコッペパンがくるくる動きます。駅のホームが食パン
です。心を無にしてまずは見てください。そしてリピートしてください。
ガタンゴトンと音を立てて食卓を走る新パン線。なんとカワイイこと
でしょう。子ども連れの方やシニアの方もたくさんいて、皆さん楽し
んでいました。作品に使われているのは普段、私達が何気なく使っ
ている調理器具や文具、お菓子や食べ物といったよく目にするも
のなんですが、それらをちょっと視点を変えるだけで、違った景色
が見えるというのがすごく面白いですよね。

EE136515-1.jpg EE136517.jpg
EE136581-1.jpg EE136674.jpg
「チャーフィン」  (上)
ダイナミックさで目を引いたのが、中華鍋から勢いよく宙に舞った
チャーハンを波に見立てたのがこの作品だ。チャーハンに目が奪
われがちですが、その波に乗っているサーファーも見落としては
いけない。よく見ると炒め物の中でサーフィンしてます。(上右)
チャーハンでサーフィンするから 「チャーフィン」。(笑)
「節水にご強力ください・・・・」  (下左)
皆さん、この "シャワー" がなにか分かりますか? 本当に水みた
いに見えるけれど、実はこれ歯ブラシです。ブラシの部分を水に
見立て、水を洪水の如く使ってはいけませんと、戒めています。
「照明のスイッチ」  (下右)
見落としてしまいそうな場所に、ミニチュア人形が置いてある作品。
会場の片隅に作品名もなく、さりげなくこのミニチュア人形が照明
のスイッチにちょこんと座っていました。ケースがつけられていな
いし、作品に触れてはいけないので、気を付けて写真を撮った。

EE136453-1.jpg 
EE136446-1.jpg EE136461-1.jpg
田中さんの驚きのアイディアまんさいの展覧会でした。日常になる
生活用品が、こんな風に作品になるんだと感動してしまいます。
ミニミニの楽しい世界にどっぷりはまってしまいます。どんな年代
の人でも、男性でも女性でも楽しめるデパートにピッタリの展覧会
でした。他にも数えきれないくらいたくさんの作品が展示されてい
て、来場の皆さんはとても笑顔になって作品を見、写真も撮って
いました。何時間でもこの空間にいられそう・・・・というくらい何度
見ても飽きが来ず、もう大満足でした!

EE136803.jpg 
EE136490.jpg EE136475.jpg
出口を出ると目の前に「日本橋高島屋 S .C オープン記念 特別
展」 がありました。これは日本橋高島屋のリニューアルを題材とし
ており、大型ショッピングセンター 「日本橋高島屋S.C.」 に生まれ
変わった事を題材とした 「日本橋はケーキがいい」 だ。(上) 残
りの2作品は、東京メトロ ・ 銀座線の日本橋駅の朝の通勤時間
をイメージした 「スヌーズに運行しています」。(下左) 「スヌーズ
に運行しています」 は朝の時間帯を象徴する、目覚まし時計や
タオル、歯ブラシなどが駅の構造物に使われているのが特徴。
それと日本橋高島屋本館6階の宝飾品コーナーをイメージした
「6階宝飾品売場でございます」。(下右) 宝石箱で宝飾品売
場を表した内容となっていました。

EE136425-1.jpg 
EE136416.jpg EE136417.jpg
【おまけ】
髙島屋のマスコットキャラクター 「ローズちゃん」。ローズちゃんは、
高島屋の入口や案内所の近くに制服を着て、そっと立っていると
いう印象があります。昭和34年 (1959)、クリスマス商戦のキャ
ラクターとして誕生したのがローズちゃんの前身となった 「ハッピ
ーちゃん」 でした。その後、バラが髙島屋のシンボルフラワーと
なったので、ローズちゃんに名前を変えました。基本形は 「頭で
っかちで大きな出っ尻」。(笑) お歳暮やお中元の時期、イベン
トに合わせた衣装、受付案内係の制服が変わった時などに
新しく作られるようです。高島屋へ行ったら探してみて下さい。

EE136808-1.jpg
「日本橋高島屋」 (左が新館、右側が本館となります)
文房具や日用品など、私たちの生活の身近にあるものと小さなフ
ィギュアを使って見立ての世界を披露されている田中達也さんの
展覧会。結構年配の方が多いので、朝ドラ見てた方が結構来て
るのかなぁ~。うーん、朝ドラ経済効果、恐るべし・・・・(笑)

大人になってもみんなきっと、どこかに遊び心は持ってるはず。
子供の頃はもっと自由に物事を見ていたはずなのに、どうして
大人になるつれて段々と忘れていってしまうんだろう。成長す
る過程で、どこかに置いてきてしまった遊び心を、田中さんの
作品は思い出させてくれました。アイディアの幅広さとユーモ
アに溢れた世界観の作品に大満足でした。この後、娘とかみ
さんと合流して、老舗の店で食事して帰りました。





未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-) |










CALENDER
09 ⇔ 2018/10 ⇔ 11
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
AquariumClock 2
プロフィール

Author:takasan
ようこそ!

ちょっとした幸せな風景
あたたかな気持ち 
風船に乗せてとばします
拾ってくれた人の心に
ほんわかと届きますように。

ライブカメラ
最近の記事
リンク
このブログをリンクに追加する