一ヶ月に2回満月を迎える月を「ブルームーン」という。 そのブルームーンを見ると願い事が叶う・・・・。






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「猫年、なぜないの?」

...2018/02/04 09:53...

二月 (如月) になりました。。
寒さのために重ね着をする 「衣更着」 から名が起こったとか。
この季節、昔から寒さが厳しかったのでしょう。
先週、東京は2度目の雪でした。寒かったです。
無駄に脂肪がついていても太刀打ちできませんね。(笑)

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月が欠け始める部分食の始まり。(左) 徐々に欠け始める。(中)
月が地球の影に入ってしまう皆既月食前の様子。(右)

さて、1月31日の天体ショー。皆さんの所は如何でしたか?
曇りかもしれないなと心配していた東京ですが、幸い心配は杞憂
に終わり、条件の良かった皆既月食を最初から月の欠ける様子
を眺めることが出来ました。月食は、食の終わりごろは別として、
その大部分がお子さんでも起きていられる時間帯に起こりました
から、ご家族で眺めたという方も多いのでは? 外に出ると寒い
季節ではありましたが、素晴らしい皆既月食でしたね。

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「皆既月食」
月食は、地球が月と太陽の間に入りこみ、月が地球の影の中を
通過することによって起きます。月が地球の影に完全に入り込む
月食のことを 「皆既月食」 と呼びます。 ひと月に2回満月が訪れ
る現象は 「ブルームーン」、月が地球に接近した際に見える月は
「スーパームーン」 と呼ばれています。さらに珍しいのは、食の最
大時に、月の表面が赤っぽく見えることから、この現象は 「ブラッ
ドムーン」 とも呼ばれています。これらの現象が一気に重なること
から、今回の天体ショーはいわば 「スーパー ・ ブルー ・ ブラッド
ムーン」 というわけで、珍しい現象だったわけです。

「月はなぜ赤くなる? 」
皆既月食が起きると、月は地球の影に入ります。太陽の光が地球
の大気の層を通る際に青い光が散乱し、赤い光だけが残って月面
の表面を照らします。その結果、部分食が起きているときに暗い灰
色に見える月は、皆既食になると赤っぽいオレンジ色に見えます。

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午後9 時50分頃に皆既月食が始まり、部分食の終わり頃には、
残念ながら雲が出始め姿を消してしまいました。日本全国の人に
熱いまなざしで見つめられ、恥ずかしかったのでしょうかね。(笑)
普段見ることのない神秘的な色になる月を楽しみました。
デジカメで撮ったので、あまり映りは良くありませんが、ご愛嬌を!

3日は 「節分の日」 でした。そして今日4日は立春です。
冬至と春分の真ん中で、まだまだ寒いですが、暦の上では
旧冬と新春の境い目にあたり、この日から春になります。
梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなり、春の始まりとなります。

この冬は例年に増して厳しい寒さです。
しかし、少しずつ季節は春へと向かっていくことでしょう。
さて、「二月は逃げる」 と言うことばどおり、たった28日しか
ありません。あっと言う間に過ぎてしまいそうです。
だからこそ、充実した日々を過ごしたいものです。

つらいこと 悲しいこと
そこからはじめて うれしいこと
たのしいことが うまれてくる


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「猫年、なぜないの?」

先日、電車の中で若者のほどんとがスマホを見て
いるのに対して、珍しく子どもたちが楽しそうに会話を
していた。それとなく聞こえる会話から、どうやら子ども
たちは 「猫」 の話をしているようだ。すると一人の子が
突然、「戌年があるのにどうして猫の年はないんだろう?」。
猫好きの方なら誰しも思うかもしれない。

ある昔話では、神様が元日に動物を集めたとき、
ネズミが猫に間違った日付 (1月2日) を教えたのが
原因といっわれています。猫は間に合わず、12の干支
の動物に入ることができなかったというわけです。

ネズミは乗って来た牛の背から神様の直前で飛び
降り1着。以降順に全12の動物たちが名を連ねました。
翌日到着した猫は、怒ってその後もネズミを追いかけ
回している。という話になっています。

そもそも動物の干支はいつごろから
使われているのだろう。古代中国が発祥のようだ。
暦や時間を覚えやすいよう、動物を当てはめたことが
始まりで、そのころの中国では、猫は今のように身近な
動物ではなかったようだ。日本へは奈良時代、大事な
経典をネズミから守るため、中国からもたらされたと
いわれている。一方、犬は縄文時代から日本にいた。

外国には猫の年ってないのだろうか?
タイ、ベトナム、ベラルーシの一部では、卯年はウサギ
の代わりに猫が使われているようです。ベトナム語では
ウサギと猫の発音が似ているのが理由とされていますが、
実際はよく分かっていません。ウサギよりも猫のほうが
身近な存在だったのでしょうか。

亥年は日本ではイノシシですが、中国や韓国など
多くの国は豚。モンゴルでは虎がヒョウになり、
中東では竜がワニやクジラになる国もあります。
伝わった地域の事情によって、動物が変わって
いるのも面白いですね。

最近、猫の飼育数が初めて犬を越えたと聞く。
人気のようだけど、もう猫は干支には入れない。
干支に入らなくとも、猫好きの人は増えているようです。
猫年がなくても、猫は皆さんの家族のようなもの。
猫は人間とは主従関係を結ばない。誰も束縛しないし、
束縛されない。自由人いや自由猫なんですよ。
気持ちよさそうに眠る猫をみるとニャンとも可愛い。



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上野東照宮  「冬ぼたん苑」  2018

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国立科博博物館に出掛けた帰り、上野・東照宮に参拝。上野 ・
東照宮のぼたん苑前がやたらと人が多い。聞けば冬牡丹の花の
見頃の時期だと言う。しかも先日、東京は積雪があったばかり・・。
めったにめぐり合えないこの組み合わせ。さぞや風情ある風景が
見られるのではと、私も観賞する事にしました。苑内に入ったら
見かけた顔が、近所のカメラ好きの方でした。思うは同じ。(笑)
雪と藁囲いに覆われた美しい牡丹を楽しみました。 霜よけの藁
囲いに包まれて咲く冬の牡丹をどうぞごゆっくりとご観賞下さい。

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上野東照宮の大鳥居 (下左) を進むと赤い門 があります。水舎門
というもともとは慶安4年 (1651)、家光の命で上野東照宮の大改築
が行われた際に水舎の覆屋だったもの。昭和39年に水舎の上屋
だけを門として移築したものです。 (下右) 門の左手の囲いの中
は、昭和55年 (1980) に日中友好を記念して開園された 「東照宮
ぼたん苑」 があります。(上) 園内は回遊式の日本庭園で、日本
のぼたんと、中国政府から友好記念として贈呈された希少な中国
のぼたん等、春と冬を合わせ日中洋のぼたんが植えられています。
入口の前にあるのは、大河ドラマ 「真田丸」 の主人公 真田信繁
の兄、真田信之が奉納した石灯籠です。話題になっているという。

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徳川家康公をお祀りする東照宮は、日光をはじめ全国各地にあ
るけれど、上野公園の上野東照宮は 「ぼたん」 の名所があること
でも知られるスポット。「ぼたん苑」 では、寒さの中で冬の牡丹が
見ごろになっていました。そして雪が残っていて見事な組み合わ
せで、雪囲いの中の赤い牡丹の花の光景です。

「上野東照宮 ・ 冬ぼたん苑」
開苑期間 :  2018年1月1日 (金) ~2月25日 (日)
開苑時間 :  午前9 時30分~午後4 時30分 (入苑締切)
入苑料   :   大人 (中学生以上) 700円 小学生以下無料
          東照宮拝観との共通券は、1100 円。

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苑内には冬牡丹の他に、大切に育てた寒牡丹もあります。 春の
ぼたんと比べると花は小振りですが、その希少性から新春の壽華
として珍重されています。現在は中国牡丹、アメリカ品種、フランス
品種を含め500株以上の牡丹があでやかに咲き誇ります。 一般
公開される冬ぼたんは約40品種・200株。赤色に白い絞りが入っ
た 「島錦」、淡紅色抱え咲き 「新七福神」、濃い紅色八重咲き 「花
王」、寒牡丹の 「島の司」 など、東京都心にありながら緑豊かな
上野でゆっくりと、藁囲いされた冬牡丹を鑑賞することができます。

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この時期に咲くぼたんには、厳密には寒ぼたんと冬ぼたんの二期
咲き (早春と初冬) と2つの種類があるようです。冬ぼたんと寒ぼた
んの違いを一目で区別する方法は、緑の葉があれば 「冬ぼたん」、
葉がなく花だけのものが 「寒ぼたん」 (下左) のようです。

「寒牡丹」 は、早春と初冬の年に2回咲く性質を持つ品種の牡丹で、
冬咲きのものが 「寒牡丹」 と呼ばれています。寒牡丹の花は着花率
が低いため、春にできるツボミをつみ取り、秋のつぼみのみを残す
場合もあります。また、秋に葉も落として開花時期を遅らせ、冬に藁
囲いをして暖かいところにおくことで開花します。秋に葉を落として
いるため、寒牡丹は花の見頃の時期にはほとんど葉をつけません。
「冬牡丹」 は、春に咲く春牡丹の花を人工的に温度調節して促成栽
培を行い、冬に咲くように仕立てた牡丹のことを呼びます。温度調節
をして咲かせているため、寒牡丹の花の見頃の時期に青々とした葉
がついています。

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四月のころの春牡丹は蛇の目傘ですが、この写真のように霜よけ
の藁囲いに包まれて咲く冬の牡丹は風情を感じさせてくれます。
花は春に比べると小さ目ですが、やはり冬ならではの雰囲気を
感じさせ苑内に彩りを添えます。 実は冬牡丹は大変な努力に
よって見ることが出来る花なのです。

花の少ない冬にお正月の縁起花として抑制栽培の技術を駆使して
開花させたものが冬牡丹だそうです。 春夏に寒冷地で開花を抑制、
秋に温度調整し冬に備えるという作業に丸二年を費やし、厳寒に楚
々とした可憐な花をつけるそうです。手間暇が掛かるだけ美しい。

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「連鶴 (れんかく)」 (上)
これは純白の花びらが可愛らしい、白系牡丹の代表 「連鶴」 です。
優しい純白の花びらが幾重にも重なり、清楚な花びらが美しい。
連鶴は千年、というくらいおめでたいことで、鶴は夫婦 どちらか片
方が死んでも、残された1羽は他の鳥とは一緒にならな いという
習性があると言われています。夫婦の愛情の永遠を詠った言葉
ですが、雌雄が1眼1翼で、 雌雄揃わないと飛べないそうです。
空を飛ぶ時はペアになって 助け合わなければならない。 このこと
から、後の人は仲のいい夫 婦を 「比翼の鳥」 に譬えるようになっ
たと言われます。まさにわら囲いの中で身を寄せ合う夫婦と子が
寄り添って咲いている感じでした。 まるで我が家みたい。うふ
「島大臣」 (下)
気になる 「島大臣」 という牡丹。牡丹の中でもポピュラーな品種の
一 つといわれ、濃い深みのある赤紫色で、咲き進むにつれ赤っぽ
くなっていくそうです。千重咲きの大輪の花で、樹勢が丈夫に育つ、
これぞ 牡丹! という感じ。「花びらが、もしゃもしゃだな」 と、隣で
おじさんがつぶやくのが聞こえました。どれどれ。私は、花びらの
感じが、なんだか洗って清潔になって、気持ちのいい洗濯物に
見えてきました。(笑) でも、咲き具合はこのくらいが好みかな。

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「島錦」 (上)
牡丹では数少ないという、花びらに絞り模様の入るもっとも人気の
ある牡丹です。島根県は牡丹が県を代表する花なのだそうです。
その島根と縞々の島が混ざって 「島錦」。赤のベースに淡いピンク
の模様が入っています。赤に白の絞り咲きの花や、絞りのない赤
や桃色の単弁咲きになる場合があるようです。中国で一世を風靡
した牡丹。やがて日本で突然変異種 「島錦」 が誕生し、歴史を刻
む世界の銘花として愛されているようです。斑入りの花びらが美し
いです。綺麗でしょう~。ほお~らね、今が一番きれいどき、私達
だって花盛りよ、と言っているようです。
「島の藤」 (下)
八重咲き牡丹で存在感のある大輪の花が咲きます。花びらの中心
は紫色、外側に向かって淡くなるグラデーションが美しい牡丹です。
明るい藤色はほとんどピンクと見分けがつきませんが、花びらの縁
がギザギザなのが特徴のようです。花びらがゴージャスな 「島の藤」
ですが、ほんとは優しい人柄なんだけど、つれなくしかふるまえない
女王さまという感じでしょうか。でも、よく見るとつぼみがひとつ。まる
で幼子を抱えた母子のようで、雪をしのぐ母子の風情がいい。

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牡丹の品種はそれほど多くないようですが、よく手入れが行き届
いていて見ごたえがありました。 牡丹だけでなく香りの強いロウ
バイやマンサクの黄色い花などもあり、一緒に楽しめます。

日本には弘法大師が奈良時代に中国から持ち帰り、その花の美し
さから 「立てば芍薬、座れば牡丹、揺れる姿は百合の花」 と、女性
の美しい姿や振る舞いを形容するように、古くから牡丹は美しさを
象徴する植物でした。牡丹は花の観賞価値だけではなく、植物が
持つ薬効についても重宝されていました。その後、鑑賞用に栽培
されるようになり、現在残っている在来種の牡丹は明治時代以降
に品種改良された品種といわれています。

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「紀子の舞」 (上)
新登場の純白の花を咲かせる 「紀子の舞」 なそうです。秋篠宮紀子
さまの名前がつけられた牡丹のようです。透き通るような純白で白無
垢の花嫁さんって感じ・・・。ちょっと恥ずかしそうなのがいいです。藁
囲いにステキな舞台を演出してもらい、そしてわら囲いがお姫さまを
やさしく守る。いいですね~。詳しくは分かりませんが、とても目を引
く清楚で白が美しいですね。私の心を奪わないで~、お願い。
「聖代」 (下)
ピンクの大輪の花びらが薄く華やかに見え、中心部の花弁が大き
く重なり合い、淡い赤紫色でぼかしが入っている綺麗な牡丹です。
「聖代」 というのは、すぐれた天子の治める泰平の時代ということ。
中国なら尭舜をはじめとして禹湯文武、漢の文帝、唐の太宗という
ところでしょうか。ローマには五賢帝、アメリカならワシントン、日本
ではどうでしょう。総理を天子になぞらえるわけに行きませんね。(笑)
まるでカーネーションみたいで、母に贈りたい牡丹ですね。

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「王冠」 (上)
上野東照宮ぼたん苑に美しい黄色の牡丹、黄冠が咲いていました。
島根県で作出された日本初の黄牡丹で 「ハイヌーン」 と 「新扶桑」
の交配品種のようです。抱え咲き八重、見栄えがよく大輪の花です。
黄色牡丹には珍しく上向きぎみに咲くようです。流通の少ない珍し
い品種です。ロマンチックなレモンイエローで、牡丹の王様の雰囲
気を持っている感じですね。黄色の牡丹は、他の牡丹より香りが
強い品種ですが、香りを楽しめるようです。珍しい黄色の牡丹です。
「紫紅殿 (しこうでん)」 (下)
赤紫色のシックな牡丹、「紫紅殿」。藁囲いの御殿がいい雰囲気を
かもし出しています。聖徳太子以来、紫は最高級の高貴な色とされ
ています。紫宸殿といえば御所の正殿、畏れ多いので紫紅殿とした
ものでしょうか。牡丹にも様々な種類があるんですね。愛好家には
魅力なんでしょうね。いづれにしても綺麗です。 赤紫の高貴な牡丹。
千重咲きというのでしょうか?  見事な花びらの数です。

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冬ぼたんは、他の花のような華やかさはありませんが、自然のまま
の不思議さや寒さの中で一花咲かせる姿は一見の価値があると
思います。牡丹はどれも似たような感じだと思っていましたが、よく
見ると違いがありますね。牡丹って面白いです。比較的小さな株な
のに大輪の花を咲かすんですから。しかも色とりどりです。 詳しい
ことは分かりませんが、素人でもどれ一つとして同じ花があるように
は見えません。意外と背が低いんだな、というのが第一印象です。
香りはするのかな? と鼻を近づけてクンクンしてみましたが寒すぎ
て鼻が麻痺してたのかあまり感じませんでした。(笑) 毎年のように
咲く東照宮の冬ぼたん。職員の皆さんの苦労の結果が見事に美し
い花を咲かせています。

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「島津紅」 (下)
鮮やかな紅の花を咲かせる 「島津紅」 は、島津家の別邸だった鹿
児島市磯の 「仙巌園」 で永い年月をかけて栽培された希少種です。
島津家とゆかりの深い花とされ、島津家の家紋は、一般に 「丸十紋」
が有名ですが、「牡丹紋」 も家紋の一つとして鎌倉時代から使用され
てきたようです。鮮やかな紅の花を咲かせます。

― 島津家と言えば篤姫 ―
今和泉島津から藩主・島津斉彬の養女になった篤姫は、さらに近衛家
の養女となり将軍家に嫁ぎます。が、将軍 ・ 徳川家定の死によって、
24歳の若さで仏門に入った篤姫は以後 「天璋院」 と名乗ります。薩摩
藩からの薩摩帰国の申し出を拒否し、維新後も明治16年 (1883)、
49歳で死去するまで、徳川家由来の人たちや元大奥の下々の人たち
の援助に奔走し、二度と薩摩の地を踏むことはありませんでした。徳川
将軍家の菩提寺である上野の寛永寺境内にある夫・家定の墓の隣に
埋葬されています。 「島津紅」 は篤姫のように、かがり火が赤く燃える
ような、寒中に咲かせることを意識していたのでしょうか。おもわず冷た
い手をかざしたくなるように思います。

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「八千代椿」 (上)
色の発色がよくみずみずしいピンク色で、透明感のある明るく花が
重なりあい、花の先端が丸みを帯びていることが特長のようです。
抱え咲きと言って中に芯が巻いていることも美しさの一つです。
ツバキと名が付いても椿ではなく 「牡丹」 です。(笑) どうして椿と
いうのか理由はわかりませんが、陽射しが花びらを透き通るような
感じで、柔らかい淡いピンク色がまるで薄化粧した感じで美人さん
ですね。これ、一番のお気に入りにしたい牡丹でした。
「太陽」 (下)
八重咲き牡丹で中輪の抱え咲きの早咲きです。やや濃い赤と、柔ら
かな輪郭が魅力です。蕾から出始めは紫色を帯び、満開時は鮮や
かな濃い赤色に変わるんだそうです。太陽のように 燦々と輝く情熱
的な花色という感じには程遠い感じですが、樹勢が強く、切り花、促
成栽培に向いているようです。比較的入手しやすい品種とか。
ちょっぴり乱れた色っぽい姿は好きかも。いづれにしても綺麗です。

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菰をかぶって咲く冬牡丹、寒いだろうに・・・・。
でも必死って感じでなく優雅な姿に、こちらの心が暖かくなります。
寒さに耐えて、咲く冬ぼたんは今の日本の象徴とも思えます。赤、
ピンク、白そして黄などの花々が菰を被りながらも艶を競っていま
した。一度は願わくば菰に似合う雪が降ったときに訪れたかった
想いが叶いました。残雪がまだ残っていて、霜よけのワラをかぶ
った牡丹が、まるで肩を寄せ合う親子を思わせる姿に感動です。
それでも防寒対策をしっかりして、冬のお花も大変です。

   わら頭巾 みんなで仲良く 冬ぼたん

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「藁結び]
冬の厳しい環境から保護する為、開苑中の冬ぼたんは 「わらぼっち」
に包まれています。「わらぼっち」 は地域によって形や結び方等が
様々ありますが、荒縄を用いた男結びや梅等の花を模した飾り結び
で見る人の目を楽しませています。よく見ると藁ボッチの結び目にも
工夫がされています。「淡路結び」 (下左) 淡路結びは 「結び切り」
と言われる結びの1種です。一度だけのお祝いごとに使われます。
「亀甲結び」 (下右) まさに亀の形をした縁起の良い結びです。冬
の寒さに咲く姿はけな気ですが、いっそう作り手の心使いが伝わっ
てきます。帽子とコートをまとったような姿を眺めながら 「来年もきれ
いな花を咲かせてね」 と話し掛けたくなりますね。

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「奉納俳句」
ぼたん苑内には、俳句を楽しんで貰おうという心使いもあって、紙と
ペンが用意されています。(下左) 俳句愛好家には喜ばれているよ
うで、結構、素晴らしい句が貼り出されていました。 人の句を詠むと
影響されて自分も一句となるのでしょう。 よく見ると英語で書かれた
ものもありました。俳句というよりも詩のような感じでした。 藁囲いの
花の合間に俳句をしたためた板 (上右) が沢山あり、これが花をじゃ
ましない程度にそっと立っていて、ひとつの風情になっているとか。
牡丹を眺めながらゆっくりこの献句を読むのもひとつの楽しみです。
花に添えてあった句には、こんな句もありました。

冬牡丹 心の隅に ともしけり

雪除けのワラ囲いの中で、寒さに耐えながらも可憐な花を咲かせて
いるその姿を心に留めて明るく生きよう・・・・・そんな感じでしょうか。

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江戸の風情を今に残す回遊式牡丹庭苑に冬牡丹が苑内に彩り
を添えます。苑内には休憩所が設置されていて、座ったところか
ら眺めるのもいいです。 庭で輝く宝石のような花時が育み、長い
間大切に育てると ・・・・・・ 庭が楽園になります。五重塔を背景
に眺めるぼたんも絵になります。

何度もメモをされている方を見かけました。(上) 花好きの方なの
か、俳句でも詠まれているのか気になったので、声を掛けてみました。
こんな話をして下さいました。生前、母は庭でボタンを育てていました
が、父が亡くなった年に花が咲かなくなり、非常に悲しんだそうです。
ご近所の方に 「お父さんが天国に持って言っちゃったのよ」。と言わ
れ、少し元気が出たようです。母のボタンの最後の花は、母の手に
より押し花にされ、額に入れて私の元にあります。去年ふと思い立ち、
ボタンの鉢植えに挑戦することにしました。それで牡丹の種類を調
べているのだという。ぼたん苑には色んな方が訪れているのです。

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牡丹を観賞し終わった後は、お休み処でほっと一息。赤い毛氈を
敷いた腰かけには火鉢が置いてあり、手を温める事が出来ます。
(下) 店の前ではボタンの苗木も売っていました。もみだしの熱い
「日本茶」 や 「甘酒」 を飲んで温まりながら、ゆっくりぼたんを眺
める時間はとても心地よく幸せを感じる時です。綺麗なぼたん娘
のお姉さん? に、甘酒を注文したら缶入りだったので、ガッカリ。
以前は160年以上もの歴史を持つ老舗、神田明神鳥居際にある
天野屋さんの甘酒を提供していたんですけどね。残念でした。

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昔、家の庭先に綺麗な花が咲いてたことが何度かありました。「な
んて綺麗な花を咲かせる木だろう」。そう、その時は思うのですが、
気がつくといつの間にか、枯れてなくなってしまっているのです。
何年かたって、春、道を歩いていると、とても美しい花を他の家の
庭先で、何度も見ました。「これが牡丹か」。 と始めて知りました。

牡丹の花は美しいけど、その葉も美しい。「どうして、こんなに自分
の花にあう、色の葉を身にまとえるのだろう。人間は、ちっとも自分
に似合わない洋服を着ても気づかなかったりするのに」。 と思った
のですが、自分の事を言っているように思えてきました。(笑)

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花の殆ど咲かないこの時期に、可憐に咲いて人の心を和ませて
くれる冬ぼたんにも、観賞したいと思う人達の期待に応えるため、
その裏ではさまざまな努力や気遣いがあるようです。いずれに
しても、この時期にぼたんの花を咲かせるためのさまざまな努力
に、敬意を表せざるを得ません。雪ん子のような冬ぼたんが並ぶ。
雪よけの藁囲いに守られて大切に育てられた “冬ぼたん” ・・・。
今、ここに新しい春を迎えます。最後に一句。

   箕傘に 横顔ゆかし 冬牡丹





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